記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

加古川二日酔いライド

さて、大宴会の翌日。
うご〜っと起きだしたのが9:30。
それほど頭が痛いとかそういうのはないが、
深く息をすると咳が出てたまらない感じ。
正直あまり調子がいいとは言えないが、天気もいいし、
あと5月は六甲全縦やら鈴鹿やらで全然距離を走れていない。
今日走らないと継続中の月イチロングも途絶えてしまうので、
ダラダラと準備を始め、11:00に出動。
もう昼前から出るとなると、200kmは厳しいので、
150km程度でどこへ行こうかな。
心肺の具合が酒の影響か非常に不安定なので、本格的なクライムなしで。
ということでずっと平坦コースで加古川を目指すことにする。


11:00出動。
淀川左岸で進む。日差しがすごくてすでに暑い。
いよいよロングシーズンに突入といった感じ。
この暑さに早く体を慣れさせないといけないなあ。
この暑さと、前日の酒の影響で脚も体もず〜んと重い。しんどいなあ。
それでもR2ハイウェイに出て、ペースを上げる。
このラインに入ると、ぱしゃ君との神戸スプリントを思い出すし、
鈴鹿のイメージも残っているしで、しんどいのに1人で40km巡航。
武庫川へのチョイ上りでローディー2人を追い抜き。
西宮〜夙川の区間、自転車レーンができていたが
そのせいで路肩が削られ余計走りづらい感じ。
何も飲まず食わずで出てきてしまったので、喉カラカラ。
どこかで補給しようと思いつつ、足をとめれず。
たくさんのサイクリストをぶち抜き走って1時間45分でメリケンパークを通過。
結局須磨駅のローソンでようやく一息。
ペットボトル2本がぶ飲み。完全脱水症状でした。
気を取り直して須磨海岸沿いを爆走。
右手に見える旗振山やらを眺めているとGWの全縦を思い出すねえ。
相変わらず垂水付近は渋滞気味で、慎重に走って明石海峡をくぐる。


↓快晴の明石海峡大橋


それにしても暑い。眩しい。
涼を求めて山へ行けばよかったなあと思いつつ、後の祭り。
朝霧でR2からR28に入る。明石市街をスルーして、県道718号で西へ進む。
早朝・夜間しか走ったことがないが、昼間でも西向きはそれほど交通量がない。
微妙にアップダウンをこなしながら加古川を目指すが、明石から意外と遠い。
完全にダレダレで進み、別府交差点で右折。県道129号に入る。
R250、旧R2、R2加古川バイパスと大通りと交差して、そのまま北上する。
もう、お腹もぺこぺこ、喉もカラカラでヘタり寸前で、
今日のお目当ての店「ロッキー」に到着。家からジャスト80km。
この暑い日に、しかも二日酔い明けでもたれた胃袋で、
わざわざ加古川かつめしです。
内心ではああ、喉越しのいい冷たいもんがええなあ…
とりあえず、かつめしビーフを注文。
なかなかボリューミーで食べ応えあります。
いつも貧乏くさく、カツのソースで飯を汚しながら食べている身としては
初めからたっぷり飯にソースがかかっていて贅沢です。
腹が減っていることもあり、がつがつ食べてごちそうさま〜。


↓ロッキー


加古川かつめし(800円)


リスタート後、ただかつめし食って帰るのも面白くないので
もう少し遠くまで足をのばします。
そのまま県道383号を4kmほど北上し、加古川にぶつかる。
しばらくすると川に大きな堰が見えてきます。
なかなか立派な加古川大堰です。
ここはダムでもないのに、ダムカードを発行しているので
公園内にある事務所でゲット。
ここダムカード作るんなら、ぜひ我が地元の毛馬閘門も作ってほしいなあ。


加古川大堰


↓愛車とともに


さて、ここからほどなく行くとJR厄神駅があります。
2008年に廃線となった三木鉄道の西の起点駅だったところです。
三木鉄道は三木〜厄神間の6.6kmほどと日本一営業距離が短い3セクでした。
この冬に西脇ラーメンを食べに行ったときに偶然発見した廃線跡が気になってたので、
すぐそこだし、たどってみることにします。
加古川の土手道を下りて厄神駅へ。とても寂しい感じの駅です。
川と反対側の橋にフェンスで閉鎖されたホームがあり、そこが三木鉄道だったところ。
残念ながらレールも枕木もすべて撤去され、
錆びた敷石だけがかろうじて、そこが線路だったことを物語っています。
のんびりと廃線跡と並走する田んぼ道を走ります。
たまにはスピードを忘れてのんびり走りたいものです。
この田んぼ道は線路と必ずしも並走しているわけではなく、
あっちこっち曲がったり、線路を見失いながら、進む。
そのうち県道20号とほぼ並走となり、時々撮影のために線路側へ折れたりしながら
終点、三木鉄道記念公園に到達する。
天気も相まって非常にのんびりした時間を過ごせました。


厄神駅からスタート


↓鉄橋が撤去されています


廃線跡


↓使われなくなった駅舎で一息


廃線跡


↓終点の三木鉄道記念公園


さて、この時点ですでに16時です。
2日連続晩ご飯を一緒にできないと家族から総スカンなので急いで帰ります。
本当は六甲越えで軽くヒルクライムでもと思っていたが、
酒の影響で心肺の脈がずっとおかしい上に、この暑さ。
時間を惜しんで水分補給を怠ったのも相まって、ものすごく気分も悪い。
そして例の咳。深く息をすると咳が止まらず、どうしても浅い呼吸になる。
無理に強度を上げるとちょっとマズイ感じなので、おとなしく板宿で下りるルート。
県道22号で神戸電鉄と並走しながら南東方面へ。
この辺はマイカー命のニュータウンエリアで、ロードサイドショップも多いので
非常に車が多く難儀。路肩も十分とはいえずストレスがたまる。
押部谷くらいからようやく交通量が減る。意外とアップダウンがあるのだが
ちょっとの上りでも心肺がはねてちょっとよくない。
こんなしょーもないところで心臓発作で死にたくないので
状態がおさまるまで思いっきりペースを落とす。
木幡から8%程度のちょっとした上りがあり、ごまかしごまかし上る。
木見峠までどうにか上り切り、こんどは布施畑まで一気のダウンヒル
再び白川台まで上り返すが、やはり心肺の具合が良くない。
いつもなら一回しんどいピークが来て、そこから回復するのだが
やはり酒の影響だろうか。今日はもう無理しない。
そこから急で狭小な道を板宿までダウンヒル
渋滞を起こさないように前の車にベタつきで下るが、
テクニカルなカーブの連続で、路面も変にマンホールが出張ってて難しい。
板宿からは山手幹線をゆく。
湊川で、珍しく開いていたので人工衛星饅頭いっとく。
熱っ熱で思わず火傷しかけたがうまかった。


湊川名物の人工衛星饅頭


↓普通の人工衛星饅頭です


三宮駅の北側から春日野道ガード下を通って、大石川でR2に合流。
呼吸がおもわしくないので、脚に頼って重いギアをゴリゴリ。
途中クロスバイク2台にチャチャ入れられたので、
住吉川の上り35km〜下り50kmで引きちぎる。
あとはもう33とか4とか無理せずに2国をしばいて19:45帰宅。
結局心肺の乱れと不調が丸一日収まることがなく、ちょっとお疲れ。
本日の教訓。深酒の次の日は無理してロングへ行かないほうがよい。


走行距離: 162.83km
TOTAL: 3737.02km