記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

うどん県1dayライド 詳細編

土曜日。
夕食後にいそいそと準備を始める。
前回、尼ナイツの際にリアタイヤをぱっくりやってしまい、タイヤ交換。
梅パでお目当てのものがなく、仕方なく久々にミシュランPRO4です。
23:00に家族に見送られて出動。
今日は背中に一眼と三脚それにうどんセットを詰め込んでのライドです。
ぎちぎちのリュックが突っ張って前傾になりづらく
最初はなかなかポジションが決まらない。
この日は寒の戻りで少し寒く、風があって冷たさを感じる。
淀川左岸を進んでR2ハイウェイに乗る。
遅い時間なのでトラフィックはすき気味。
懸案のタイヤのフィーリングだが、お初のPRO4なかなか悪くない。
PRO3の時はネチャネチャと路面にベリベリへばりつく感じが非常に不快だったが、
それがマイルドになっていて、しっかり路面をキャッチしているように感じる。
ただし、路面がバンピーなところではイチイチそれを拾うので衝撃が大きく、
路面にずしんと重心が沈み込むような感覚がする。
FUSIONとかアルトレモなど路面に対してピーンと立つような感触のタイヤが好みなので
この感覚は慣れるのに少し時間がかかりそう。
でもPRO3の最悪なイメージと比べれば、かなり性能がアップしていると実感しました。
杭瀬あたりでローディーさんを一人パスし、快調に飛ばしていく。
尼崎のデンジャラス区間は相変わらずカオスで慎重に抜けていく。
武庫川を渡るとちょっとアゲインストの風が強まる。
この日はバスの襲来もなく、淡々と38kmペースで進み、0:15に神戸着。
コンビニで買い出しをしてから、第3埠頭へ。
終盤でお金のやりくりでヤキモキしたくないので、往復チケットを購入。
しばらく二輪の待合場所にて待機。
二輪は必ず一番最後なので冬場は堪えます…
ようやく乗り込み指示があって、いざ入船。
マシンを駐輪スペースにおいて、船内へ。
雑魚寝スペースではなく、2Fの洋室で、4人掛けソファが開いていたのでそこを確保。
ぶっ飛ばしてきて小腹がすいたので早速売店で本日一杯目のうどんを食す。
腹が満たされたら高松着のアナウンスまでオヤスミナサ〜イ。


↓久々フェリーに乗船


↓魔女宅仕様のブースもありました


↓1杯目はフェリーにて


到着20分前に館内にテーマソングが流れて起床。
いそいそ準備をして、5:00に高松港着。
一番乗りで船から飛び出し、市内へと駆けていく。
この瞬間の解放感はいつもたまらんね。
ただっ広い瀬戸大橋通りを西へと疾走。
寿町一で左折してR30に入る。南下に転じ閑散とした目抜き通りを進む。
栗林公園をかすめて室新町で右折し、県道266号から県道172号とつないで
峰山口からR32に乗る。
ここからはこの走りやすい大通りでまずは30km先の琴平を目指します。
目指す一軒目のお店「上杉」さんは6:00開店。
できるだけ早く到着してこの後のスケジュールを円滑に進めたいので
今日は全部飛ばしていきます。
路面が張り替えられたのかきれいな舗装で走りやすい♪
ただ冷たい向かい風が少し強めで、ペースは32km程度に抑えられる。
気温は2度。今はまだ大したことがないが、明け方の放射冷却で冷えるだろうなあ…


成合大橋を渡り、少しずつ山間に入っていく。
微妙にアップダウンが始まりえっほえっほと距離を稼いでいく。
滝宮を越えたところで朝を迎えます。
すぐ脇を始発のことでんがコトコトと走っていきました。
香川の風景はポコポコとしたお山が平地にニョキニョキ生えているような感じで
とても面白い。


ことでんが走る


岡田のところで旧道と分離してバイパスの方をチョイスして進む。
そろそろ前方にまとまった台形状の大きな山塊が見えてきます。
やはりこんぴらさんだけは明らかに他の山とは別格な風貌をしています。
抜川橋までジャ〜っと下って、しばらく直線的に進んだら琴平に到達。
時刻は6:45。まずまずのペースです。
買田で高知方面へと折れていくR32に別れを告げて直進してR377に入る。
いこいの郷公園まで少し鈍い上りをこなし、少し下ったら、
再び工場のところまで上り。
伊予見峠というだけあって、ここから進行方向に燧灘がうっすらと見える。
ここからは長い長いダウンヒル。手先足先が寒い!
しばらく走って、脇にコンビニのある砂川の交差点を右折し県道218号へ。


↓砂川で右折


山道を進んでしばらく行くと道が2分岐。地図を確認して左手の県道225号を選択。
のどかな里山を走る。
さっきの長いダウンヒルもせいもあって、この頃は体がキンキンに冷えて冷えてツライ。
左手にため池があるところまで来ると、この道の前方で工事中で通行止めに…
指示に従って迂回路に入り、集落の間を縫って県道24号との交差点で元の道に復帰。
ここから道なりにしばらく進むと、前方に高松道の高架が横切っている。
その手前の路地に入り、第1の目的地である「上杉食品」さんに到着したのが7:30でした。
ここも何度か訪れていますが、
一見するとうどん屋さんとはなかなか気付きづらいですね。でも名店ですヨ〜。


↓上杉食品


早速中に入ると、お母さんが元気よく「おはようございます!」のご挨拶。
既にこの時間でも主に地元民の人でほぼ席は埋まっています。
都合よくストーブの前の席が空いていたのでそこで暖を取る。
注文は「冷やorかけ」「小(1玉)、大(2玉)、特大(3玉)」のチョイスです。
寒いので温かいのがいいのと、西讃といえばやっぱりかけうどんなので
かけ大を注文します。
本当は特大行きたかったが、この後食べることを考えて自重しました。
で、あっという間にお母さんが丼を持ってきてくれました。
さっそくいただきます!
まずはお出汁をズズズズズ〜。アハ〜ンおいしい〜♪。
さぬきうどんは麺が命だとばかり思われがちだが、
さぬきうどんの本当のおいしさの特徴は
このイリコの効いたお出汁だと自分は思いますね。
この味は関西ではほんとうにめったにお目にかかれません。
そしてこの最高のお出汁に、絶品のアルデンテな麺が最高たまらんっ!
噛んだ瞬間に程よく反発が来てそこからすうっとストレスなく切れる、
これぞさぬきうどんの麺です。
関西のさぬきうどんと称する麺はどれもコシが強すぎ、硬すぎです。
しかし、香川のうどんがこれだけウマイのはなぜなんだろう?
粉は、北海道産とか輸入物を使っているので、他の地域と条件は一緒のはずだし、
香川県産の小麦、かがわの夢2000を使っているうどん屋はまだまだ少ない)
水とか雨の少ない気候とかが影響しているんだろうか?
何にせよやはり本場で食べるに限りますな。
お腹も心も満たされて大満足でございます。
奥さんへのお土産に半生の麺を購入してリスタートします。


↓かけ大300円


さて、2杯目は「須崎」さんと決めているのだが、開店の9時まで少し時間がある。
そこでちょっとばかし観光をしましょう。
本当は豊稔池ダムまで足を延ばせればいいのだが、そうすると時間がかかるので
今日は別のスポットを狙い撃ちします。
県道225号に復帰して西へ。高速をくぐってしばらく進むとR11とぶつかります。
国道を横断してそのまま本山の集落を抜け、JR線をまたいで県道224号に入る。
そこで、寒さでお腹を冷やしてしまい、ローソンで緊急ピットイン。ふぃ〜。
すぐにリスタートして財田川に沿ってのどかな風景の中を進みます。
琴弾八幡宮のところまで来て、琴弾公園の手前でドライブウェイの入り口を発見。
ここからちょっとばかしヒルクライムタイムです。


↓展望台までショートヒルクラスタート


展望台までの道へ切り込むとすぐに斜度が急になります。
アウター縛りで行くにはちょっとキツイかなというくらい。
インナーに落としてえっちらおっちら前進すると、小さなトンネルがあり、
そのあたりで道は何重にもトグロを巻いている。
背中の重みに耐えながらヒーヒーそこをくぐり抜け、グ〜ルグル。
その先で斜度は落ち着き、残りを片づけたら展望台に到着
食べた直後にいい運動でした。
で、ここから眺められる風景というのがこれです。


↓象ヶ鼻岩


↓銭型砂絵


これお金です。
寛永通宝を砂絵で表現したもので、
東西122m南北90m周囲345mもある巨大なもの。でっかいお金ですねえ。
江戸時代、この地を治めていた藩主が視察に来るということになった際に、
なにか驚かせよう喜ばせようと考え付いたと云われていて、
意外と歴史のあるものです。
面白いことをする人がいるものですねえ。
現在では地元のボランティアの方々が管理されているとのこと。
なかなかの見ものでした。
展望所で、長野から夜通しかけてくるまで来た方と少しお話。
すごいですねえと盛り上がる。


↓展望台にて


ひとしきり上からの眺めを堪能したら、
今度はそばに寄っていって見てみましょう。
ドライブウェイは一方通行なので反対側へ下ります。
途中では七宝山が綺麗にに見渡せるのだが、道のつけ方がすごくて、
ク〜ネクネと蛇行しまくりなのであまり目が離せないワ。
慎重に下りきって海側の琴弾公園へ。


↓風光明媚


↓えらい道のつけ様だな


公園内をのんびり走り、銭型砂絵の方へと進んでいくと、ありました。
立ち入り禁止の立札が立っておりますが、
間近だとただ砂がうずたかく盛られているだけで、何の事だかよくわかりません。
頑張って山の上まで上った人だけが絶景を見れるということですネ。
そのあと、せっかくだからちょっと海に出てみようと有明浜に出る。
穏やかな瀬戸内の海はいつも優しいなあ。


↓下からだとよくわからん?


琴弾公園


せっかく機材を持ってきているので色々と撮影をしたり何だしていると
思った以上に滞在時間が伸びてしまいました。
時刻はすでに8:30を少し過ぎている。ということで、大急ぎでリスタートします。
上杉さんのところまでは来た道をそのままバックし、
県道24号に入って北上を開始。
ポコポコと生える山の間を縫うようにして道は続きます。
県道23号と合流すると、送迎バスやら何やら少し交通量が増えます。
慎重ながらペースを上げて進み、下麻のところで集落の道に紛れ込みます。
そうして辻のところで多数の人や車が集まっている場所に出ます。
開店してまだ20分というのにすでに行列のできている「須崎」さんに到着です。
ここは食べログランキングで20111,2013でグランプリを獲得した名店だけあって
こんな山間の何もない集落にすごい人だかりです。
近くにマシンをロックして大急ぎで並びます。


↓須崎。開店20分でこの行列…


↓ひたすら並びます


メニューはいたってシンプルで、しょうゆうどんしかありません。
それの温かいのか冷たいのか、大中小です。
ここは冷大(2玉)でお願いします。寒いけどここはゼッタイ冷やだよ!
15分ほど並んで、店の多くの調理場で丼を受け取ります。
そして備え付けのテーブルで、お好きに味付け。
ネギと玉子(30円)、そしてダシしょうゆを回しかけて出来上がり。
丼を片手に店外に出て、その辺の空き地で食します。


↓麺をもらったらセルフで味付け


ではでは玉のようなおうどんをいただきます!
んんんんんん〜!麺が甘〜い!
小麦のもつ自然の甘みを最大限引き出していて素晴らしいの一言。
そこにこれまた優しい甘さのダシしょうゆ、卵の黄身がコーティングされて
何とも上品なウマサ!
冷やといえど、がっちがっちに引き締まっているわけではなく、
優しい味わいを決して食感で損なわない、絶妙の歯ごたえ。
さすがNO.1を獲っただけはある確かな仕事ぶりです。
うどんって基本、水と小麦粉オンリーで、これだけシンプルなものはないのに、
なぜこれほどまでに違いが出るのだ!?なぜ?
素晴らしすぎる一杯でございました。感動をありがとう!
お勘定はどんぶりを返却する際に自己申告制。これで350円とは何たる!
素晴らしい。また絶対来ます。


↓須崎、温大たまごアリ350円


すっかり満たされて、リスタートします。
が、食べた直後でお腹が急降下〜。ラッパのマークが鳴り響きます。
さっきここに来る途中、下麻のところにコンビニがあったのをちゃんと確認済みなので、
そちらにいったんバックしてトイレタイム。
その後いよいよリスタートして、丸亀を目指します。
下麻で県道24号に入り、山間へと少し上り基調で進みます。
小さな朝日山を右手から回り込み、ため池がポツポツ点在するところあたりから
少し上りが始まり、ほどなくして麻坂峠に到達。
そこから善通寺まではダウンヒル
急なカーブを何度かこなしながら下っていきます。
向かいにある我拝師山が見事で、途中でマシンを降りて写真撮影。


↓中山と我拝師山


すぐにリスタートして、自衛隊の駐屯地を抜け、善通寺市内へと突入。
この頃になると日差しが結構強くなってきて暖かくなってきました。
県道24号を引き続きトレースし、その先高松道をくぐってR11に入ります。
ここはもういつも通っている勝手知ったる道ですね。
JR土讃線をくぐれば、そこから先は幅広の大通りで、
滑走して丸亀原田まで。
そこで左折をしてしばらく県道33号を進むと丸亀に到着。


丸亀城


丸亀に寄ったのはうどんが目的ではなく、
長年行きたかった猪熊弦一郎現代美術館に立ち寄るためです。
いつもこの辺は自転車でも通過するのだが、大抵夜間に通過していたし、
そうでなくても帰りのフェリーの時間との格闘に追われて、
ゆっくり立ち寄ることができなかったのだ。
美術館は丸亀駅の真ん前です。
あまりゆっくりと時間はとれないが、駐輪所に自転車を止めて、大急ぎで鑑賞します。


猪熊弦一郎現代美術館


猪熊さんは、ここ丸亀出身の洋画家で、戦前にマティスに師事。
身近なモノや動物、人間の”カタチ”に面白さを見出し、
具象と抽象のその狭間をゆくような独特のタッチで
常に斬新なアートを生み出し続けた人です。
そしてその飾らない人柄や、親しみやすい作風がとてもここちよいのです。
常設展だけなら入館300円と破格に安いのだが、
企画展が面白そうだったのでセット券で入館。
ここは驚くことに、館内写真撮影OKとのことでした。


↓エントランス


↓撮影OK


それではしばし、猪熊アートをご堪能くださいませ。






いやあ、インスピレーション沸きますね〜。
ものづくりの欲求をビンビン刺激されてしまいました。
スバラシイ!やっぱり少しだけでも立ち寄ってよかったと思います。
お次は3Fでやっている企画展「あそびのつくりかた展」へ。
ここは実際にアート作品に触れて遊んで感じるというものです。
そういうの大好物ですよ。
ということで、いろいろ遊んできました。どれも面白いですね〜。
嫁子を連れてきてあげればよかったなあ。


↓あそびのつくりかた展


↓あそんでみる


↓布団のお山はビンディングなので自重


気付けば鑑賞して実に1時間近く滞在をしてしまいました。
本当は30分ほどで駆け足で見るだけのつもりが、やはり見入ってしまいました。
ただここまでマージンを稼いできていたので、それでスケジュール通りとなりました。
何かお土産をとミュージアムショップを物色。
悩みに悩んで、やっぱりと作品集を購入したはいいのですが、
もうリュックパンパンだし、めちゃくちゃ重いよ!
でもこれで走るしかないので、残り頑張りやす。
12:00に美術館を出発し一路高松市を目指し、県道33号をひたすらトレースしていきます。
土器川を渡り、宇多津を過ぎるとJRのデルタ地帯。
左手すぐには瀬戸大橋があるはずなのだが聖通寺山があって見えない。
カメラもあるし、ちょっと寄って撮影したいのだが、
絶対に時間オーバーしてしまうので、今回は断念。また次回にでもゆっくり。
JR線、瀬戸中央道を相次いでくぐり、坂出に入ります。
そのまま東へ東へと進んでいくと、右手からJR線が並びかけてランデブー。
金山をぐるっとなぞりながら道は徐々に南東方面へ。
谷東でR11に乗り、ペースを稼ぐ作戦に出ます。
交通量は多いが、道幅十分の大通りなので、
車道からの追い風に乗って40kmオーバーで回す。
前方にオレンジのバーテのローディーがいてあっさりパス。
ここからノンストップで40kmペースをキープして高松市街へと突入。
そうして三条で右折して、県道280号に入る。
ここは狭小の生活道で、路肩が狭く荒れているうえに交通量が非常に多いので
慎重に前進する。
ことでんをまたいで、もうそろそろ目的のお店が見えてくるはずなのだが、
どこどこ?


↓え?ここ?


前の2軒も大概、うどん屋とはわかりづらいが、
ここはそれを軽く超えるわからなさですな。
かろうじて、「生そば始めました」という張り紙があって製麺所とわかります。
恐る恐る戸を開けて中に入ると、
かわいらしいお婆ちゃんがおやおや?という感じで出迎えてくれました。


↓橋本製麺


↓すごい…


↓ここでいただきます


ここは製麺所なので、うどん屋ではありませんが
丼を持参すればその場で麺を湯がいて入れてもらえます。
そのためにmy丼ぶりと、ミニボトルの醤油、それからネギを刻んで持ってきましたよん。
お婆ちゃんに、うどん2玉と注文すると、ハイハイと奥へと引っ込み、
しばらくすると丼に2玉分の麺が入って戻ってきました。
おばあちゃんと談笑をしながら、早速いただきます。
麺は今回の中では一番モチモチとしていて、口の中でふんわりと弾むような感じ。
ツルツル、シコシコと食べ応えのある麺でした。
お婆ちゃんがずっと横でお話をしてくれて、なんともほっこりするようなひと時でした。
ごちそうさんでした!また遊びに来ますね♪


↓うどん2玉140円


↓my丼ぶり出動。持参したネギと醤油で味付け


さてさて時刻は13:30。全てのミッションを無事にクリアしましたので、いざ帰ります。
県道280号を慎重に進んで北上。
R11をまたいで、そのまま直進して裏道を進んでいくと、
丸亀町商店街へと進んでしまい、ごったがえす人ごみに苦戦することに。
そこで瓦町をすぎてR11に入り、東に転じる。
そうしてフェリー乗り場に到着したのが14:00。
コンビニで買い出しをして、無事に14:30便に乗り込む。


↓高松東港


乗り込んで、残金を確認してお土産を購入し、出航を写真に収めたら、
リクライニングシートで祝杯を挙げて、自然と寝落ち。
次に気づいた時には18時を回っていて、
ちょうど明石海峡大橋をまたぐナイスタイミング。
デッキに上がり、トラやんと一緒に写真を撮ったりして時間を過ごす。


↓トラやんと


↓海を往く


明石海峡大橋通過ちう


そうして19:00。無事に神戸に帰ってまいりました。
本格的な撮影は別にするとしても、せっかく機材も持っているので
ロケハン気分で軽く夜景を撮りながら帰ります。
ということで、帰路は味気ないR2ハイウェイではなく、無料湾岸コースです。
摩耶大橋を渡り、摩耶埠頭あたりを軽くブラブラ撮影。
灘浜に入り、高速の向こう側にある神戸製鋼の巨大な工場群を横目に進むが
あそこは構内にでも入れない限り撮影ポイントが見つからなそうだ…
南魚崎のところでいくつか写真を撮り、そのままサンシャインワーフをかすめて
一旦R43に。そこから深江で右折して無料湾岸に入る。
この頃になるととても腹が減ってきた。
1発目ののぼりが一番斜度がきつく、えっちらおっちら上り、
橋の上からいくつか撮影。腹が減りリュックを探るとチョコバーがあって速攻ペロリ。
もう背中の荷物の重みやら何やら疲労困憊なので、撮影はこのくらいで切り上げて
ロケハンだけしつつ、どうにか鳴尾浜までのアップダウンを終了。
あとはこの間の夜ポタのルートをそのままトレースし、帰宅が22時前でした。


ということで久々の遠征は、
ただ走るだけではなく色々な要素をミックスして非常に有意義なライドとなりました。
ストイックにただ距離を稼ぐというのも面白いが、こういうのも楽しいですな。
ある程度ペースも維持できるようになったし、距離も走れるようになって
少し色々遊べる余裕が生まれてきたように思います。
自分はあれもこれも色々やりたい、食べたい、楽しみたいタイプですし、
自転車だけに特化した偏った人間にはなりたいとも思いません。
純粋に走ることももちろん大好きですし、
実際大抵の人に比べたらかなり走り倒しておると思いますが、
ただそれだけが目的化してしまうなんていうのはつまらないじゃないですか。
走ることをベースに色々な要素を組み合わせたり、展開することで、
楽しさがどんどん膨らんでいくように思います。
もちろん、それを楽しむにはそれなりに体力も気力も必要なので
ストイックな秘密のトレーニングは続けておりますが、
それは目的ではなくあくまで手段とわりきっております。
ここ最近、色々なチャレンジを初めて、
新しい世界に飛び込んだり、新しいつながりができたり、
ここ数年自転車一辺倒で放置していた分野に再び目を向けたりして、
去年までとはまた一味違ったスタイルがいい感じにフィットしてきた感覚が
改めて今回のライドで実感できました。
何はともあれ、人生遊んだモン勝ちってこってす。
と言いつつ、今週末はちょっとだけマジメにがんばってきます!