記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

カレーなる日々 「燦く」「バビルの塔」「ラヴィリンス」

季節も夏からいつの間にか秋。黄レンジャーもがんばって出動っす。


まず1軒目は、福島にある「燦く」さん。
関西のグルメな人ならお気づきだと思うが、
ここは激戦区福島でも超人気を誇るラーメン屋「三く」さんが出されたカレー屋さん。
入口からしてとてもオシャレでカレー屋さんとは思えない。
内装もこ洒落ていて、訪れた日は天気がよかったので
白い玉砂利の敷かれたテラス席でいただきました。
食券制なのだが、最低200g280円からと激安!
しばらく待っていると、なんと飯ごうでサーブされます。
なかなかの演出。
開けると、まず中蓋に福神漬とらっきょ。
それを取るとカレーが入っています。
粋な演出とは裏腹に味はいたってフツー。
ウマいマズイということではなく、極めてレトルトチック。
ラーメンの名店が出しているということで、
出汁の効いたようなものを期待していたのでちょっと残念。
飯ごうに直接スプーンを入れて食べるのだが、底が深くてちょっと食べづらかった。
でも、激安設定と店の雰囲気を考えるとそれはそれでニーズはあるのかなと思ったり。


↓燦く


↓飯盒で出てきます(300g、380円)


↓こんな感じ


お次はカレー激戦区、谷町4丁目で頭角を現している「バビルの塔」さん。
なかなかジャンキーな店内にイカつい兄ちゃんのお店。
この日の肉カレーはチキンビンダル、豆カレーは揚げとカボチャとバターナッツ。
ここはあいがけで勝負してきました。
しばらくして出てきたのは、ライスがセンター島として浮かぶカレーの海。
まずは豆カレー、豆だけあってコクがあり、そこにスパイスがスパークする。
硬めに炊かれたカボチャとお揚げさんも見事にマッチング。
一方、チキンの方はパプリカの味が主張したスパイシーな仕上げ。
どちらも相当にレベルが高かった。


↓バビルの塔


↓肉カレー(チキンビンダル)と豆カレー(揚げ・ナッツ・カボチャ)のあいがけ900円


ラストは、新町にあるスパイス料理のお店「ラヴィリンス」さん。
2010年食べログカレー部門で堂々1位のお店で、某有名食ブロガーさんがご主人。
真っ赤な店内はどことなくミステリアスで、
そこにご主人とご主人のお母さん?が切り盛り。
色々スパイスに絡むメニューが豊富で、「飲料麻姿豆腐」も相当行きたかったが、
ここは名物の「エビ・キーマカレー」をセットで注文。
出てきたのはオレンジに輝くキーマカレー
このそぼろみたいなのは、ミンチではなく海老をフレーク状にしたもので、
なかなかスパイシーです。
これをご飯とごちゃまぜにして、そのまま食べてもよし、
セットで着いてくるチャキチャキのレタスで包んで食べてもよし、
さらには付属の濃厚自家製マヨネーズを合わせて食べるもよし。
3段階の味の変化で楽しめます。
途中から、果たしてこれはカレーなのか?何なのか?
わからなくなってきましたが、それでもスパイシーで美味しければそれでいいんです。
不思議というか、新発見というか、なかなか楽しませてくれました。


↓ラヴィリンス


↓エビキーマカレー(セット1000円)