湯浅湾ニューアルバム「脈」発売記念ツアー「続・湾夜港路」 × いしいしんじその場小説 at 京都・外
音楽評論家の湯浅学さんがリーダーを務める湯浅湾のライブへ。
この日はいしいさんのその場小説もありということで、
楽しみにしておりました。
ということで錦林車庫前の「外」さんへ。
前半は、10年ぶりに新リリースしたアルバム曲からの曲を。
湯浅さんの気怠い歌声から発せられる
野性味を大いにはらんだ言葉たちが、
どしどしと殴り掛かってくる。
松村さんの太っといベースが腹の底から響く。
牧野さんのギターが縦横無尽に旋回して、
それらが小さな箱いっぱいに濃縮還元されて充満する。
荒々しさの中に、素朴さと鋭いまなざしを忍ばせて
これぞまさに、this is ROCKだろう。
後半はいしいさんのその場小説。
巷で話題となっているウイルスが主題。
だけど、そのウイルスは人が死んだり重篤な病に陥るものじゃなく、
あれやこれやと面白おかしく変身していくもので、
実に楽しいその場小説でした。