記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

仁川渓谷アドベンチャー

先週の山行で、顔面を腫らし、心身ともに衰弱して
おまけに自信喪失だったため、
今週は遠征を一回パスしてお休みモード…
のはずが、やっぱりちょっとだけ登りたい、歩きたい欲がでてしまい、
ご近所で軽くのつもりが、結果的にかなりハードな山行に突撃。


↓全身ずぶ濡れ。こちとらもう必死っす


今回訪れたのは、仁川渓谷。
チャリンコでは、激坂が有名ですが、
そのすぐ真横には、ここが大阪からわずか30分のところと思えないほど、
本格的な渓谷が存在しているのです。
いつもはほとんど水すら見つけられないほど枯れた川なのに、
この日訪れた時は先週の台風の影響なのか、ものすごい水量・水勢で、
事前の情報収集で見ていた写真では、
水面に現れていた浅瀬やら唯一の足場である岩などがたくさん水没し、
時にはドボンと腰元まで浸からないと抜けられれない個所があったり。
おまけにうかつに足を置くと、急な流れに持っていかれそうなことも何度か。
一度完全に油断してドボンして、携帯水没した時はちょっと焦りました。
携帯は一時不能になりながらどうにか復活しましたが、
食料と替えの衣類はすべてパーになりました。
ということで、今回は思わぬ水量のおかげで、
もともと短いながらガチなルートなうえに、
難易度3割増しの本格アドベンチャーになってしまいました。


↓難所の水門手前


↓水勢がすさまじい


バットレスを見上げる


このコースは完全なバリエーションコースで、
激しい流れに逆らって進んだり、水に浸かったり、
濡れて危険な岩場を登って堰堤を巻いたり、
結構な上級者コースです。
状況次第では流されたり滑落の危険がありますので
行かれる方は自己責任でお願いします。
(自分はヘルメット装着していきました)
しかし、黒部の上の廊下とまではさすがに言えないけれど、
こんな近場にこれほど本格的で美しい渓谷が存在しているなんて、
まだまだ六甲も奥が深いです。


↓本日の工程


<山行スケジュール>
13:00阪急梅田駅⇒13:32阪急仁川駅⇒13:48百合野橋⇒13:54ムーンライト・ロック⇒
14:00石積堰堤⇒14:11水門⇒14:40大井滝砂防ダム15:30⇒15:50水道管⇒
16:05バットレス⇒16:10仁川峡堰堤手前で引き換えし巻き道へ⇒16:16広河原⇒
16:20甲山橋⇒16:30神呪3連堰堤⇒16:35ヒミツのピーク⇒16:45神呪第2堰堤⇒
16:55最後の徒渡⇒17:12北山貯水池17:15⇒17:45阪神西宮駅17:51⇒18:35阪神梅田駅