記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ジョンとポール”CROQUIS”リリース記念LIVE at 誠光社

日曜日はまた素敵な人と出会いました。
宵待の丸太町。誠光社にて。


最初にそのユニット名を聞いた時に、
思わず笑ってしまった「ジョンとポール」。
しかも、一人ユニット。
マジかよと。
しかもなんだかとっても胡散臭いビジュアルは、
ジョンでもポールでもなくリンゴじゃないか!?
気になって、ようつべで上がっているライブの音源を聞いてみると、
これがまたすこぶるよいではないか!!
ビートルズ感はほぼゼロですが、
ボロロンとしなやかに弾かれたギターの音色に、
なんとも味わい深いヴォイスのつぶやきが心地よい。
ひょっとして天才ちゃうのん?
詳しく調べてみると、今話題の広島県は呉で、
全部セルフビルドの宅録DIYで音楽をやっているらしく
基本ローカル広島で細々と活動をしている様子。
ほんと、こんなとこに隠れておったんかっ!!と。
同じ、ギター弾きとしては、一度生で拝見したい。
ちょうど、いつもお邪魔している誠光社さんで
ニューアルバム"CROQUIS"の発売記念のライブがあるとのことで
馳せ参じました。


↓おなじみの誠光社さん


前回の「メカス映画×いしいしんじ」以来、2週間ぶりです。
堀部さんと奥さんに、アレすごかったですねえとライブ前に雑談。
今宵も大変楽しみにしております。
19時となって、ぼそぼそ〜っとライブスタート。
譜面台と、簡単なリズムマシーンと、マイクとギター。
ギターはなかなか小ぶりなサイズでした。


↓いざライブ


さっそく、名曲『ウィークデー』からライブスタート。
一曲一曲が1分、2分程度で、
次々とポップでキャッチーな曲たちが披露されていきます。
いわゆる流行歌のように、ある程度の長さだったり、
AメロBメロ、サビ、転調といった
型にはまったような曲作りに囚われることなく、
耳良いフレーズやコードだけを用いて、
ギュっとエッセンスを凝縮して、
その曲の一番いい部分だけを絞り出したようなそんな贅沢さ。
そのメロディーの上に、文語口語入り混じった、
まったく飾らないつぶやきが馴染むように乗っかる。
コトバ遊びが見事にメロディに溶け込み弾ける。
本に囲まれたこの小さなステージの尺とも見事にマッチして
それはまるで上質の短編小説をめくるような幸福感でありました。


↓染み渡る音色


1時間ほど、ソロで畳み掛けるように弾き語り。
そのあと、堀部さんとライブに至る経緯なんかを対談。
そのあとはコンバイン若岡さんのベース伴奏を加えて
さらに数曲。
ラストはアンコールにお応えしての一曲。
あっというまの1時間30分。
素晴らしい夜をありがとう@@@


↓堀部さんと対談ちう


ライブ後、ご本人と少しお話。
とにかく声が素晴らしくて聞き惚れました。
呉は仕事などで時々行くことがあるし、
また別の機会でまた
心地よい音楽に酔いしれたいなあ。


↓ジョンとポールの土肥雅樹さん


↓サインいただきました


↓『ウィークデー』


↓『バナナ泥棒』


↓『dayton,ohio 1903』 ※ランディーニューマンの日本語カバー


↓みんな買ってネ♪

クロッキー

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