記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

19年目の朝

あれから19年たった。
毎年この記事を必ず残すようにしているが、
そのサイクルも驚くほど早くなった。
今年は体調不良などから現地へはいけなかったが
それでもあの時間に自然と目が覚めた。


あれからもう19年である。
その間に日本は再び大きな震災を体験し、
また地震以外にもさまざまな自然災害に見舞われてきた。
震災は決して過ぎ去った過去のことではない。


個人的にも、家庭を持ち、子ができ、守るべきものができた。
あの日、突然人生を失った人、家族や友人を亡くした人。
彼らのことを思うにつれ、生き残った身として、
彼らの分まで一生懸命生きてきただろうかと、毎年自問する。