記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

輪行袋「タイオガ コクーン」の使い方

こないだのブルベに出かける輪行時に、思い立って写真を撮ってみた。
タイオガのコクーン輪行袋って意外と使いやすいのに、
説明書がいい加減だったりで使いづらいという評判なのでインプレしてみようかなと。


ローディーの中には、実走至上主義みたいなお堅い人のいるが、
自分は輪行というのは悪いことじゃないと思う。
そりゃあ実走できればそれにこしたことはないのかもしれないが、
はじめから目的がはっきりしているなら、
走ることよりも主目的を達成することの方が大事だと思うので。
特に普段いけない遠方まで気軽に行けちゃうのは魅力的だと思う。


ではインプレ。
タイオガの長所は何よりそのスピード。手馴れてきたら本当に5分そこいらで完了できる。
電車がギリギリとかでも落ち着いてすれば、他の輪行袋よりも早い。
短所は、前輪はずすのみのタイプなのでかさばる。でかいので電車では肩身が狭い。


評判では、付属の固定ベルトが足りないとか、いい加減で、
移動中袋の中身が動いて運びづらいというのがあったが、自分はそうなったことがない。
きちっとポイントで固定すれば、3本のベルトで十分しっかり固定できる。


【その1】
説明書などでは、ペダルははずさないと入らないとあるが、
全然そんなことはない。ハンドル部分のメーターやらライトははずした方が良い。
固定するポイントは3点。この3点確保さえしっかりすれば絶対に動かない。
マシンの置き方は、ペダルを地面につけた形。ペダルにマシンの重量をあずけることで
強度的に弱いフロントフォークのエンドへの負担をなくすことができる。
ちなみに普段エンドバーを挟み込んだりしてないです。


【その2】
3点確保のうち、まず第一にしっかりと固定したいのが、ハンドル部分。
ハンドルを90度折り曲げ、スポークの隙間にはさみいれる。
付属のベルトの一番長いもので、ハンドル・前輪・本体をまとめて結束。
ここをしっかりと固定することで、荷崩れを防ぐと同時に、
少しでも横幅をスリムにして、袋に入れやすくする。


【その3】
次に結束するのが、その1と対角線上にあるクランク部分。
ここも移動中にクランクが回ってしまわないようにしっかりと固定する。
実際問題、ここまでの2箇所の固定だけでもいいくらい。


【その4】
念のための3点確保。リアフォークと前輪を固定


【その5】
さらに固定を確実なものにするために、ハブとボトルゲージも短いベルトで。
あくまで3点確保のどこかが外れたときの補助なのでしっかりと固定する必要はない。
逆にあまりきつく閉めるとスポークに負担が掛かるので、ユルユルで。
時間がなければ省いても良い。


【その6】
固定完成♪やはりチャリでも山でも3点確保が大事です。


【その7】
袋の向きですが、表面に↓Bottomとあるほうが下に来ます。
固定後、袋へ収納するのだが、まずはハンドル部分に軽くかぶせます。
先にショルダーベルトをハンドル・もしくはステムに通し、窓から出しておくと良い。
袋は上からかけるのではなく、下へ下へ生地を送っていくのがコツ。
ハンドル部分が大体入ったら、上部のファスナを閉め、
車体の下へできるだけ生地を送る。


【その8】
後輪部分のファスナーを締めるのが一番余裕がない部分になるのだが、
送った分の生地を後輪部分へできるだけ持っていくことで、
結構ゆったりとファスナーを閉めることができる。


【その9】
袋に入れきったら、ショルダーベルトのもう一方をシートポストへ通して完成。
移動中はもしも何かの弾みでショルダーベルトが外れてもいいようにシートポストをつかむ。
見ての通りでかいです。両輪はずすやつより大分でかい。スピード重視の人向け。


以上でございます。