記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Music Life 宅録への道

長らく眠らせてしまっていた音楽への情熱が、
いよいよ本意気でタギってきた。
濱口さんのライブ以降、ギターもずいぶんかき鳴らしてきていたのだが、
やればやるほど、単にコピー曲を弾き語るだけではその欲求を抑えきれなくなってきた。
先日、ついに5年以上ぶりにギターの弦を張り替えたら、
全く音の響きがクリアになって、さらにやる気UP!
そこで、ボチボチではあるが
オリジナル楽曲の制作でも始めようかと色々準備を始める。
いきなり作詞作曲なんてのは無茶なので、
昔に作った楽曲の中から目ぼしいものを掘り起こして、
それらをリマスターするところから始めようと思う。


そこで、押入れの奥深くから保存してある
膨大なカセットテープを15年ぶりにひっぱり出してきて、
とりあえず片っ端から聴くところから。
自分らの時代はまだDTMは一般的ではなくて、もっぱらMTR
しかも学生時代は(というか今もだが)全然お金がないので、
自分はアナログなカセットMTRで4trackしか使えないという
最安値のマシンでやりくりしていた。
(一度4track録ったものを流しながら演奏してtrack増やしたり)
さすがにテープは多少キズがあったりするが、
きちっとデータが消失せずに保存されていた。
当時を思い出しながら、
久々にA⇔Bに逆走とか、早送り・巻き戻しをカチャカチャと
懐かしい作業を繰り返しながら、延々聴いていくのだが、
完成した保存版や一番最初のデモテイクはあれど、
肝心のマスター音源がほとんど残ってない…
歌詞やギター進行などは一応ノートが残っているのだが、
シーケンサーで打ち込んだリズムパターンとか、
アレンジで加えたキーボードの譜面とか全然思い出せないゾヨ。
アレンジはもう一回白紙の状態で録り直さなきゃいけない感じ。


で、問題は宅録設備である。
すでに持っていたMTRは故障して動かなくなってしまっている。
これを機に、時流に乗ってDTMに取り組もうかと思ったのだが、
そうすると慣れないPCでの操作とかデータ管理とか、
音楽をやる以前に、習得しないといけないスキルがあまりにも多く、
のめり込みだすと、もうほとんどひきこもり状態になりかねない。
幸いにしてシーケンサーは動作確認したらまだ生きているし、
ディスプレイ上で、音しぼったりなんだするより、
昔ながらにツマミをイジイジしたりする方が割に合っているし、
電子音ピコピコ主体ではなくて、あくまでアコギ弾き語りになるので
ここはあえてのMTR買い直し作戦。
といってもさすがに10年経つと進化しているもので、
データはSDメモリで管理できるので、
ひと手間だがPCにデータを移植も可能だ。
まずは取説を熟読してからぼちぼち再開しよう。
イメージとしては、『Re-clammbon』のような、
いい意味で手作り感溢れる音楽を!ヤホイ!