記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

門司・下関出張

先週は国鉄さん主催のプレスツアーに参加。
ツアーの趣旨としては某人気アニメと連動して
ケータイやスマホを使って謎解きをしながら観光名所を回るというものだったのだが、
次回の自分の担当する媒体のメインエリアだったのでその取材を兼ねての参加。


1日目は門司港レトロエリア。
明治・大正期に国際港として栄えた当時の建物が随所に残り、
レトロチックな街並みが残るエリア。
そのなかでも一番有名な門司港駅の駅舎は、
今年の9月から6年間かけての改修工事に入るらしくしばらく見納めです。
お昼は旧三井倶楽部でハヤシライスランチ。
バナナのたたき売り発祥の地ということで、バナナフライが乗っていてこのフライが超うまかった。


↓JR門司港駅(一応、終着駅)


↓旧大阪商船


↓三井倶楽部で林ライスランチ


ランチで1時間休憩の間に、自分だけ抜け出して独自取材に駆け回る。
新スポットとして港町の倉庫ビルの空きスペースを利用して
おしゃれな雑貨やカフェが集まっているところを取材。
こちらでいうと神戸の栄町辺りの感じ。
取って返して集合し、観光トロッコ列車に試乗。海風がいいね。
他にも鉄道記念館などにも寄る。
ツアーが結構のんびりペースで休憩時間も多かったので、
他の参加者が休憩しているすきをついて
重い機材を抱えてノンストップの取材したおかげで
門司港エリアの主要スポットはほぼ完コピ制覇。
移動はほとんどダッシュでした。
真夏の照り返しのせいで体力ゲロゲロ。こんなキツイのは久々だ。


↓今注目のオシャレスポット新海運ビル


↓観光列車「潮風号」


九州鉄道記念館駅(一応、終着駅)


バナナの叩き売り発祥の地


門司港レトロ展望室(黒川紀章作)


門司港エリアを一望


夕方に連絡船で下関にわたり、長府で一泊。
夕食は情報連絡会と称した飲み歓迎会。
名物のフグをはじめ至れり尽くせり。
自分は翌朝早朝からまた抜け出して単独取材なので二次会で失礼する。


↓晩は豪華な会席


↓地酒、ひれ酒、白子酒


さて、前日のハード歩き取材+飲みですっかり消耗気味だが、
せっかく現地に来たチャンスを逃すまじ、仕事せなということで、
4時起きで取材に出る。
今回のツアーで回らないエリアを朝の集合までに回っておく。
まずは始発バスで壇ノ浦の戦があったみもすそ川まで、
そこから本州と九州をつなぐ海底トンネルを試歩。
県境ではお決まりの写真を取る。
780mと結構長く、同じ人道トンネルでも安治川トンネルとはやはり違う。
地元の人には雨でも利用できるランニングコースになっているようで
朝から多くのランナーが行ったり来たりしてた。
意外だったのがここにR2のおにぎりがあったこと。
てっきり終点は下関でR9とぶつかるとことばかり思っていたが、実は九州の門司まであった。
一応トンネルは福岡側までちゃんと行って関門橋撮ってから戻る。


↓周防灘の日の出


義経の八艘飛び


関門トンネル人道


↓一応R2のおにぎりあり。R2の終点って下関じゃなくて門司なのねん。


↓お決まりの県またぎ


↓めかり側から関門橋


人道トンネルを取り終えて、バスでホテル方面へ戻るが、
あえて行きすぎて、長府城下町をパパパっと撮る。
ほとんど弾丸取材でダッシュで朝から汗だく。
あっという間に時間が過ぎて、ホテルに戻ったのが集合30分前。
腹ペコなので大急ぎで朝飯の会場へ行って、バイキング3回お代わり。


↓長府城下町


2日目のツアーは同じ内容で下関。
火の山に上ったり、平家ゆかりのスポットを回っているすきに、
こちらでも抜け出して近代建築群を撮りまくる。
昼はカモンワーフでふぐ三昧。
昼後は巌流島にわたる。
この日は台風の影響か年に数回しかない大波で、結構揺れた。
このところ取材で悪条件での船がお決まりになってきた。
あとは海響館やら海峡ゆめタワーやら主要スポットを制覇。
この日もひたすら動き回って走り回って超疲れたぞい。
おかげで本来のツアー分の3倍の取材成果を持ち帰ることができた。


安徳天皇を祀っている赤間神社


↓旧秋田商会ビル


↓昼もふく三昧


↓巌流島の決闘


海峡ゆめタワーから巌流島を望む


海響館


どことなく門司は元町、下関は明石に通じるものがあって、
とても面白くてよい町だった。