記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

なんちゃってキャノンボール リターンズ③ 名古屋⇒大阪

さあ、ブログ版もオーラスに向けていくぞい!


名古屋市の中島に到達したのが24時。
そこから王将で1時間半もダラダラ。睡魔がもうのっぴきならないのだ。
脂っこい食事に胸やけを起こしつつも、
とにかくエネルギーになるものはできるだけ腹にためたのでリスタートする。
外に出ると相当に寒く、身震いがする。しかし前進する以外に選択肢はない。
着込めるもをはすべて着こみ、序盤から暖をとるために上げ気味でリスタート。
道幅の大きな道をひたすら西進。
交通量はほとんどないのだが、三重・愛知西部は一昔前のヤンキーが多く、
暴走車や、爆音のバイクが時折出没する。
そいつらがちょいちょい、ちょっかいだしてきて、
真横でわざと爆音を鳴らしたり幅寄せしてきたり。
そいつらを取り締まるためかパトカーも多い。
平野部なので基本ド平坦なのだが、川の数が多く、
庄内川・新川・戸田川・福田川・蟹江川・日光川・善太川…
とまあ、そのたびに鈍いアップダウン。
ただ、あれほど苦しめられた風もうそのように止んでいる。
黙々と32kmペースで弥富を通過。
そうして、時刻は深夜1:30。木曽川を渡る尾張大橋に到達。
ここは歩道を渡るのだが、真っ暗の中に釣り人がうごめいているので慎重に進む。
そして橋の中間でいよいよ愛知県を脱出。ようやく近畿圏へと帰ってきた。


↓さらば愛知


木曽川を渡り、長島を通過するが、こんな時間でも大型車が時折爆音を上げて走り去る。
揖斐・長良川を伊勢大橋で渡るが、橋の継ぎ目ごとにバウンドがあって超走りにくい。
三重に入ると寒さが一段と厳しく感じる。
桑名のところは道幅が広いのだが、その先、員弁川を渡ると道幅はぐぐっと狭くなる。
風はわずかに追い風基調。後続の具合に気を使いながら、35kmペースで積極的に上げていく。
この区間は狭小なのに交通量がすさまじく毎度通るたびに辟易するのだが、
さすがにこの時間はほとんど交通量がない。
それにしても淡々とし過ぎていて、疲弊しきった体やマインドには堪える。
明らかに集中力が衰え始めている。
四日市には3時前に到達。あまりに寒いのとボトルが空っぽになってしまったのでコンビニへ。
ちょうどタイミング良くミニストップ発見!これで室内で休憩できる!
温かい室内で待機しているといつの間にやら眠気に襲われてしまう。
5分と決めて目をつむり、わずかに回復したらリスタート。
ここからはもう気力との勝負。油断したらいつでも落ちれる。


リスタートして、近鉄名古屋線を高架でまたぐ。
しばらく進んで、大治田一で右折してR1トレース。
この辺りから一気に周囲の明かりが減って、暗くなっていく。
内部橋を越えると、采女の丘越えで上り開始。
大した距離でも難易度でもないのだが、
ちょっとしたアップダウンがイチイチ全身に鞭を打つ。
ああ、俺疲れてんな〜と、現実を突きつけられて打ちのめされる感じ。
それにしても四日市を過ぎ、亀山までのバイパス気味のR1は、
こんな真夜中でも大型のトレーラーの巣。
2車線あるのに、遠慮も配慮もばんばん真横をかすめるのでたまったもんじゃない。
中にはフラフラ走っているトラックもいるし、相当怖い。
鈴鹿川の沿岸に出る辺りまでは真っ暗の中アップダウンのボディーブロー。
それにしてもなんちゅう寒さ…顔が冷気でへばりつきそうだ…
しかし、全く気が抜けない。
時折、3台4台のトラックがまるでバトルをしながら走ってるように団子でやってくる。
半分キレ気味にヤメレヤメレ!と叫びながら進む。本当はもう泣きたい気分。
川合町でR1をはずれ、県道28号へと逃げ込み、交通量が減り、ちょっと落ち着く。
しかし山間にさしかかり、なお一層寒さが厳しくなる。
足もとで冷気が渦巻いて全てをさらっていきそうな感じ。
マヒャド
亀山駅の周辺でも鈍いアップダウンがあるのだが、
鈴鹿山脈から吹き下ろす風なのか再びアゲインストの風が強く、全く推進力を得られない。
そのまま進んで、亀八食堂のところの公衆トイレで用を足し、
その裏のマンションのところで、JRをまたいでさらに裏道に入って、亀山ICを回避し、
鈴鹿川沿いの道を進む。
小野川との分岐辺りで、R1に復帰する。相変わらず大型車が頻繁に往来している。
こんな夜中に何故なんだ…
4:00前に関駅へ到達。
ひとまずここで突撃する前に休憩をはさむため、駅舎内へ避難。
ちょっと一旦冷静になって、今後のスケジュールを考えようではないか。


日の出はまだ来ない。来る気配すらない。
あまりに寒く、ここから山岳地帯へと突っ込むことに躊躇する。
そして最大の障害は、R25未舗装区間を真っ暗闇で通過することだ。
あそこを夜明け前に通過するのはかなりのリスクを冒すことになる。
あそこで何かトラブルに遭って、立ち往生してしまったら、
ここ以上の極寒の中で遭難しかねない。
とりあえず時間調整をして周囲が明るくなるまでは関で足止めです。
20分ほど駅舎の中にいたのだが、寒くて寒くてどうしようもない。
眠気マックスなのだが、寒さでウトウトすることも叶わず、憔悴していく。
どうしたものか、どうせなら少し市街地の方へバックしようと、
軽く下ったら…困った時のミニストップ発見!
慌てて飛び込み、ひとまず補給も兼ねて温かいどん兵衛やらを買い込み、
イートインで食べる。
室内にいて温かいものを腹に入れたのに、冷えは一向に収まらないので
貼るカイロを買って、腹と背中の2か所に張り、着こめるだけ着込んで
頭からテーブルに突っ伏して寝る。
気付いたら5:30頃まで気を失っていた。
隣を見ると、地元のおっちゃんが缶コーヒーを飲みながら、
どないしたんやと話しかけてくるので、
今東京から走ってきて、夜明けを待ってるんですと説明すると、
今日の日の出は7:00前やでと言われ愕然。
おいおい、あと1時間半もこんなとこで待ってられない。
そこであうさんが越えて行った鈴鹿峠ルートで先を急ぐことにする。
ルート変更のせいで15kmほど遠回りになってしまうが、
この先本格的な上りがないルートなのでありがたいし、
京都からは車との神経戦にわずらわされることなく、
淀川CRでダラダラ帰れるというのは、ありがたい。
しかし旧R25が駄目ならR1でと、そんな簡単な発想すら浮かばないとは
正直、激しく消耗しております。


5:30にリスタート。
R1に出ると、さっきよりもにわかに交通量が増えている感じ。
こんなことなら、休憩を最小で済ませて、少しでも早い時間に抜けた方がよかったか。
R25との分岐を過ぎ、市瀬のトラックターミナルを過ぎると上りが始まります。
それにしても、馬鹿みたいにスピードを出して上がっていく車ばかりで怖い。
神経が過敏になっているのもあるが、
勾配がそこそこあって車が苦しそうにエンジン音を鳴らしていて、
それがこだましているので、その音響効果もあるのか。
とりあえず、路肩のキワキワをじっくり身を縮めながら進む。
途中、旧街道への標識があり、そちらへエスケープしたかったが、
道がやけに細く、まだまだ見通しの効かない暗闇の中で迷ってしまったら終わりなので
ひきつづきR1をゆく。淡々と集中して無心で上る。
そのうち、信号が登場し、その先から上り車線と下り車線が分離し、2車線に広がる。
そこからじわじわと嫌な感じで斜度が上がる。
感じ的には、甲寿橋から盤滝までのような堪える上り。
対向の上り線よりも自分が走っている下り線方が高い位置で峠を越える様子。
それにしてもである。下から猛烈な唸りを上げて、
何度も何度もデカイ車が真横をすり抜けて行く。
身を守る場所もなく、恐怖におびえながら、ただひたすらに身を削って高度を上げる。
上を見上げると空は徐々に明るくなってきたようだが、
山が深く明るさがここまで届くのにはまだ随分時間がかかるだろう。
前方の山肌を行く道がすぅっと上っていくのが見える。
あそこまであだまだ果てしないが、いったいピークはどこなんだろうか。
体力が失われるまでに果たして峠を越えられるのだろうか。
絶望を感じながらとにかく進むしかない。
しかし、同じ厳しい条件であうさんは、この峠を確かに越えて行ったのだ。
その事実が自分の背中をしっかりと押してくれる。
この峠さえ越えたら、あとはもう平坦だ。ここが正念場と気を引き締める。
坂下の集落への分岐のところで大きく右へと道はカーブし、斜度をわずかに上げていく。
もう自分の荒い息の音だけしか耳に入ってこない様な限界ぎりぎりの状況で、
脚だけが機械的に回っている。速度にしたら10kmも出ていなかっただろう。
それでも少しずつ前へ、上へと歩みを続け、6:00、
ようやくピークの鈴鹿トンネルに到達。
達成感も何も感じる余裕はなかった。だが難所を越えたという少しの安心感と、
一刻も早く下山したいという気持ちだけ。
それにしても鈴鹿峠は大した上りじゃないというイメージだったが、
それは滋賀側からのことで、何気に勾配がきついところの連続だった。
R25分岐からピークまでは約8kmなのだが、もっともっと長く果てしなく感じられ、
標高でいえばたかだか375mなのに、箱根越えよりもどえらい疲れた。
それだけもう手持ちの体力がないという証拠だろう。
今回のライド、一番心が折れたのがこの8kmの上りだった。
まあ、例え折れたとして、自力で走りきらないとどうしようもない区間なのだが。


↓命からがら鈴鹿トンネル到達


長いトンネルを全力疾走で滋賀側へ抜けると、そこは雪国かと思えるような強烈な寒さ!
峠付近の電光版の表示は氷点下1℃!
これはもう泣くに泣けない寒さである。
しかもここから長い長い下りが始まる。
路面は軽く白んでいるんで、凍結の恐れがあり、必死でブレーキにしがみつきながら、
速度を殺して下っていく。顔に当たる風の冷たさはもはや凶器に近い。
耳が鋭い刃物で切りつけられているかのようだ。
新名神を越えたあたりから少しアップダウンがでてくる。
周囲の田畑には霜がびっしりとついて一面白い世界。
吐く息もモクモクと白くなり、それと同時に魂が抜けていっているような感覚。
ただひたすら寒さと疲労に耐えながら進む。
空は随分と明るく、雲ひとつない快晴。
それでも進行方向にある琵琶湖から吹きあがってくる強烈な風のおかげで、
気温が上がっているようには感じられない。
ひたすら姿勢を固定して下り続けてきたせいで、体中が痛く、カチコチ、ピキピキ。
交通量はほとんどなく、のどかな里山の間をゆく幹線道路をひた走る。
あまりの単調さに、強烈な眠気が体中を駆け巡る。
大野西で市街地方面ではなく、一見するとバイパスのようになったR1へと進む。
そこからはさらに退屈で、もう瞼を持ち上げる元気すらなく、フラフラとなる。
あまりの寒さと眠気、疲労で発狂しそうな状況。
一刻も早く体を休ませないと死んでしまう。
わずかに残った体力と執念と根性を全部つぎ込んで、眠気に抗って、ペダルを回す。
そうしてR307とお合流する地点でマクドを発見し、なりふり構わずになだれ込む。
とにかく温かいものを注文し、それを補給しながら、
みなにメールを打っている途中で気絶してしまった…


鈴鹿峠は氷点下1℃!


↓湖南の山々がキレイ


気付いたら40分ほど経過していて8:00前になっていた。
文章途中のまま送信ボタンだけは押してたみたいで、メールを確認したら、
みなから色々とメールが入っている。
どうやらメンバーのみんながお迎えに来てくれるようで、
その話が気絶中に進行していた。
ひとまずは、京都からしおアニキがお迎えに来てくれるとのこと。
ちょっと疲労困憊で、正常にスケジューリングができないのだが、
とりあえず草津近江大橋⇒大津と進むので、そのどこかで落ち合うようにと連絡する。
あうさんはすでに寝屋川!おお、あと少し!
うれしいニュースに元気がわき、ようしこっちもがんばるぞと、大急ぎで支度をしてリスタート。
40分寝たおかげで、多少体力も回復したし、アニキを待たせるのもいかんと思って、
リスタート後はギンギンに回して40kmオーバーで爆走。
とりあえず25km先の草津を目指す。
朝国で旧R1へと入り、交通量の多くなった国道を集中してペースを上げて行く。
路肩が狭く、軽く土っぽいものが乗っているのだが、かまわず突っ走る。
名神をくぐる辺りからは交通量はさらに増え、軽く渋滞気味。
前の車のスリップに入って、流れに乗ってペースを維持。
手原でR8と合流し、大動脈となって路肩を疾走。
草津駅に到着したのが8:45でした。
水口〜草津の25kmはこのライドでの最速区間だったと思います。
草津駅のロータリーではアニキの姿が見えず。
マシンを担いで連絡橋を渡り、反対側へ行ってみるがこちらにもいない。
待っていられないので、メールを入れて、次の合流ポイントの近江大橋へと急ぎます。
裏道を伝い、川沿いに出て県道18号に出る。
交通量が多い大通りをひたすら飛ばして、すぐに近江大橋に到達。
ちょうどこの橋の上で、目標だった年間1万kmを達成!
確かにアニキの言う通り、目標達成にはぴったりでしたね。
前日とは打って変わってすがすがしい日本晴れで、いとうれし。


近江大橋!年間1万km突破!


さて、よろこびもそこそこに、大津港を目指します。
近江大橋を渡りきり、プリンスホテルの脇から湖畔をゆく。
車道を飛ばして9:30浜大津着。
一見するとアニキの姿が見えない。
ミシガンが止まっているので記念に1枚撮っておく。
するとアニキからメールが入ってきて、駅の交差点前にいるとのこと。
そちらへと移動して、アニキと合流します。
ボロボロの状態で2夜駆けてきて、知っている顔に会えるのは心底安心します。
ここまで強度高めで走ってきたので小腹が減り、すぐ横のファミマで補給。
そこで、初めて事の発端を伝える。
全てはアニキのドSコメントから始まったんですよと言うと、
んなアホな〜、本気にするかね〜と慌てておりましたが、マジです!


さて他の面々が続々と淀川CRの背割に集結して、
お迎えプレーに参加していただいている様子。
なので、休憩もそこそこに走りだします。
アニキはR1で逢坂越えで行こうかと言うのだが、ここまででかなり消耗していて、
交通量の多いところはシビア過ぎるので、小関越を提案。
自分の誘導でスタート地点へ。自分はもう体力が残っていないのでTTしません。
先行してダラダラ上がっているうちに、
TTを始めたアニキが集落の終わり辺りで抜いていきます。
が老人ホームとの分岐のところで、メーターのトラブルが発生したらしく、
結局TTを中断して、一緒に上ります。距離は短いけど、ラストのわずか部分は結構キツイ。
そのまま山科へと下り、東海道に出るが、狭い生活道は渋滞気味。
ここからは自分の誘導で、あやしいポタルートで山科区を南下する。
アニキは一体どこに連れて行かれるのかと呆れられるが、
今のコンディションで、交通量の多い幹線道路で、アニキのペースで走ったら
絶対売り切れるか、焦って事故るか間違いないので、
あえて自衛の意味も込めて裏道を選択しているのです。
そうこうして、名神にぶつかり、県道35号の鈍い上りをこなす。
アニキは普通に快調に上がっていくが、こちらはもう限界ぎりぎり。
ついて行くのがやっと。パワーがもう出ん。
それでもできるだけ弱音は吐きたくないので必死でついていく。
上りきったら藤森へ下り、京滋バイパス横を進む。
竹田で近鉄にぶつかり、反対側へ渡るポイントを探してしばし迷う。
ようやく地下道を発見しそこをくぐって反対側へ。
城南宮で第2京阪に入る。ようやく帰ってきた実感が沸く。
京セラのところで右折し、桂川CRを目指すが、CRに入ったら自販機がないので、
ちょっと停まってもらって、炭酸ジュースをがぶ飲みする。
喉が渇いて渇いて仕方がない。
すぐにリスタートし、久我橋でCRに入る。
しばらく南下していると、対向からトレインがやってくる。
見ると、kurubiさんを先頭に、ぱしゃ君とhideさん!
11時過ぎ、ようやくメンバーとドッキング成功です。
本当はうめさんも背割りまで来てくれていたようなのだが、時間の都合ですでに帰路に。
(淀川CRでkurubiさんと入れ違い遭遇したらしい)
自分が予想外にペースが遅かったのと、急なルート変更で、
予定時刻を大幅にオーバーしてしまったためです。ごめんなさいです。


合流した地点でしばらく歓談。
kurubiさんからはなぜか京都名物の阿闇梨餅いただきます。甘さが体に沁み渡る〜。
この日の話題はこの日初お目見えだったぱしゃ君のニューマシン。
さすがに存在感大です。みな超ハイスペックに釘付けです。
自分はもう油断しまくって、あまりのポカポカ陽気に気を失いそうです。
しばらくののちリスタートです。
冗談で、千切らんといてくださいよ〜なんて言ってたのに、
みなどんどん30kmオーバーで行ってしまって、冗談抜きで1人置いて行かれる。
おら〜っっ!!迎えに来たんとちゃうんけ〜。(泣笑)
主役をいともあっさり置き去りにするとは、さすが我がチーム。
もう自分は完全に足が止まってしまっていて25kmも出せなくなってしまっている。
みな談笑しながら少しずつペースダウンして待ってくれるのだが、
自分はもう最後尾でhideさんのリアに釘づけになって集中してついていくしかできない。
京滋BPをくぐるところのわずかの上りで、
ぱしゃ君としおアニキがショートショットのスプリントバトル勃発。
やっとんなあ。やっとんなあ。(笑)
そんなこんなでチームからほとんどアシストを得ることのないまま?(笑)、11:30背割。
ここでhideさん・しおアニキとお別れします。
こんなライド日和にわざわざ予定を蹴ってお迎えに来ていただいて恐縮です。
ありがとうございました〜。


↓メンバーのお出迎え


↓教官からご褒美に阿闇梨餅いただく


↓主役を置いて行く鬼集団


ここからは正直記憶があいまいです。
それは記事を書くまでに間が開いたからではなく、
当時あまりに疲れ切ってしまってもうただペダルを漕ぐ以外、
体が全く働いてなかったからです。
御幸橋までのスパルタンな走りのせいで残り僅かの体力も売り切れたのか、とたんに脚が止まる。
この先、枚方までCRを行ったのか府道13号を行ったのか?
覚えていませんが、とにもかくにも枚方へ。
kurubiさんとは関医大前でお別れしました。
前日の山岳練でお疲れのところ、クロスバイクで駆けつけてくれました。
ありがとうございました。
ぱしゃ君と2人になり、淀川CRをひたすらに南下しますが、
そっから先はさらにヘロヘロすぎてほとんど記憶がない。
もうそのまま前に転げ落ちそうなくらい疲労しきっていて、
ぱしゃ君のケツを睨みつけて集中を切らさない、ペダルを回し続ける、ただそれだけ。
ぱしゃ君が何か色々と話しかけてくるのですが、ものすごく遠くにしか声が聞こえない
あとで聞いたら、20kmも出ないくらいで、
ずっと念仏を唱えるようにブツブツと言いながらゾンビのようだったそうです。
途中の車止めで引っかかったまま、抜けだせずにそのまま軽く失神もしてたそう。
そらあ、ヤヴァすぎですな。
で、CRをどうにか走りきり、そこからは自分がリードして梅田新道へ。
13:33にようやく、長かったリターンズ編がゴールです。
いやあ、疲れた。どっぷり疲れましたわ。
最後まで辛抱強くアシストしてくれたぱしゃ君に感謝。
もう御幸橋からは本当にやばかったのよ。
人生でこれだけ肉体からエネルギーを絞り出したことなどない。
完全燃焼です。皆々様ありがとうございました!


↓BMCそろい踏み


ゴールして猛烈に腹が減っていることに気づく。
ぱしゃ君も腹ぺコだというので、打ち上げはお決まりの十八番でぱあっと。
あとで考えたらCRでは深刻なハンガー状態だったのだろう。
焼きそばDXのカルトに牛チャーハンと、盛りだくさんのメニューをかきこむ。
こんなに飯がウマイなんて!ああ最高!
たらふく食べて、ぱしゃ君とお別れし、帰宅すると嫁子は外出中。
シャワーを浴びて、どろっ泥の汗と、染みついた冷えを一気に洗い流す。
シャワーを浴びている時点からもう瞼が重く、一刻も早く眠りにつきたいが、
午前中に無事に完走を果たしたあうさんに到着の報告をいれる。
そして、そのまま数日ぶりのお布団へ…Zzz…


↓焼きそばDXのカルトに、牛チャーハン


ということで、実走から1ヵ月遅れでブログ版も無事完走。
まさか1か月のうちに東京-大阪間を2度もやるとは思いもしなかったが、
やればできるもんだ。
さすがにキャノボ達成するには相当な鍛錬が必要だが、
道のりや、各都市間の距離間なども随分わかってきたし、
少しずつチャレンジしていこうと思う。
なにわともあれ、お疲っした!