記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

酒場探訪記 「ものほしや」「煮込み」「赤萬」

呑む方はゼッコーチョー清です。
では参りませう。


まず1軒目は最近立ち飲み屋が相次いでOPENしている中津から、
貨物線をくぐる手前にできた「ものほしや」さん。
その名の通り、魚の干物メインの立ち呑み屋さん。
木目調のスタイリッシュな雰囲気のお店で、
外スペースも活用しているので開放感がある。
日本酒の銘柄は10〜15銘柄ほど。
さっそく、アテとお酒を注文します。
まずは京都伏見は山本本家さんの船型山の純米吟醸をいただく。
合わせるのはスピードメニューのセロリの浅漬け。
酒は結構甘口じゅわり。
さわやかなセロリが後味を始末してくれていいコンビネーション。
せっかくなので干物もいただこうと、さんま干しを。
これには未飲の酒を合わせようと、
岐阜は各務原市の蔵元林本店の百十郎の純米赤面。
歌舞伎の隈取が描かれたインパクトのあるラベル。
味はまだ少し風味が乗りきれていないのか、
後半の苦みが少し強すぎるような気がしました。
さんまはよく味が引き出されていて美味。
ほかのお料理もなかなか気になる品揃えでした。
女子率の高いお店で、独り身はあまり長居しづらいけど、
サク飲みにはちょうどいい塩梅のお店でした。


↓セロリの浅漬け


↓さんま干し


つづきまして前々から気になっていてなかなか入れるチャンスがなかった
天五のお店。その名もズバリ「煮込み」さん。
煮込みで堂々勝負するんだというド直球の店名に自信とプライドがうかがえますね。
早速店内はいると、結構落ち着いた木目調のお店で、
照明を少し落としてアダルトな雰囲気。
さっそく大瓶と名物という煮込みを注文します。
煮込みは注文後に小鍋を火にかけ、アッツアツで供されます。
中には豆腐と卵1個とモツとネギが入っていてこれで380円はかなりお得な感じ。
では早速!
レンゲですくって、ハフハフいいながら口へと放り込むと…
うまぁ〜!少し濃いめの味付けてちょいと甘めながら、
そのあとに食材のうまみが凝縮されたコクが行進してきます。
後味もベタつかず、かなりクオリティ高し!
モツの具合も、ほどよく溶け、丁寧な下処理がされているのがわかります。
そしてアクセントのねぎのシャキシャキとしたリズム感。
ん〜、この小鍋の中に小宇宙がありますなあ。
そのほかにも魅力的なアテがたくさんありますが、
そこから油揚げの肉みそチーズ詰めと、てっちゃん炒めをいただきましたが
どちらも相当にレベルが高く、酒飲みのツボをよう押さえてはります。
気分よく雨後の月で流しながら、大満足の晩酌でございました。
ここは癖になるお店ですな。


↓煮込み


↓たちまちビール&煮込み


↓雨後の月(純米)&油揚げの肉みそチーズ詰め


ラストは、神戸にて。
神戸といえばなんといっても味噌だれでいただく餃子。
この日は老舗中の老舗、赤萬さんに久々。
2人前にビール。
焼き上がりまでに卓上のもろもろでタレをこしらえる。
そうしてちょっと小ぶりな餃子を熱々でいただく。
ん〜幸せなり。


↓赤萬で一杯