記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ROAD TO 室戸岬 復路

さて、無事に室戸岬に到達したので帰ります。
時刻は12:30。当初の予定より1時間早い。
標識によると高知タウンまで80kmとある。
4時間もあれば行けるので、ちょっと行ってみるかと色気をちょっと出したが
冷静に考えれば、そのあと大歩危小歩危のナイトランは厳しい。
道は知っているし、体力的にも十分行けなくはないが、
ライトが1つ死んでいるし、あっちからの帰りだとジャンボフェリーになるが
2月末まで船がドッグ入りしていて不規則運行なのでリスクが高い。
ここはおとなしく来た道を変えることにする。
また暖かくなったら四国半分を周遊してもいいな。
ドルクス坊っちゃんでも連れて行くか。


さて、スケジュール的には余裕がある。
さすがに予定しているフェリー21:40の1本前19:00を狙うのは難しいので、
早めに展開をしても結局そこで精算されてしまうため。
ただ、日没までに星越峠を越えておきたいので、
そういう意味では大きなアドバンテージ。
余った時間は徳島タウンで徳島ラーメンを食べることにする。


でわ、帰路につきます。
灯台から急斜面につけられた小径を上がり、最御崎寺の境内を通りすぎて
さっき上ってきた県道203号をじゃーっと下ります。
高度感があり、視界が海まで突き抜けているので、
まるでジェットコースターのようにスリリング。ひゃ〜怖い。


↓第24番札所・最御崎寺


室戸市街を望む。はるか遠く80km先の高知市もうーっすら


慎重に下りきったら、岬の突端まで戻る。
舳先をくぐると思いだしたかのように強風が真正面から吹きつけてくる!
おおい、聞いてないよ!なんでまた向かい風なんだよう!
午後に入って風は一層強くなっているようで、
海岸線と言う無防備な状態でボディーブローのように体力を削っていく。
できるだけ低い姿勢を保ちながらクルクル回すのだが
30kmが精いっぱいっといった感じ。
行きは目の前に広がる大海原が延々と果てまで続く光景に息をのんだが、
さすがにそれが40km続いた後の、向かい風と言うシチュエーションでは
ただただ単調と言うか、しごきでしかない。
無限ループに陥ったかのような軽い絶望感さえ漂わせながら、
いつまでたっても変わり映えのしない道を走ります。
本当に景色だけでは自分がどの辺りを走っていて、
後どのくらいかわからず、ただメーターとにらめっこして我慢の走行。
最近、自分の中で激しすぎる向かい風のことを”剛力さん”と呼んでいるのだが
今日の剛力さんはちょっとヤリすぎなんじゃないかというくらい厳しい。
とにかくこの忌々しい風を誰が止めてくれっ!
そのうち、特徴のある岩礁のところまで来たが、
メーターを見てもまだまだ先は長い。
まだまだ続く海岸線の道。
こういうところはダラダラ走っても長引くだけで、
モチベーションキープのためにTTモードで切り抜けるのが得策。
ということで、そこそこガチな強度で向かい風と抗いながら
30km近くノンストップで走りぬけてきた。
まあ30kmノンストップというシチュエーション自体、
大阪ではなかなかありえないのだが、さすがにヘバってきてペースが落ち始めた。
伏越ヶ鼻という島の舳先を上って越えたあたりから、
急速にパワーダウンが生じる。
室戸ではがっつり定食を食べたはずだが、もうエネルギーが残ってないらしく、
ハンガー状態。
かといってこの辺はコンビニすらない。
ちょうど先に自販機を発見し小休止を入れる。
アンバサを買って一気飲み。
アンバサは簡単にいえばカルピスソーダみたいな飲み物で、結構好きなのだが
大阪ではほとんど見かけない。
逆に地方、特に四国へ行くとコカコーラの自販機に必ずある。
自販機のメニューにも地方色ってあるのかな。あるんだろうなあ。


夫婦岩


↓海岸は続くよ〜ど〜こまでも〜(泣)♪


さあ、とりあえずわずかだがパワーをチャージした。
この程度ではすぐにまたハンガーに逆戻りは分かっているのだが
せめて次の補給予定地まではこれでどうにかしのぐことにする。
ここからも相も変わらず吹き付ける剛力さん。
もうわかったからヤメテくれよぅ(泣)
野根ののどかな集落をすぎ、そこから少し上らされて、
反対側へ下るとようやく甲浦のところに出る。
白浜海水浴場を右手に見ながら、再び鈍い上りをえっちら上りつめ、
甲浦大橋を渡りきると、ここで高知県とはサヨウナラ〜。


白浜海水浴場


少し長めの水床トンネルを抜け、
ようやく単調どストレートなコースレイアウトから、
海岸線に沿って出入りの激しいコーナリングの連続となっていく。
トンネルを抜けると宍喰温泉の長い海岸線にでる。
道の駅で補給と言うのもアリではあったが、もう少しだけ我慢。
その先、阿佐海岸鉄道と何度かクロスをしながら、緩い上りが続く。
この辺りから一気に交通量が増し、大型車が襲来。
さすがにもうヘロヘロ限界が近い。
那佐半島を右手にみながら、じわじわと上りをこなし、
急に左へと切れ込んでずしゃーっと下ったら海部駅前にでる。
ここで、右折をして100mほど路地裏に入ったところに、
あらかじめリサーチしてあったお好み焼き屋さんを発見しピットインです。
時刻は15時ごろ。
今年のロングライドは今のところ、必ずお好み焼きが関連してます。
ここの「かしわ焼」が絶品だというのを聞いてぜひ立ち寄りたかったのです。
四国は、徳島の阿波尾鶏、香川の骨付き鳥、高知の土佐ジロー&はちきん地鶏、
愛媛の揚げ足鳥・せんざんき・今治焼き鳥と、隠れたチキン大国なのですゾ。


↓海部の「お好み焼き のなみ」


もうお腹ぺこぺこなので、早速「かしわ焼き」と「ミンチ玉」を注文します。
ここのご主人がとっても気さくなおっちゃんで、気さくにしゃべりかけてくれます。
「おお、自転車で来たんか〜ほうかぁ、ほうかぁ」と、話に花が咲きます。
そのうち、奥から娘さんでしょうか、女性の方も参戦してきて、
色々とおしゃべり。
夏場にはサーファーたちの胃袋を満たす人気のお店らしく、
ローディーの人も時々やってくるそうです。


まずは、かしわ(鶏肉)と玉ねぎを特製のタレで炒めた「かしわ焼き」をいただきます。
(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!
なんじゃこの旨さ!ただシンプルにソースで炒めただけなのに何このクオリティ!
お〜い、みんな〜、たまらなくおいしいぞ、コレッ!
ハンガー気味でハードルが下がっているということを差し置いても、
ダントツにおいしい!こんな焼き鳥初めてです。
甘い辛い万人受けする味付け、かしわ肉のの程よい弾力、
シャキンと食感を引き締める玉ねぎのベストマッチ!
これのために海部までわざわざ通いたいくらいだ。
いや〜、お父さん、ビ〜ル〜!と思わず注文したいくらいなのだが、
そこがぐっと我慢してコーラで喉を流す。
いやあ、最高です。鳥料理で一番好きかも。
まさかこんなにおいしいとは予想してなかったので、めちゃくちゃうれち。


続いて、「ミンチ玉」です。
こちらの店ではお好み焼きの生地に、魚のすり身が入っていてちょっと変わっている。
ミンチ玉なので、具はミンチ肉とこれまた大阪では見ない組み合わせ。
肉と魚の2つのミンチが入っているだけあって、生地はかなりしっかりしているのだが
フワッフワでおいしい。
味は、お好み焼きなのだが、さつま揚げ的な風味があってなかなか面白い。
生地のしっかり感が、どーんとお腹に溜まるので、補給にはピタッリでした。
いやあ、我慢してここまで来てよかった。大満足の補給でした。


↓左・かしわ焼き、右・ミンチ玉


さて、居心地がいいのでつい長居をしたくなるが、
日暮れとの戦いが待ち受けているので、出発します。
出発の時、お店の人からボトルに水を入れておきや、
ちゃんと飲んで食べてヘバらんようにな〜とお見送りしてもらいました。
時刻は15:30。徳島まで残り約80kmです。
相変わらず向かい風が吹きつけているが、それに屈することなく進みます。
しばらくは海の景色はなく、微妙な上り。
地元のチャリ通の学生に挑まれましたが、面倒くさいのでスルー。
浅川を過ぎたところで目の前で観光バスが急停車して立ち往生。
危ないからヤメレ。
ここからいくつかトンネルをこなして、牟岐
牟岐に入って、20km近く内陸にぐぐっと入っていくので、
少しは風が治まってくれるかと期待したのだが、どっこい、
今日イチ厳しい吹き下ろしの向かい風が激しくぶつかってくる!
ここから寒葉坂の長い長い緩斜面が続くのだが、
漕いでも漕いでも押し戻される感じで、まるで激坂を走っているかのような負荷。
ああ、こんなに向かい風になるとは予想してなかった…。


↓寒葉坂の入り口


道も交通量が結構多いのだが、
お遍路さんの安全を確保するためのグリーンラインが助かる。
だが、ある程度路肩をとっているからか、
徳島・高知ナンバーのドライバーで上品な運転している人はあまりおらず。
やっとこらピークまで上り切ったはいいが、
向かい風のせいで、下りに入っているのに漕いでも30kmでないくらい。
いったいどんだけイジめるの?
ようやく日和佐までやってきたときにはもうヘロヘロ。
ここからもう一回山岳があるので、道の駅日和佐で一息入れます。
結構疲労したため、スポーツドリンクをガブガブ。
寒いので、半室内にある足湯スペースで少し暖をとる。
さすがに足をつけることはできないが、温かい室内で休憩できるのはありがたい。
だが、油断してちょっと眠気がやってきて10分ほど失神。
時刻は16:45。少し日が陰ってきました。


さて、グズグズしていられないのでリスタート。
相変わらずの向かい風ですが、日が落ちてきてそこに冷えがプラスされてきました。
道の駅を出て、3kmほど進み、北河内で日和佐道路と分岐して、
浦寂しいR55へ入る。
海賊船レストランのところまで少し上るとそこからしばらく平坦。
八坂神社のところで子供らが集まって遊んでいて、
こちらに気づいて、ガンバレ〜と応援頂きました。ありがとよ〜!
そこから一の坂トンネルを抜け、鈍い上りを延々と。
交通量は皆無で、本当に寂しい感じ。
徐々に寒くなってきたなあと思ったら、粉雪が降ってきた。
向かい風なのでどんどんメガネを曇らせるので困る。
そして無事に日没までに星越峠を通過。


↓星越峠の上り途中


日和佐道路と合流してからまた一気に交通量が増える。
下りなので慎重に進む。
とにかく手足の指先が冷たすぎる〜!
福井ダムを通過し、阿波福井の分岐で、左折し県道24号へ。
往路は大外を回るR55トレースだったが、
復路は比較的直線的に小松島へ向かうこちらの道をチョイスしてみた。
曲がって早々、ちょいとした急坂を上り、高台へ。
こちらの方が距離的に短いからか、結構こちらも交通量が多い。
新野を過ぎると、今度はもうちょい厳しい目の急坂をくくっと上らされる。
ヘエヘエ。やっぱり海岸を行かないだけ上りが発生するわなっと。
反対側へと下り、桑野辺りまで来て日没を迎える。
そこから桑野川と並走しながら北へ北へと平坦路を黙々と。
徐々に市街地へ近づいているからか、車が増えて渋滞気味になってくる。
那賀川大橋の手前でR55の旧道にぶつかり復帰。
相変わらず小石のツブテが散乱しているダート仕様の路肩を慎重に進む。
大林北で本線とも合流すると、一層車が増え、大渋滞の様相。
そこを慎重に路肩走行する。
この辺で、お腹ぺこぺこになり、食べ物のことばかり浮かべながら、
とにかく目当てのお店を目指す。お店は20:15で閉まってしまう。
今19時ちょい。距離20kmなので、ひたすら集中してR55を疾走する。
勝浦橋を渡るころにはもう全然パワーが残っていなくてヘロヘロ状態。
それでも足を止めずに必死のパッチ
左手に眉山の山頂へ続く道のライトアップがきれいに見えてくる。
市街地に入ると、ロードサイドショップへの出入が頻繁になるので慎重に。
どうにかかちどき橋に到達したのが19:30。
そこから港方面へ折れ、末広道路の手前で左折し北進。
ここまでは道順をしっかり記憶していたのだが、
ここからはざっくりとしか道がわからない。
とにかく待ったなしなので、全速力で駆ける。
だが、周囲はすでに暗くて現在地を完全にロストしてしまったので、
ちょうど合ったファミマにインして現在地確認すると目的地はもうそこ!
慌てて飛び出て、安宅大橋を渡り、しばらく行くとありました!
徳島ラーメンの名店「支那そば 巽屋」さんです。
どうにか閉店30分前までに到着しました。


支那そば 巽屋


お店に入り食券購入。もうガス欠なので、支那そば、肉玉入り大とライスで。
結構早く上がってきて見ると、濃そうな茶色のスープが並々と〜。
ああ、早速いただきま〜す!
まずはスープを一口・・・・・・
(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!
ディスイズ徳島ラーメンな甘辛スープが抜群にうまし!
この濃厚スープが程よい硬さの細麺と絡まり、
シャキシャキのもやしとのアンサンブルが素晴らしすぎる。
そしてこのスープは濃いだけではなく後味はすっきりなのが素晴らしい。
具のお肉をご飯にのっけてパクパク。
ああ、白飯とのベストコンビネーション。たまらんす。
そして、卵をくずすという大事な儀式を終えると
スープはより濃密にお色直し。
「ぼかぁ〜ね〜卵が大好きでねぇ〜」と某徳島出身者がアピールするのも当然です。
とにかく閉店に間に合ってよかった〜。
ごちそうさま〜。


支那そば、肉玉入り大


完全にお腹を満たされ大満足でお店を後にしたのが20時すぎ。
フェリーの出港は21:40なので、あと1時間以上あります。
が、もうご飯は食べたし、徳島市内で別にみるべきものもなく、
あってもすでに日没で真っ暗なので、することがない。
それよりも風が一層冷たさを増して、ウロウロする気にもなれず、
そのまま近くのフェリー乗り場へ直行する。
乗船券を購入したらすることもないので、
2Fにあるガラガラの待合所へマシンを持ち込み、ベンチでひたすら仮眠。
外よりは大分マシだが、それでも汗がひいてとにかく体が冷えるので
寝つけずに、ホットコーヒーを買ってきて暖をとりつつ。
ぱしゃ君から入電があったので対応。
翌日のチーム練の集合場所はいつもの関西医大なのだが、
そこまで道が不安やから連れて行ってくれと言う無茶ブリ。
0泊2日で400kmオーバー走った後になぜに淀川CRを往復せねばならぬのか、
CR1本何だから1人で行けるだろと思いつつも、
まあ体力さえ余ってれば、時間的には間に合うのでとりあえず行くことにする。
そんなこんなで時間をつぶし、出港15分前に車両の乗船口へ。
当然外です。1人でっかい荷物をマシンにぶら下げたランドナーさんがいました。
吹きすさぶ外で、ひたすら係員の案内を待つうちにすっかり冷える。
ようやく呼ばれて、マシンを預け、客室に転がり込んで再び仮眠。


↓再びフェリーにて帰還


1時間ほど揺られて和歌山にカムバックしたのがちょうど0時。
下船するとカキーンと空気が冷え切っております。
風はそれほど強くはなさそう。
ここからは勝手知ったる道なので安心とはいえ、
この寒さと疲労で萎えきっております。
でも自力で帰るしかないわけで、気を引き締め直して帰ります。
まずは港からすぐに青岸橋のループをえっちらのぼって体を温めます。
くいっと上り市堀川を渡ったらそのまま紀の川河口大橋をへと続く。
ここは2010年に無料開放された紀の川で最も河口に近い橋。
こないだの御坊ライドの時に寄るつもりだったが時間がなかったため、リベンジでした。
結構高さがあり、北側には湊地区に広がる広大な住友金属の工場群が丸見え。
橋の中腹で1人工場萌えな方が望遠で狙ってましたが、
確かにここは、もくもくと白煙を吐きだしながら、
煌々と無機質な姿を浮かび上がらせる工場を狙うには絶好のスポットです。


紀の川河口大橋


↓工場萌え


紀の川を渡りきり、そのまま右岸を行きます。
もう1つ小さな橋を渡りそのまま東進。
土手道はガードレールがなく、センターラインもないので
車が来ると脇へ寄るのに落っこちないように注意しないといけない。
ここから大阪側へはどこかの時点で山を越えなければならないのだが、
まず交差するR26の具合を見ると、
こんな深夜にもかかわらずかなり交通量がある。
なので2週連続で考子峠はパス。ということはもう御ノ山峠越えしかないね。
ということでR26をまたぎ、続いて南海電車、R26BPとまたぐ。
紀の川大堰のところから広めの歩道が登場し、そこをえっちらと進む。
東へ内陸へと歩みを進めるにつれて、冷え込みが厳しくなってくる。
JR、阪和道とくぐり、R24に入る。
いつものポイント(川辺)の手前で左折したら、
よくわからない新興住宅地の袋小路にはまり、
散々周りをぐるぐるした揚句に結局R24に戻ってしまう。
川辺からはブルベルートに入って御ノ山峠へ。
県道7号のところから徐々に上りに入っていくが、周囲は真っ暗。
厳しい寒さで顔がへばりつきそうだ。
道の合流地点からいよいよ真っ暗闇ライド。
和歌山側はまあまあ斜度があるので、集中してダンシングで上っていく。
寒さで耳がキーン!
前方に阪和道の橋脚が見えたら、ラストの急坂ヘアピン区間をしのいでどうにか峠越え。
電光版の表示はマイナス3℃!
前日のほぼ同時刻に通過した時はプラスの3℃だから、6℃も寒い!
ああ、寒い!死ぬ〜


↓御ノ山峠はマイナス3℃!


峠越えの問題は実はこの上りではなく、ここから10km弱も続く下り。
ただでさえ路面状況が悪い上に、ライト1つ失って見通しが悪い。
おまけに路面は凍結してスリッピーな状況が予想されるし、
なにより下りは心底冷える!あああ、イヤだといっても観念するしかない。
慌ててペースを出さずに、いつも以上に慎重なペースでゆっくりと下る。
もう瞬間冷凍です。バリバリと全身が凍りつく…
特に足先の感覚がズキズキと刺さるような寒さ。
何せボロボロのシューズカバーなので、
足先がほぼ剥き出しの状態で晒されているので寒さがダイレクトなのです。
ああ、貧乏人の辛いところよねん…
本当に瀕死の思いで大阪側に下りきったはよいが、
もう戦意喪失、足先はのっぴにならない深刻な状況。
なので、一旦態勢を立て直す意味でもブレイクすることにし、
岡田浦のすき家に飛び込む。
ああ、暖かい。それだけで救われる〜。
もう一度体をチャージして復活するにはもうカレー投入しかないので
ハンバーグカレーとみそ汁。
暖かいものをとにかく取り込んで回復を図る。
ちょうど隣にローソンがあり、そこでミニの貼るカイロをかって、
靴下に取り付けると、ちょうどシューズカバーの空き部分がふさがる上に暖かいので
かなりの改善!ちなみに足の平側ではなく甲側に貼らないと、
時間が経ってカイロ自体が硬くなると、土ふまずを刺激していたくなるので注意。
というかなぜこの処置を峠越えの前にしなかった、俺!
リスタート後は、人気のないおなじみの道を淡々と進む。
軽く向かい風だったが、寒さ対策の改善とカレー効果で復活し、
まずまずペースを維持しながら走り、帰宅は5時。


ぱしゃ君に入電すると支度をしているので6:15集合でとのことだったので
家で風呂にも入れず待機して、集合場所へ。
練習の邪魔になるかもしれないと思ったが、
メンバーが集まる機会なのでhideさんとtrekyさんに
お待たせしていたカキオコTシャツを持っていく。
集合後、朝冷えのする淀川CRをぱしゃ君と進むが、
一旦帰宅して完全にモチベーションが切れてしまっているので全然回せない。
極寒の中一晩走り続けていたせいか両膝にバリバリ違和感があるので無理せずに進む。
CRはいたるところで路面が凍結していて、水たまりはバリバリの氷に。
スリップしないように慎重に進み、7:15に関西医大のファミマに到着。
すでにtrekyさんが到着されていて、じきにhideさん、kurubiさんと集まってくる。
本当は御幸橋まで行ってアニキにも会いたかったが、
さすがにもう限界と言うことで、メンバーを見送って帰路に着く。
行きはぱしゃ君とベラベラしゃべりながらだったからいいのだが、
帰路は一人なので非常に眠く、危うい感じでした。
途中、鳥飼大橋を過ぎたくらいで前方から知っている顔のローディーが来たなと思ったら
御久し振りのmijiさんでした。
少し止まってお話したかったが、すでに元気maxで余裕なく、通過の時に挨拶しただけ。
その後、スペシャ乗りにバトルを挑まれたので、
負けてはならぬと最後の最後の馬鹿力でねじふせて、帰宅が9:00。
暖かいシャワーで氷解して布団へ直行1お疲れっした!


室戸、遠かったし単調だけど、面白かったなあ。
あと冬場に400kmはちょっと厳しめ。
暖かくなるまでは300くらいで様子見ようかしらん。