記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Let's 大腸検査

日曜日は”予想通り”快晴でしたが、
今週は山行はなし。お酒もなし。
なぜなら翌日に人生初の大腸内視鏡検査が控えていたのです。
GWにあまりに具合が悪く、下腹部のハリに苦しんだため、
一度きちんと診てもらうことにしたのだ。
まあ最近、あの方やこの方が癌でお亡くなりになるニュースが続き、
30代も折り返しともなれば明日は我が身なので。
すぐに検査できる腹部CTとエコーはすでにしてもらい全く問題なしだったのだが、
準備のかかる大腸検査は仕事が超多忙期に重なって延期になってしまっていた。
胃カメラは3度ほど経験があって、あれも大概しんどいが、
まだ得体が知れているだけ覚悟できる。
でも大腸内視鏡は今回初めてで、全くの未知数。
人によったら胃カメラの方が楽という人もいて、
あれよりしんどいのか!?とあれこれ想像しすぎて前夜はかなりナーバスになり、
下剤を飲んで就寝してもなかなか寝つけず。
月曜日。検査は14時からなのだが、午前いっぱいで検査のための準備。
9時から11時までの2時間で、2リットルもの下剤を飲まねばならないのです。


↓下剤


ハイドレーションのようなポリ袋にたっぷり粉状の下剤があり、
そこにまず1リットルの水を入れて振りまぜ、さらに1リットル。
まず1杯目はゆっくり15分かけてチビチビ飲む。
味は薄〜い塩水の様なもので、一応飲みやすくレモン風味の味付けがされている。
まあポカリだと思えばいいのだが、
ゆっくり時間をかけて飲むということは、
味わいたくなくても味わわざるをえないわけで、これがすぐに飽きてくる。
2リットルと言えば、ペットボトル4本分。
これが思った以上にハード。
味は飽きてくるし、胃はチャポンチャポンになるし、
何と言っても、薬とはいえ、人工的に腹を下させる毒なわけですから、
そう考えるとなかなか飲み進まないわけです。
結局、11時までに飲まないといけないところを30分オーバーしてどうにか完飲。
普通は飲み終えて1時間ほどで下り始めるらしいが、
自分の場合は薬の作用が出やすい体質なので、飲み始めてすぐに効きはじめ、
トイレへダッシュの連続。
ただ腹下しといっても、ウイルスとかで体が痛めつけられているわけじゃないので
お腹が痛いわけではなく、ただ自然と上から下へ水が通過するような感じで
どんどん下から流れていく不思議な感じでした。
とにかく出すことより飲むことが結構しんどかった。


↓地獄の2リットル


で、いよいよ病院へ向かい受付。
検査室に呼ばれたら、まずお尻のところに穴が開いた紙パンツに着替える。
そうして胃腸の働きを抑える薬を肩に筋肉注射して、いよいよ検査台へ。
横向きになり足を抱えた状態になって、いよいよプラグイン
空気を入れて蝶を膨らませつつ入っていくのがたしかに違和感があるが、
痛みとかは特になく、思ったよりしんどくなかった。
腸はぐるぐるぐ曲がりくねっているので、カーブの部分では、
ぐいっと内臓がえぐられるような重い痛みが出るが、
それも耐えれないほどではない。
始まるまでは、かなりビビっていたのだが、途中からは余裕が出て、
モニターを見ながら説明を受けれました。
クロアチアのドュブログニクで激しい腹痛にあい、
その日中にサラエボまで路線バスで移動しなければならなかった
あの瀕死の時を耐えたことを考えれば全然たいしたことがなかった。
しかし、自分の日々のトイレ事情の強度の高さにはビビるなあ。


そうして無事に検査終了。
結果はシロ。どこもきれいなピンク色で
炎症もなく怪しい突起物や腫瘍もなく正常。
臓器的な不安はこれで完全に払しょくされました。



ということで、ジャンジャン遊んで呑みたいと思います。
ヤホイ!