記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

日生カキオコライド 詳細編

大変永らくお待たせしました。
参加者がそれぞれにブログ等ですでにリリースされていますが
当ブログはその記憶の残滓を補完するという意味合いで詳細にこだわります。
というか単なる長文です。


今年一発目のロングライドです。
先月のアワ2以来、マトモに走っていないため、何気に不安です。
しかもいつもと違ってソロではなく、大人数なので、
ペース配分やタイムスケジュール管理など純粋に走る以外のところでの仕事が多い。
特に今回、告知に応じて参加を表明していただいた方が2人もいらっしゃる。
事故やトラブルをなくすのはもちろんのことだが、
せっかく来ていただくのだから楽しんでいたけるようにするのもホストとしての役目。
何せ初めての試みなので妙なプレッシャーがありました。


で、前日。早く就寝をしてコンディションを整えておかなければいけないのだが、
年末からの宿題であるチームジャージについて、
何も提出するものがなく手ぶらでというのもサボっているみたいで悪い。
それに、せっかくメンバーが顔をそろえるのだから、
色々と意見やアイデアを聞けるまたとないチャンスを逃すわけにもいかない。
ということで、進めていたデザイン校をせっせと夜なべ。
自前のPCにはイラレも何も入っていないので、
ペイントやらなんやらアナログな手作業で進めるので、まあ、はかどらん。
大体のイメージさえ伝わればいいので、ディテールの出来はこの際無視して、
せっせこと集中して作業。
クールかつインパクトのあるものというメンバーからの要望に応じた(つもり)3案を作成。
気付いたらすでに時刻は3時前…
ああん、今日も眠れないわ〜。
ソロなら途中の休憩で仮眠したり気絶したりできるけど、
今日ばかりはそうはいかんヨ〜。


どうにか眠りに着いたと思ったら、4時に目覚ましが鳴り、
必死のパッチで目を覚まして、とにかく熱いシャワーを浴びて無理やり覚醒させる。
ぱしゃ君にモーニングコールを入れ、それからマシン整備。
今日は正装にしようかどうか迷ったが、色々前へ後ろへ慌ただしくなるだろうから
正装ではなく、前輪だけ小回りのきくイーストンに履き替える。
それから慌てて飛び出て、時間通り4:30にいつもの集合場所へ。
10分ほど遅れてぱしゃ君登場するも、遅くまで飲み倒していたようで、
明らかな寝不足でゲロルシュタイナー
ホンマに大丈夫かいなという感じですが、すでに遅れているので、
すぐにリスタートして、淀川左岸を南下。
R2に入り、そこからびゅんと飛ばして、
他のメンバーとの集合場所である杭瀬のセブイレに5時前に到着。
すると、見慣れないBMCのローディーさんがいらっしゃる。
もしやとお声掛けすると、直前に参戦を表明していただいたゴ−ケンさん。
はじめまして、よろしくお願いします!
ゴーケンさんの愛車はというと、なんとBMCのSLR(2012モデル)ではありませんか!
SLRが2台並ぶというのもなかなか壮観です。
ゴーケンさんは普段は武庫川CRをホームとして六甲ヒルクラや、シクロもされていて、
目標がキャノボ達成ということで、なかなか馬力がありそうです。
今日はシクロ開催日ですが、こちらのライドを選んでいただいたようでうれしいですね。
枚方・守口組はまだ来なさそうなので、談笑しながら朝飯におにぎり2つパクつく。
予定を少し過ぎてようやくトレインが到着します。
直前に電撃参戦を宣言していたアニキも京都からの深夜発でご苦労様です。
これでドルクス坊っちゃんを除いて、古参メンバー集結という珍しい現象。
それから今回真っ先にライド参戦を表明頂いたtrekyさんともはじめましてです。
なかなか年季の入ったアルミTREKでの参戦。
聞けば、中古で手に入れた代物らしくビンテージ感が漂います。
はてさて、少し遅れましたが全員集合しましたので5:30ごろにいよいよスタートです。


↓5:00杭瀬集合


まずここはR2の主に敬意を表してぱしゃ君先頭で進む。
今回は長丁場と言うこともあるしトレインが縦長に展開するので、
ペースを32kmと定めて進んでいきます。
風は微弱。ただとてつもなく朝の底冷えがツライぞ!
武庫川で1℃とは寒すぎる!
軽いギアでクルクルと回して暖を取ります。
この辺はだいたいぱしゃ君・自分・kurubiさんのローテ。
と、普段これだけ大人数で走ることに慣れていないので、
トレインをキープするのがなかなかどうして難しい。
まず信号を抜けるタイミングがわからない!(汗)
ソロや少人数ならここは信号が変わりそうだから一気に上げて抜けるとか、
比較的ダイレクトに判断がつくのだが、
普段と同じような感覚で指示を出すと、
トレインの先頭から3人目くらいまでは何なく信号を突破できても、
後ろ半分は渡りきれずに取り残されてしまう。
先頭付近に固まっているメンツはなかなか後方の具合がわからないので悩まされる。
その対策として、がんばれば全員通過できるタイミングであっても、
とりあえず歩行者信号が点滅をしたら無理せず停止という取り決めにする。
これで随分と問題が解消されたのだが、
小さい交差点だとタイミングを図る歩行者信号がなかったり、
時差信号で歩行者用は赤になっていても車用はしばらく青のままだったり、
リズムが狂わされることも多々あった。
それから先頭と最後尾とのペースバランスがチグハグで、
それをうまく調整する必要にも迫られる。
というのは、信号明けなどで先頭のメンツはいつもの感じで、
ひょいっと加速をしてすぐに32kmまで上げて進むのだが、
後方のメンツは当然それから1テンポ2テンポ遅れてスタートするので、
その間に先頭との差がわずかに生まれ、感覚的に軽くアタックをかけられた状態になる。
そのタイムラグは後ろに行けば行くほど大きくなり、
最後尾にいたっては、常時カウンターアタックをしかけないと行けない状態に陥っている。
最初は先頭に固まっているメンツ、後方で固まっているメンツが固定的で、
そもそも前の人は後ろがそんな状況になっていることに気付かず、
後ろも今日はユルユルロングとちゃうの〜と混乱しているあり様がしばらく続く。
じきに、定位置のシンガリを守るうめさんから、ちょっとペース速いぞと声がかかる。
でも、前を曳く方は32kmをきちっと守っているはずで、
ペースを意図的に上げているわけではないので???の状態。
そんなのが芦屋辺りまで続き、一向に状況が改善されないので、
それでは一度後方の具合を確かめに後ろへ回り、ようやく合点がいく。
要はリスタートの立ち上がりの加速差が問題のようであったので、
先頭はゆっくりと立ち上がって32kmまで達するようにすると随分改善が見られた。
それでもこのタイムラグは完全には解消できない。
先頭を曳くくらい、最後尾はしんどいので、
お初のtrekyさんやゴーケンさんを3番手・4番手あたりの特等席へと誘導。
自分は道案内のために前へ行ったり、後ろの様子をうかがいに下がったり。
今回は集団走行について大いに学ぶべき所がありました。
そうこうしているうちにあっという間にメリケンパーク前を通過。
すでに予定より1時間遅れて7時頃到着です。
そういえば、あのスケジュールは日頃ソロのペースで組んだものだったので
R2を32kmペースで勘定してなかった。(笑)


一応1.5時間走ってきたので休憩を提案してみるが、
休憩は不要とのことだったのでここはスルーして明石を目指します。
JR神戸駅のところで後方から電光石火のローディーがズキュンと通過していきます。
白のシンプルな車体にKYKLOSのスミ文字が静かに主張している。
これはもう確認しなくても誰だかはっきりとわかります。
関西アマチュアロード界最強最速のhaikalaさんです!
一瞬の出来事に全く追いつくことなどかなわないと思いましたが、
たまたま次の大きな信号で追いつきます。
相変わらず纏っているオーラがビンビンでした。
2年前のraphaの朝練の時など、何度かお話をしたこともあったので
(当然覚えていただいてませんでしたけどね)
haikaraさんのキャラがああいう感じと言うのは十分承知しているので、
少しだけ話しかけてみました。
今日は淡イチへ向かう途中だったそうです。
信号明けにがんばってくださいと送りだしたが最後、
あっちゅう間に背中が小さくなっていきました。
いやいや〜朝からスーパースターに出くわすとは。


須磨水族館のところの大通りからは海風が直接当たり少し寒さが増します。
が、徐々に空が白み始めて朝を迎えたので、ここから暖かくなることを期待。
JRをまたいで須磨駅過ぎたスプリント区間で、ガス抜きでスプリント合戦を容認。
ぱしゃ君とkurubiさんのマッチアップでド〜ンと飛んでいく。
出遅れたしおアニキが慌てて後方から飛び出していくが、
ドンピシャのタイミングで赤信号で急ブレーキ。ああ、残念でした〜。
でリスタート後、あにきを先頭にみな一気にペースアップしていく。
自分はシンガリを勤めようとペースを落としうめさんとランデブー。
すると、垂水の小さい信号で2人だけ取り残され、
中段グループとかなり差が開いてしまう。
慌てて、うめさんと交代しながら、がちペースで前方を追います。
が、向こうも4人体制なのでなかなか差がつまらない。
それでも徐々に差を詰めて、背中が視界に捉えられるくらいまでは来たのだが、
4人は少しとまどいを見せつつ、
明石海峡のところのトンネルBPをそのまま直進してしまう!
ああ、そっちじゃない!とうめさんと2人で叫ぶが声は届かず、
仕方がないので再び追走モードに入る。
おそらく先頭でアタック合戦した2人は橋桁のところで待機しているであろうし、
上の側道をゆくと案の定、のんびりと待機している。
例の4人が、いつまでたっても前にいるはずの2人(実際はここで待機している)を追って、
どこまでもペースを上げて進んでしまったら大変なので、
休憩している2人の前を通過しながら、事情を手っ取り早く叫んで、
とにかくうめさんと2人で追う。
途中で自分はタレ、うめさんが引き続きチェイスをして、
結局集団をとらえたのが朝霧駅前でした。ゼエゼエ。
自分がきちっと中段グループを先導してれば問題なかったのに、
思わぬところで信号につかまったのが誤算でした〜。
ああ、早くもトレイン空中分解の危機一髪!(笑)


そんなこんなで思いがけずみな疲労
すでに2時間走りっぱなしなので一旦ブレイクです。8:00前明石到着。
明石駅前のセブイレが潰れていて、仕方なくR2沿いのファミマへ。
ここがやたらめったら最悪な店で、トイレは頑丈なセキュリティ、
店先にゴミ箱がなく補給後に店員へ渡さないといけなかったり、
またその店員のメガネオバハンが全く態度が悪くてふてくされているし…
全然コンビニエンスじゃない店でした。
アニキが開かずのトイレトラップにかかってました。
みながそれぞれに休憩をしている間にイチゴ大福とコーラを入れておく。


20分ほど?ちょっと長めのブレイクを終えてリスタート。
走り始めてすぐ、1人のローディーが前方で堂々と赤信号を無視してつっぱしているので
みなで興ざめ。あんなにあからさまに恥ずかしくないかね。
小久保でR250単独に入り、そこから快走路をひた走る。
バイパスはトレインが縦長で、しかもまだ完全に安定していないこともあって、
原則、側道へ迂回する。といってもうまく信号にかからなければ大したロスはなし。
ここからはしばらく一本道なので久々に後方に回って足休めさせてもらいます。
最後尾の定位置にはわがチーム最後の良心にして最後の砦うめさんが陣取っています。
色々と話しながら進みますが、気管支炎を患っていてちょっと咳が苦しそうです。
特に今日は風が冷たく、走っていると自然と冷えた空気が入ってきて
喉を刺激するので辛そう。自分も喘息持ちなのでしんどさがよくわかります。
そういう時は喉に清涼感与えてやるとマシになるのだが、
うめさんフリスクのようなスーハーするやつが苦手だそう。
それにしても平坦で走りやすいのはいいが、ひたすら単調で面白くない。
R250は何度か利用しているが大抵は夜のうち交通量がない時間帯に、
ハイペースで駆け抜けるタイム稼ぎの区間なのだが、
今日はペースキープで早くも眠気がジワジワ襲ってくる。
お天道様も薄雲に遮られて寒さは相変わらず。
播州大橋で加古川を渡り、高砂西で左折。
曽根の集落を過ぎ、そろそろ本ライド初のちょっとした丘越えの手前で
スルスル〜とhideさんが先頭に躍り出る。上りの前にトップに出るとは流石っす!
で、短い上りにさしかかり、ちょっとカマしたれと軽くアタックするが、
見事に泳がされてしまいました〜ナハハハ〜。
永世橋で市川を渡って、いよいよ姫路市街に突入。
一旦ブレイクが必要ということで、飾磨BPとの合流のところにあるローソンにピットイン。
ローソンの店員さんがハーフの女の子だったのだがこれがけっこうカワイかったっす。
サンドイッチとコーラで補給。
それにしても一旦止まると寒い!どんどん体が冷えます。


リスタート後、交通量の増えてきたR250をひたすら西進。
夢前川を渡ると、道幅が減るのでここはいつも慎重になる。
ずんずん進んで山陽網干のところで揖保川右岸の道へと入る。
ここまではそれほど風を意識していなかったが、
この土手道に入ってから何気にアゲインストで先頭がしんどい。
新しく架けられた新橋のところからいきなりアニキが先頭に出てペースアップを図る。
県道441号をしゃしゃっと進み、どんつき浦部で右折して、県道442号。
一旦鈍い上りをはさんで、竜野側へ下り、そのままのペースでアニキが曳く。
神部小学校までわずかに上って、そこから下りに入ったところで、
アニキがついに本性を現して後続を引き離しにかかる。
と、常にマンマークで警戒していたぱしゃ君が、予想してましたとばかりに、
大外からまくってサイドワインディング開始!
と、その後ろに着いて何とゴーケンさんが追撃!
前方にいた自分とkurubiさんは、いよいよ暴走モード突入かと静観を決め込んで、
後続のトレインに合流する。
案の定その先の、分岐をスルーしかけたので大声で左折と指示。
ゴーケンさんはそれに気づいて停車したが、例のライバル同士はちょっとオーバーラン
それをシカトして(笑)、一行は左折し、旧山陽道の狭い道を進む。
新幹線の高架をくぐって、那波野の住宅街を抜け、県道61号に入る。
いつもガラガラのこの道がやけに渋滞しているので何かと思ったら、
港で地元の消防署団による出初式だったようです。
日生まではもう残り20kmを切っているが、うめさんもちょっと苦しそうだったし
いったん上りセクションに入る前に休憩ということで道の駅あいおい白龍城へ。
ここでもカキオコが売ってて、もうここで食べて帰ろうやとみな冗談半分本気半分。
まあまあ、あともう少ししたら岡山県突入ですぞ。


↓道の駅あいおい白龍城にて


↓まだまだ余裕の面々


↓消防車による放水ショー


リスタート後、工和橋を渡り、相産高校前を通過するとにわかに上り基調となる。
3km弱、緩めの勾配が淡々と続く高取峠越えです。
調子の悪いうめさんと最初からアルパカ宣言のぱしゃ君を残して
上り口から自分を先頭にユルユルペースで上る。
誰かアタックするのかと思いきや誰も前に出てこず、
そのままあっけなくピーク到達。
まあ、鈍い坂で大したコースでもないし、
交通量もそこそこあったのであまりガチャガチャするもんでもないので、
こんなもんでしょう。標高109mですが一応本日のチマコッピです。
ピークには待機所がないので、少し赤穂側へ下って、うめさんとぱしゃ君を待つ。
それほど待たずに2人が下ってきたので、そのままぱしゃ君先頭で一気に千種川まで下る。
土手道は交通量が異常に多くて停滞しているのでその脇を慎重にすり抜ける。
坂越橋を渡り、このままR250では車が面倒なので、
そのまま直進して坂越駅方面へ行き、裏道を伝ってJRをまたぎ、一般道へエスケープ。
播州赤穂駅を通過し、塩屋交番前でR250に復帰。
この迂回路は、交通量もそうだが、若干R250トレースよりショートカットになります。
新田を過ぎると交通量もぐぐっと減る。
天和を過ぎると、ここから県境に2本短い上り。
ぱしゃ君先頭で上りにかかります。
ぱしゃ君、日頃のローラーの成果と、ニューマシンの効果で
このところ目に見えて強くなっていて、けっこういいペースを刻みながら上っていきます。
それも上り口のところで、まるで上りが始まっていないかのように
すう〜っとペースを加速していくものだから、強さをひしひし感じるのです。
彼はいつからクライマーに転向したんでしょう?
最近のすさまじい成長ぶりにこちらも焦りまくりです。
1本目の上りはJR線をまたぐためのものなので大した距離もなく、終了。


さて、問題は2本目です。ここは県境の峠越え。
距離は短いけど途中斜度が急な部分があり、高取峠より手ごわいかも。
自分が先頭で上り口にさしかかる。淡々と行っていたのだが、
後方で何やらトラブルが発生したらしく(誰かがチェーン落ちしたらしい?)、
アニキが後方から上がってきて一旦止まろうかと伝えてくる。
が、まあまあ斜度があり、待機できるスペースもないので、
とりあえず上りきったところで待ってれば1本道だし、安全という判断で、
ついてきている人はそのまま上り続行することにします。
それで納得したアニキが、じゃあということで一気にアタック開始!
おお、そう来たかと、慌ててこちらもカウンターをかけようとしたら、
自分の後ろに着いていたゴーケンさんが、
楽し嬉しそうに切れ味抜群の加速でアニキを追走し、
あっという間にパスしてそのまま遠くなりにけり。
アニキも勝負あったと判断したのか、1人京都からの遠征でセーブしているのか
少しペースが落ち始めたので、ここはチャンスと見て、
ジリジリと差を詰め、気付かれないようにギリギリまでタイミングを図って、
真後ろではなく、少し後方から重いギアでダンシングで加速をつけて、
ギリギリで刺しました。
本当は今日はホストに徹して体力温存しないといけないのだが、
このあとすぐに昼飯休憩なのでこれくらいは疲れても大丈夫でしょう。
ピークには「ようこそ岡山」の碑が立った広場があるので、
後方集団の到着を待ちます。
じきにみなが上がってくるのを激写していきます。
そしてみな無事、岡山県突入♪
みなチャリを始めたころには、自走で岡山へ行くなんてことは
考えてもみなかったことでしょう。
でも来ちゃいましたよ、岡山。
ほんのわずかかもしれませんが、ここは関西圏を離れて、れっきとした中国地方です。
思えば遠くへ来たもんだ〜。


↓welcome岡山!


↓つづいて教官


↓↓さらにhideさん&うめさん


県境で小休止と記念撮影。
hideさんは軽くハンガー気味らしくて、
カキオコを待てずに羊羹を早弁してました。
しばらくして岡山県側の緩い斜面をぱしゃ君先頭で下っていきます。
第1候補の「たまちゃん」は日生の1つ手前の寒川にあって、下りの途中で発見。
が、駐車場からあふれた車が路駐の列をなし、
いかついアメリカンバイクが群れをなし、ざっと数えても3,40人の待ち人…
おお、言ったら悪いがカキ以外に全く何の観光資源もない辺鄙な港町に、
これだけの人があふれかえるとは、カキオコどんだけ人気なん!?
あなどれぬB級グルメパワーということか!恐るべし!
これはもうぱっと見で無理と判断し、一旦停止どころか減速すらせずにスルーです。
昼飯で並んでもこのありさまじゃ晩飯になっちまうですよ。
ということで、ここから3km先、お好み焼き屋が多く集まっている日生港へ向かいます。
みな、すぐにお昼にありつけると思っていたのが予想外の賑わいで空振りだったので
ちょっと気落ちしている感じ。
でもせっかくここまできてカキオコスルーできないでしょう?
といっても、自分、カキ食えませんが何か?
10分ほどで日生港へ到着する。時刻は0:30。
いくつかお好み焼き屋を発見するが、どれもこれも大行列。
いったいどうなってんの?カキオコフィーバー?
なんなら大阪の風月でも食べれまっせ?
あまりの盛況ぶりにこちらがあんぐりしてしまうくらいです。
とりあえず、事前の候補は無視して、比較的空いていそうな店をあたっていく。
1軒目は寿司屋なのにお好み焼きをやっているという、
明らかにブームに乗りました的な店をあたるが、忙しすぎて8人も無理無理と門前払い。
で、その先のプレハブ小屋の店をのぞくと、
おばちゃんが出てきて30分くらい待てば行けそうだというので待つことにする。
とりあえずこいつをキープして、自分はさらにすぐに入れそうなお店がないか斥候に出る。
近場をグルグル徘徊すると、何軒かのお好み焼き屋を発見。
でもほとんどが行列をなしていて、どうしようもない。
結局元の場所へ戻ってみんなで待つことにする。
港町なので吹きすさぶ潮風を浴び、心底凍えながらひたすら待つ。修行かなんかかよ〜。
中には隣のトンカツ屋でええやんという始末だったが、
目の前に止められているランボルギーニフェラーリをやじりながら
どうにか待つこと40分。ようやく中に通される。
風を浴びなくて済むのはいいが、
室内も全然暖房が効いてなくてレインウェア脱げまへんがな…


↓壮観


↓福来


お店の名前は「福来」といって、事前のリサーチではノーマーク。
おばちゃん3人組がやかましく、忙しそうに働いています。
とにかくお好みを焼くのに必死で、新しい客が席についても注文は後回しで、
キリキリ舞いの状態でした。
で、注文ですが、カキ食えないので、当然普通の豚モダン大。(笑)
自分だけかと思ったらなんと8人中3人もカキ食えないという。(大笑)
本当にネタ以外の何物でもないカキオコライドです。
8人分を一斉に焼くので、当然そこからも時間がかかります。
よく見ると、生地を薄く敷いてその上にキャベツをどっさりと盛る広島スタイルのよう。
1枚1枚馬鹿でかいお好みを豪快なコテさばきで焼きあげていきます。
待っている間に、ジャージのデザイン案の打ち出しを広げながら、デザインの相談。
第1稿としてはなかなか好感触な感じで一安心。
またこれを持ち帰って煮詰めることにします。


↓ハラヘッタ…


で、ようやく待ちに待った昼飯がやってきます。
大を注文したのだが、これがまたバカでかい。
比較対象を写真に写りこませるのを忘れたのでわかりにくいけど、
おそらくは普通の倍くらいのサイズ。
卓上のマヨネーズ、七味などをお好みでかけて食べます。
腹減ってるし、アツアツなので、食がどんどん進みます。
ソースが普段使っているのと違って若干辛めのものでした。
とにかくボリューム満点で、隣でhideさんがアワアワしてはりました。
自分も最初はがつがつ食べていましたが、ラストはとにかく詰め込むといった感じで完食。
ごちそうさまでした。


↓豚もだん大(800円)


さて、十二分に腹を満たしリスタートしますが、
kurubiさんがせっかくなら土産を買って帰りたいとのリクエストがあったので、
近くにある五味の市へ。こちらもかなり賑わっていました。
もっと道の駅のような感じかと思ったら、結構マジな市場で
海産物を背負って帰るわけにもいかず、自分は何も買わず。
ここは名物のカキソフトがあるのだが、さすがに寒すぎて誰もトライせず。


↓五味の市


さあ、いよいよ後半戦、帰路に着きます。
リスタート直後は体が冷え切ってどうしようもなかったので
レインウェアを脱がずにそのままでいく。
自分が先導してR250に復帰し、若干アゲインストの中進んでいきます。
たまちゃん通過するくらいから緩く上り始め、
自分のペースが落ち始めた絶妙のタイミングでぱしゃ君が先頭交代してくれる。
これが緩い上りなのだが、ぱしゃ君は何事もないかのようにぐんぐん上がっていく。
ぱしゃ君は上ってようが下ってようが32kmキープと全然融通がきかないんだから(笑い)、
とにかく着いていくのに必死。
それもレインウェアを脱ぎそこなってサウナスーツ状態なので地獄。
右手の池があるところで一旦斜度が緩むが、
そこからどさんこラーメンのあるところまで再び斜度が上がり、
ダンシングを交えてどうにかぱしゃ君のペースに食らいつく。
あいつ、もう、クライマーやな…
上りきったら、わずかの滞在でしたが岡山県を脱出。
一気に下ります。下りきった先に再び鈍い上り。
そこでヘバって少し番手を下げます。
ぱしゃ君が、振り返りながら「ペース大丈夫?遅すぎ?」とか言うので、
hideさんと2人で「ペース速すぎやろ!」と思いっきりツッコミいれる。
その先下って、天和駅前の信号で停車した際に、ようやくレインウェアを脱いで
酷暑から解放される。
レインウェアは山用でかさ張るので、収納するのに手間取るので、
あとで追いつくから先に行っててと告げる。
30秒ほど遅れてリスタートしたときにはすでにトレインは豆粒のように見える。
慌ててリスタートして、トップスピードで追走を開始するが、
向かい風もあってなかなか追いつけずに焦る!
結局、集団が新田の信号で停車して追いつくまで3km、
40kmオーバーのフルスプリントの1人芝居で悶絶。
ゼエゼエ、疲れたゼ。


集団に取りつき、しばらくは後方で体力回復に努める。
が、すぐに裏道への分岐なので頃合いを見て前方へ上がり、塩屋交番前で左折する。
R250はこの先JRをくぐると、ヘアピンぎみに左折しないといけないのだが
あそこが煩わしいし、裏道の方が距離も短く、何より交通量が圧倒的に少ない。
まあそうすることで、がっつり播州赤穂スルーすることになるのだが。
一度赤穂目的で来るものありっちゃありです。
例えば「さくらぐみ」のピザとかいいなあ。
裏道に入ると、向かい風がいっそう強まる。
kurubiさんが先頭を交代してくれて東進する。
小さな信号のある交差点で右折し、JRをまたいだら、坂越橋に出る。
相変わらずR250はこの一帯渋滞気味。


帰りは行きと違うルートの方が楽しいと思って、
このままR250で高取峠は越えず、坂越港〜相生湾をなぞる海岸ルートにします。
坂越三差路でR250に再び別れを告げて右折し、趣のある坂越宿へ。
宿場らしく、路面もアスファルトではなく、kurubiさんいわくパヴェ状の道をのんびりと。
ほんのわずかだけ上って、下っていくとすぐに坂越港の海の風景に出る。
こちらを走る県道458号はほとんど交通量がない。
自分が先導して、のんびりと海岸線のフラットな道を走行します。
途中、この辺でもカキの直売所があり、そこも賑わっていました。
日本人、どんだけカキ好きなんす?
市場を過ぎると、前方に岬が壁のように立ちはだかってくる。
この先、距離は短いが激坂があるので、それに備えてペースを少し落としたら、
ぱしゃ君が先頭代わるわ〜と前に出る。
ああ、知らんで〜と思いつつ、ペースが上がったのでついていく。
で、直後に左折したら、いきなり壁のような上り登場で、
ぱしゃ君が心折れたように「ああああ〜@%&)〜」と大絶叫して大失速(笑)
この日一番の笑いをとってましたね〜。
で、そんなぱしゃ君を尻目に、山岳賞争いで、アニキがアタック!
その後ろからゴーケンさん、hideさんが追走という形。みんな元気だ!
自分とアウター縛りのkurubiさんはここでも冷静に後方からジワリジワリあがります。
1kmもありませんが、いい余興になりました。


そこから山肌に沿って、相生湾をなぞっていきます。
わずかにアップダウンのある細い道を進んでいくと、
真横にド迫力の発電所が姿を現します。
これだけ間近で見れるところはそうないので、工場萌えなローディーにはオススメ。
日の浦トンネルを抜けると、白い橋がかかっていて、眼下に広大なIHIの敷地。
このコース、道幅が狭く見通しが悪いのは難点だが、
適度なアップダウンもあり、静かで景色もよいコースです。
アニキも、このコースええなあと言っておりました。
そんなこんなで、往路よりもわずかに距離のある寄り道も終了。
相産高前でR250に復帰します。
まだ日生から15km程度しか走っておらず、
みな元気な様子なのでペーロン城では休憩をいれず先へ急ぎます。
何せ、雨雲が迫っているので。


いったんR250へは復帰しましたが、ここからも往路とは違うコースアレンジで帰ります。
往路はR2方面、竜野側へ迂回するルートを取りましたが、帰路は、
播磨灘を望みながら、ワインディングロードを進むR250ルートで行きます。
ポート公園前では左折をせず、そのまま直進します。
kurubiさん先頭で、今しがた北上してきた相生湾を、今度は南下していく。
対岸にはさっき走ってきた道程が望めます。
平坦な道をひたすら突き進んでいく。
下水処理センターの手前にある信号で、kurubiさんが「下がりまーす」とペースを落とし、
ぱしゃ君とhideさんが前へ上がっていく。
自分もちょっと疲れたのでkurubiさんと一緒に後方へ下がろうとペースを落として
抜いてもらおうとしたのだが、トレインの方も減速をしてお見合いとなり、
その間に、先行する2人がはるか前方へ抜け出る形となってしまう。
前方ではぱしゃ君は後方と差が開いたことに全く気付いていない様子で、
結構な間隔があいてしまい、こりゃいかんわと、後ろへ回るのをやめて、
先頭を取り返して向かい風の中曳きます。
3kmほどかかってようやく追いついたころにはもうお疲れモードで、
お役御免で中段に混ぜてもらいます。
そして、ここからいよいよコースはアップダウンの応酬へと入っていきます。
1本目、紅葉岬の上りからぱしゃ君の強力な曳きが展開されます。
本人いわく5%までなら全然平気らしく、それ以上だとアルパカに変身してしまうらしい。
そこまではどうにかトレインも隊列を乱さずについていく。
そこから一旦下りが入り、2本目、赤松鼻のところで、
スルスル〜っと赤い彗星が本領を発揮します。アニキです!
その動きに当然ぱしゃ君が反応し、追い上げを図ります。
それに連鎖して、hideさん、ゴ−ケンさんも追走開始!
全面バトル勃発です。
まあ次の休憩ポイントである「道の駅みつ」までは一本道で迷いようがないし、
ここは元から山岳スプリント区間として設定していたのでOKです。
自分はやはり今回はホスト役に徹せねばならんので自重。
というよりさっきの無駄な追い上げが脚に来てたんだけどね。
後ろにいるkurubiさんは「みんな元気やなあ、あと100kmあんねんで〜」っと半ば呆れ顔。
trekyさん、うめさんと4人体制で淡々と進みながら前方の様子をうかがっていると、
ぱしゃ君が叫び声をあげながら大失速してるし!(笑)
そこで一旦仕切り直しとなって、一旦トレインは1つに合流。
一緒に下りへと入る。大浦の集落をぐるっと右になぞりながら、
ラスト3本目、弁天が鼻の上りで、また誰かがアタックをかけた模様で、
先頭の4人のペースが一気に上がる。
もう好きにしておしまいと、後方集団はペースを維持し、
休憩ポイント手前5kmでついにトレインが2分されます。サヨウナラ〜。
それでも別に後ろの集団のペースがことさら遅い訳ではなく、
それなりに上げて進みますが、もう前方の様子は見えず。
で、無事に道の駅みつに到着したのが、16時ごろ。
先頭集団も無事に到着しておりました。
日生からの折り返し区間は意外と強度の高いものとなりました。


で、しばし休憩です。
自分たち以外にもたくさんロ-ディーさんが出入りしていて、
播磨エリアの定番の休憩スポットなのでしょう。
とりあえず少し疲れが見えていたので、自分は手持ちのM&Mをほおばり、ドリンクで流す。
この道の駅は岸壁の上に建てられているので、
晴れていれば穏やかな瀬戸内海が眼前に広がり、
遠くに家島・坊勢島などが見えるはずなのだが、
今日は1日中どんよりとしたお天気で、かすんでしまっている。
しばし思い思いに休憩ののち、せっかくなので記念撮影をしましょうということで移動。
休憩中にこそっとロケハンをして、大階段から俯瞰ショットにすれば、
全員が入ってなおかつ海が写り込むとわかったのでそちらへ。
観光客の方がシャッターを押してくれるというのでお願いする。
それからセルフでもう1枚。カキオコTのシルエットはこの時の写真です。
写真で気付いたのですが、kurubiさんが意外に背が高い!
記念撮影を終わって、みなシクロ状態でチャリを担ぎあげてリスタートしたのが16:30。


↓BMC3兄弟


↓男前集団


↓なぜかシクロ状態(笑)


リスタートして最初の1kmは先ほどのような海岸線のアップダウンを行く。
岩見で一気に下ると、海岸線とはサヨウナラして、徐々に市街地へと入っていく。
ド平坦の道をぱしゃ君先頭でひたひたと東進。
川を3つ渡り、網干で往路のルートに戻ってきました。
あとはもう同じ道で進みます。
網干からは交通量がぐぐっと増えるので気を使いながら、淡々と進んでいきます。
夢前川にかかる汐見橋の下りででっかい穴ぼこにはまって危うく落車するとこだった(汗)
イオンモールのところで、しおアニキとお別れします。
さすがに京都まで自走だと往復400kmになってしまうし、
この後の天気を考えると終盤雨になってしまうので。
お疲れ様でございました〜。電車でゆっくり祝杯をあげてくださいまし〜。


アニキと別れて、一行は大阪を目指してひた進みます。
中島2丁目で旧道へ左折し、永世橋を渡る。
kurubiさん、自分、ぱしゃ君をメインに先頭を交代して淡々と。
高坪山の上りも一定ペースを刻みながら越える。
その先の踏切で、1人のローディーと遭遇。
なにやらこちらを警戒して、バックミラーでチラチラと間合いを測って、
かなりのケイデンスで逃げを打っている模様。
それをぱしゃ君が見逃すはずもないのだが、
今日は冷静にトレインのペース重視に徹しているので、差は徐々にしか詰まらない。
大塩の先で自分が先頭に出て、一瞬ペースを上げて一気に追いつき、真後ろにベタつき。
普段ならプッチンプリンにしてしまうところだが、今日はそこまでにしておきます。
曽根で、R250に沿って左折し、新幹線にぶつかったところで右折します。
そのままR250でもよいのだが、その先BPとの分岐がややこしいので、
そこを回避するための裏道。
新幹線の高架下の道は暗くて路面が悪いので、ちょっとペースを落としていきます。
ずっとペース維持できてたので、ちょっと息抜き。
みなでしゃべりながら進みます。
加古川にぶつかり、右岸を北上し、R250へと復帰します。
播州大橋の陸橋のところで、ちょっと道を間違えオーバーラン
土地勘のあるうめさんだけが正しい道をチョイスしてましたね。
くいっと橋を上って、加古川を渡る。
ぱしゃ君と、そろそろ休憩が必要だなと話し、どこかコンビニが見つかれば入ることにする。
自分が先頭でR250を東進する。交通量がぐぐっと増え、慎重になる。
前方のゼブラゾーンに駐禁ポールが乱立しているところがあり、
それらに気を取られて、その横にあったセブイレをスルーしてしまう。
まあ、こんな大通りなんだから1つパスしてもすぐに別の店が見つかるだろうと思ったら、
これがなかなかコンビニがない!ないぞないぞ〜。腹減ったぞ〜と焦るが、
結局別府辺りまで走ってようやくローソンを発見しピットイン。18:30ごろ。
次の休憩、おそらく晩飯になるであろう地点は神戸なので、
その前にしっかりと補給をしておく。
日も暮れて寒さがまたひたひたとやってきているので、
ここは温かいものを腹に入れておきたいということで、カップヌードルカレー。
ぱしゃ君とhideさんがそれを見て、ナイスチョイスと言ってました。
そんなぱしゃ君は本日3回目のからあげ君(笑)
そんな油もんばっかり食って知らんぞよ。


で、リスタートしたのが19:30頃。
大阪まで残り75km。他の面々は残り100kmという地点です。
ここから夜になって調子を上げてきたぱしゃ君の男曳きが始まります。
単調なR250を34,5kmくらいのペースで行きます。
本人は32kmキープの感覚だったろうけど、暗くなってメーターが見えてない様子。
でもまあ、早く帰るに越したことないし、
雨雲との勝負にもなってきているので黙認します。
後方も口数が減り、黙々と走り続けます。
BP回避などわかりにくそうな箇所だけは自分が前に出るが、
それ以外はほとんどぱしゃ君の力強い曳きで導かれます。
西明石で新幹線をくぐり、小久保の交差点でR2と合流。
和坂でJR線をまたぐところで、明石海峡大橋のイルミネーションが見え、
ああ、帰ってきたなあという実感。
明石市街でいったん休憩するかどうか聞いてみたが、みな集中しているようで
休憩不要とのことだったので、そのまま神戸をめざす。
ここからはもうぱしゃ君のホームグラウンド。より勢いがついてペースが上がる。
連休の真ん中で、時間的にもラッシュ渋滞を危惧していたのだが、
交通量は思ったほど多くなくてラッキー。
朝霧〜舞子と進み、明石海峡大橋のところはくぐらずに、側道をゆく。
須磨のスプリント区間もそこそこのペースで通過。
向かい風が少し強くなってきたか。
長田を過ぎるとそろそろお腹も減ってくる。
ずっと曳き放しのぱしゃ君もそろそろガス欠ぎみ。
どこにしようかと話しながら進む。
神戸駅のところ、側道に入らないといけないところ、
ぱしゃ君、何を思ったか浜手BPへと上って行こうとするので、慌てて軌道修正。
腹減って注意力が落ちてきた模様。
メリケンパークを過ぎたくらいから、いよいよポツポツと降ってきた!
急いで帰る必要はあるが、これ以上お腹が待ってくれない。
事前にお店のリサーチはしてきていたが、ぱっと食べれるところがいいので
色々思い返してみて、近くに王将があることを思い出し、そちらへ。
でも時間的に人が並んでいて、しかもチャリを7台安全に置けそうなところがない。
仕方がないので、その向かいの丸亀製麺に入る。20:30。
丸亀製麺はちなみに発祥は神戸です。


店に入り注文するが、腹が減っているし、温かいものを食べたいということで、
釜上げうどんの特を注文。それからぱしゃ君につられてライスと、
揚げ物2種をチョイス。
で、出てきた釜上げのサイズを見て唖然。で、でかい…
風呂桶サイズのたらいの中に、おそらく3,4玉分のうどんが泳いでいる。
予想以上のでかさにビビりながらもとにかく食べる食べる。ガツガツ食べる。
みな早々に食べ終わっているので待たせてはいけないと、
最後は無理やり飲みこむ感じ。ゲフッ。お腹いっぱい。ごちそうさま〜。


↓三宮の丸亀製麺所で晩飯。釜揚げ得はでかすぎス


時刻は21時前。いよいよオーラス、大阪へ向けて走ります。
さて、入店前に降り出した雨だが、幸いにして小康状態を保っている。
サラサラとシャワーのような感じで、まだそれほど気になる感じでもない。
路面に水が浮いて、前走者のリアの跳ね上げる水しぶきを浴びる心配もなさそう。
しかし、いつ本降りになるか予断を許さないので急いでリスタートを切ります。
生田川から摩耶の手前まで自分が曳き、そこからR2の主へ引き継ぐ。
順調に芦屋辺りまで来ていたが、この辺からみな疲れが出てきたのか、
トレインのマネージメントが雑な感じになっていく。
信号の具合とか、車の出入りなど、もう一度引き締め直してかかる。
西宮辺りでゴーケンさんから、武庫川でお別れしますと言ってこられたので、
それでは最後の花道ということで、先頭をお譲りして、
自由なペースで曳いていただくことにします。
すると、余力をかなり残されていたのか36,7kmで軽快な曳き!さすがです。
武庫川大橋の上りもペース落ちずに上り、
渡ったところの東詰でゴーケンさんとお別れします。
色々とこちらも不慣れなところもあり、
十分にケアできなかったところもあるかと思いますが、
もう、参加いただいただけでとてもうれしかったです。
いくつかのアタックポイントでもゴーケンさんの実力の片鱗がチラホラ見れましたので
また、色々とご一緒させてください!


ゴ−ケンさんとお別れし、6人となったトレインは、
ぱしゃ君を先頭にまだまだ東を目指します。
徐々に雨の具合も強まっていく感じで、
ぱしゃ君もそれを察して少しペースを上げ気味でいく。
阪神尼崎付近の危険地帯に突入すると、阪神バス2台がバス停に出入りしている。
2台がバス停に停車した隙に、ぱしゃ君がtrekyさんを連れてスパートをかけ前に出る。
が、自分は、後方から2台目の車体でブラインドになっている1台目の動き出しを予測して、
ペースを落とす。すると案の定、1代目が発進して本線に復帰。
そのため、前方2人との間に間隔が開いてしまう。
ぱしゃ君はちょっと乱暴気味な阪神バスに御立腹のようで、絶妙なブロッキングで先行。
こちらは、その煽りでもたついているバスの後方でさらに遅れる。
ようやく玉江橋の交差点で合流します。
そこからは少しペースを落として、R2を走り、
集合場所だったコンビニの道向かいのコンビニで枚方・守口組とお別れします。
軽く缶コーヒーで祝杯。
初参加のtrekyさん、後で聞けばロングライドも集団走行も初めてだったらしく、
お疲れ様でした。最初は不安も大きかったと思いますが、
無事に300km走り通されました。また近所ライドでもぜひよろしくお願いします!
教官、hideさん、うめさんとも握手を交わします。
彼らはまだあと20,30kmほどの道程が残っています。
くれぐれもラストまで気を緩めず、trekyさんをよろしくと言ってぱしゃ君と離脱。
後で聞いたら、神崎川CRでパンクしたそうで。あの雨の中ご苦労様です。
あとは、淀川を渡って、左岸を北上しながら、ぱしゃ君と総括をして、
帰宅は22時でした。


今回はとにかく集団走行のいろはをもう一回きちんと確認するいい機会となりました。
全員が事故なく怪我なく、最長不倒の距離を更新できたのが一番素晴らしかった。
そして300kmという長丁場でしたが、
やはりソロと比べるとトレイン走行は疲労度が全然違いましたね。
色々と反省点もありますが、新春一発目としては上々の滑り出し♪