記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2つの写真展 石川直樹『THE HIMALAYAS』 / 幡野広志「写真集の写真展」

日曜日は家族そろって京都へおでかけ。

まずは四条河原町の寿ビルヂングといえば、メリーゴーランドさん。

長女も次女も絵本や児童書のお部屋がすっかりお気に入り。

 

ちょうどやっていた展示が、

自分の大好きな冒険家の石川直樹さんの『THE HIMALAYAS』。

極限の地が織りなす美しくも尊い絶景のショットも素晴らしいが、

それに加えて、過酷な環境の中、

たくましく、そして時に図太く根を張って

生活を営む人たちのしわくちゃの顔や暮らしぶりがダイレクトに伝わるのが

石川さんの真骨頂。

 

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そしてそのお隣にある、

ほぼ日ストア(糸井さん主催)のTOBICHI京都。

今度はじめての写真集を出される幡野さんの写真展です。

今色々と注目を浴びている話題の写真家さんですが、

幡野さんの切り取る視点だったり、

色のタッチだったり、作品からにじみ出る優しさだったり、

やっぱり写真がとても印象的で好きなのです。

 

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写真展では、展示のほかに、

テーブルにプリントされたものが置かれてあって、

自分で手に取ってそれらを観ることができ、とってもいいアイデアだなあと。

今では日常的にディスプレー上で画像を見るという事をしますが、

その感覚とは違って、

例えば押し入れの奥にしまってある卒業アルバムや

分厚くて重い家族アルバムをめくるようなのと同じように、

思いの質量を手から感じ取りながら観ることで、

よりその写真に封じ込められた空気だったり温度に

思い馳せることができるように思います。

 

先行で販売されていた写真集を購入。

おまけで「小さい優くんの写真集」付き。

こちらもいい。親子ってやっぱりいいなあ。

 

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帰宅後、あったかい気持ちのまま、鉛筆を走らせて、

幡野さんと優くんを描いてみました。

あったかい感じが出たかなあ。

 

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