記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

B-1グランプリ in 姫路

日曜日は姫路で開催されていた第6回B1グランプリに行ってきました。
一応プライベートではあるが、若干仕事がらみ。
朝5:00起きで、大阪駅まで歩いていき、6:27の快速姫路行きに乗り込む。
すでに人が多かったがなんとか座れる。
快速なので停車駅が多く、そのたびにどんどん人が増える。
みんな間違いなく目的地は一緒。
8:00前に姫路駅に到着するとものすごい人、人、人。
これは予想以上にビッグイベントだな。
改札を出て、行くといっていたウメさんに電話してみると同じ電車だったらしく、
すぐに落ち合い奥さんも含めて3人で共闘作戦。
とりあえずチケット売り場で3000円分購入。果たしてそんなに食べられるのかな?
会場は姫路城の敷地いっぱいに3会場あり、これがまた結構歩かされる。
最初の獲物を一番奥の第1会場に定めて20分ほど歩く。
会場入りするともうかなり並んでいる様子。まだ物販開始まで40分以上あるというのに!
これは思った以上にやばそう。3人一緒に並んでも仕方がないので、
それぞれお目当てのグルメに分散して並び、2個ずつ買ってシェアする作戦。
自分はまず被災した県の応援として宮城のブースへ。
それぞれのブースごとに、着ぐるみがいたり、音楽隊がいたり、アピール合戦がすごい。
大人の文化祭といった感じ。(ダダすべりの人も多いけどそこはご愛嬌)
と、ウメさんから入電。レジェンドの厚木シロコロホルモンに並んでいたのだけど、
すでに開始前の時点で2時間待ち確定らしい・・・。どんだけ人気やねん。
とりあえず、1グルメでそれだけ時間をとられてはもったいなすぎるので、
ターゲット変更とのこと。
並んでいるとアナウンスで行列の速報が随時流れるのだが、
まだ始まってもないのに行列制限出まくり。すごいねえグルメの力。
前倒しでいよいよ販売開始!続々と列が動き出す。
自分のところはあっという間に順番が回ってきて一つ目ゲット。
2つ隣で並んでいるウメさんはまだ時間がかかりそうだったのでその間にもう1品狙いに行く。
空いてそうな所を見つけて飛び込んで2品目もゲットして集合場所へ。
1発目は4品ゲットです。
ウメさんが用意してくれていたアルコホ〜ルをやりながら、いざ実食!


↓8:30時点ですでに行列


自分がチョイスしたのは宮城県登米の油麩丼。
お出汁がシュンだものには目がありませんので。
そしてお米をください。
あんかけ風になっててやさすぃ〜お味。
朝イチ、しょっぱなにはちょうどいい感じ。
ただちょっと他と比べたらパンチが弱いかな。


登米油麩丼


つづいて飯もん2連発。最初にガツンと入れておかないと、並んでてひもじくなるのでね。
ということで比較的空いていた列に飛び込んでゲットした大村あま辛カレー。
自分好みの黒カレーだったので濃厚な味を期待したのだが、
結構サラサラで、バナナなどフルーティーな味わい。
ボイルしたピーナッツと人参が甘かった。


↓大村あま辛カレー


ウメさんが臨機応変な作戦変更でゲットした十和田バラ焼き
ここのパフォーマンスはかなり怪しくて、別の列に並んでいてもかなり目立っていた。
大量の玉ねぎとバラ肉を甘辛のタレと絡めてじっくり焼き上げた一品。
うまかったけど、まあオーソドックスな焼肉です。


十和田バラ焼き


ウメ奥さんが並んでゲットしたのは日田焼きそば。今回も特に焼きそばが乱立しているが
パンフの説明を見ると、どれもどれも太麺、濃厚ソース、シンプルな具材と同じ事書いてて
違いがよ〜わからんのよね〜。
とはいえ焼きそばはB級の華なのでどれか一つ。
この日田焼きそばは硬めの細麺で、
シャッキシャキのモヤシ山盛りで食感がなかなかおいしかった。


日田焼きそば


第1会場1発目で結構お腹が満たされたので少し運動がてら会場を移動。
第3会場まで公園を歩いて到着するとこちらも相当な人の波。
お目当てだった「袋井たまごふわふわ」は行列制限がかかっててアウト。
代わりに待ち時間10分の静岡おでんをゲット。
ずっと食べてみたかった黒いつゆに浸かった黒はんぺんはめちゃウマ。
おでんを食べる習慣が自分にはないのだが、これは素晴らしかった。


静岡おでん


この時点で3人ともお腹のキャパがそろそろいっぱいになってきたので
大物は狙わず、スナック系を狙う。
もう10:30とかになってくるとさらに人の数が増えて会場はカオス状態。
携帯もかなり繋がりにくくなっていて迷子になるともう最後。
全国からドンドン観光バスが到着して客を吐き出していくし、
これだけ姫路に人が押し寄せるのはあとにも先にもコレが最初で最後かも?
人気のあるところはもうどこも行列制限がかかっていたり、
ブースによって差がはっきりしてくる。
再び3人手分けをして3つゲット。


奥さんがゲットしてきたのが行田ゼリーフライ
ゼリーといってもゼリーが入ってる訳じゃなくて、
ゼニ(小判)の形をしているというのが由来で、ゼニが訛ってゼリー。
中身はオクラとじゃがいもの入ったコロッケで、
一度揚げてからソースにチャポンとくぐらせていて、なかなかウマシ。


↓行田ゼリーフライ


自分がゲットしてきたのは、ハシ巻きのカレー版のような郡上名物、奥美濃ひっちゃく棒。
お米を豚肉で巻いたものをスティックに刺して、カレーをかけたもの。
片手で食べられるカレーというのがウリらしい。カレーにもうちょいパンチが欲しかったなあ。


奥美濃ひっちゃくカレー


ウメさんがゲットしてきたのはすその水ぎょーざ。
モロヘイヤ入りの水餃子で、ツルっとあっさり。
濃い系がつづいたあとだったので一服の清涼。


↓すその水ぎょうざ


さあ、もうそろそろ限界。朝からずっと食べ放し。歩き放し。
手持ちのチケットも残りわずかとなり、最後第2会場へ。
第2会場は駅から一番近いということもあって大混雑。
PR合戦もどんどん過熱しているようで、そろそろ潮時かな?
ということでシメは麺類でということで隣同士のブースに二手に分かれてゲット。


↓昼になってさらに大混雑


ウメさんとこは富士つけナポリタン。
この段階でチーズとオリーブオイルがこってりでちょっと胸焼け。
ユニークでいいけどあんまり「つけ」にしてるメリットがないっちゃあない。


↓富士つけナポリタン


自分がシメにチョイスしたのが、ずっと長い間食べてみたかった高知・須崎の鍋焼きラーメン
「鍋焼き」がウリなだけあって、ちゃんとアツアツを土鍋で提供してたのがエライ。
よそが使い捨てのプラスチックのトレーなのとは違って、
返却のリスクや洗い物の手間がかかるにも関わらず、
ちゃんと本気でホンモノを提供しようという姿勢がどこよりもあって好印象。
しかも熱々の土鍋を運びやすくするために専用のヒノキのトレーまで自作。
素晴らしいサービス精神。
お味は優しい鍋焼きうどんのスープに、硬めの細麺が絡み、そこに玉子をかき混ぜて、
素朴で優しい味で、本日一番おいしかった。


↓須崎鍋焼きラーメン


今日だけで31万人もの人手だったらしいが、
その大混雑の中で3人手分けして10品も食べることができたのは
かなり効率的だったのではなかろうか。
ちなみに今日食べた中で自分的によかったのは、
「須崎鍋焼きラーメン」「静岡おでん」「行田ゼリーフライ」でした。
それにしてももうお腹いっぱい。ということで投票所で割り箸を入れに行き、
途中でウメ夫妻とお別れ。毎度お世話になりました。
そのまま帰らずに、会場のどこかにいるであろううちの取材班を探しに出かける。
携帯がほとんど繋がらず、手がかりもないまま会場をウロウロ。
こんだけの人だかりで見つけ出すのはやっぱり無理かと思いつつ、
カメラマンさんのHさんの動きそうなラインを予測しつつ歩いていたら、
ドンピシャ!発見しました。


↓抽選会場


しばらく取材版に同行してお手伝い。
バックヤードで関係者に交渉をして取材用の料理をもらって撮影、を繰り返す。
どこのお店も当然取材後の料理は持って帰ってねとありがたくいただけるのだが、
それが終盤ともなると溜まっていってどえらいことになっている。
自分も10品食べていっぱいだが、少し料理をやっつけるのにも加勢。
シメた後に、ローメンひるぜん焼きそばのダブル焼きそば!
もう食べれましぇ〜ん。12品食ったらもう十分っしょ。


↓トドメのローメン(奥)&ひるぜん焼そば(手前)


取材班はこのあと17:00の閉会式まで粘らないといけないようだったので、
健闘を祈りつつお別れして帰る。
電車の込み具合によっては神戸からルート選択できるようにとりあえず神戸までキップを買う。
まあ取り越し苦労で、うまい具合に新快速がやってきて席ゲット!
と、斜め前の席に見覚えのある顔がいたので声をかけると、なんと職場で席がお隣のMさん!
この人だかりで、しかも帰りの電車でバッタリお会いするとはビックリ。
そのまま大阪まで楽チンに爆睡と思ってたら、神戸駅でいきなり電車がストップ。
なにやら六甲道で人身事故があったらしく、再開のメドが立たないらしい。
さすがJR。ただ不幸中の幸い、神戸まで来ていれば別ルートで問題なく帰れる。
予防線を張ってたおかげで払い戻しの長い列に並ばずにすみ、神戸駅を脱出して阪急乗換えで帰宅。
もうお腹いっぱい。