記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

酒場探訪記 天満パトロール 「得一」「吉田スヰッチ」「大旦那」

この頃は家呑み中心にシフトして久々?の酒場探訪記です。
ということで、ホームグラウンドの天満をパトロールです。


まずは超超お久しぶり、天満の立ち飲みの雄といえば「得一」でござい。
相変わらず活気あふれておりますなあ。
早速大瓶片手にホルモンタレ焼きをしばく。ウマシ。
チューハイライムにシフトして、揚げ出しナスをハフハフ。
やはりアテがうまい店が一番やね。
ギリギリ千ベロオーバーしてしまいましたが、でも安い!
ごちそうさん


↓得一


↓大瓶+ホルモンタレ焼


続きましては、ちょっとまったり呑みたいなあということで
前々から気になっていた天五にある「吉田スヰッチ」さんへ。
この日は雨模様のせいか、自分1人しか客はおらず、
マイペースなお母さんがお一人で回しているカウンターだけの小さなお店。
地酒はその日あるストックを出していて、1本開けると次の銘柄を仕入れるということで、
めぐり合わせがあるようです。
それでは本日のラインアップから選びます。
ここはやっぱり名前に惹かれて「谷川岳」いくしかないでしょう。
これはアルコール度14%と低く、辛さもあまりなくてスルスルと飲み干してしまう感じ。
付き出しのポテサラも玉ねぎのシャキシャキとしたアクセントが小気味よく。
続いて、千葉はいずみ市大原に蔵を構える木戸泉を。
1月に房総一周した地に思いを馳せつつ、キーンと辛口で、山廃仕込みの酸味がグイグイと。
それに合わせるアテは〆鯖とみょうがと紫蘇和えでさっぱり迎え撃つ。
うむ〜最高じゃ。
お母さん、本当にマイペースな方で、
TVでイカカニを捕食しているのを見てホエ〜とか言いながら、いい塩梅でお話しして
こちらもさして気を使わずまったり呑めました。
なにか友達の家に呑みにいって、お前の母ちゃんの飯旨いなあとかそういう感覚。
色々料理もおいしそうなメニューばっかりで、
こりゃあまた遊びに来ないかんなあ。
ごちそうさん


↓吉田スヰッチ


谷川岳 純米吟醸


↓木戸泉 醍醐 純米山廃造り


ラストは天満駅の南側のゾーン。
最近この辺りもずいぶん面白そうな店ができて注目です。
で、今回はあの「鶏家たちばな」さんが新展開で今年2月にオープンさせた、
「大旦那」さんへ。
大衆酒場と銘打っているだけあって、なかなかの大バコ。
店もスタッフも活気にあふれていてなかなか楽しみです。


↓大旦那


カウンターに通されて早速注文。
赤星も置いてありましたが、この日はお酒めあてだったので、ビールはご遠慮。
ラインナップを見ると、なかなかマイナーなというか、偏りのある感じ。
若手の杜氏さんたちとの連携されているのでしょうか。
そのなかでまずは三十六人衆を注文。
グラスはもちろん受け皿までしっかり表面張力で注いでいただきました。
キーンと冷えた酒は呑みやすくグビグビ。


↓日本酒はすべて120ml380円均一。まずは三十六人衆(山形)。


アテもいろいろ豊富。まずは前菜3種盛りを注文。
中身は日替わりのようですが、この日は、
ポテサラ(玉ねぎの食感がいいアクセント)
ぴり辛こんにゃく(味がシュンで激ウマ!)
イクラおろし(さっぱり、シャキで後味よし)
で、アテに完璧。


↓前菜3種盛り(380円)


続いてお酒をお替り。次は滋賀は水口のお酒、笑四季をば。
滋賀は小さいながら精力的な蔵元が多くて注目です。
ここはラベルにとてもこだわりがあるようで、
今回頼んだものもまるでワインやシャンパンのようです。
ここも若手の杜氏さんが頑張っておられるところ。
グラスに注いでいただいたのだが、ちょうどグラス並々のところでボトルが空になる。
これでええですよと、気を使ったのだが、
スタッフの女の子はいやいやこれではいけません!と、
新しいボトルを開けて、受け皿並々まで注いでいただきました。
ちょっとのことだけど客としてはうれしいですね。
すばらしい教育!
無濾過生原酒ということで、薄く琥珀色に輝くお酒は、
口先にほのかな刺激。
こっくりと含みのある旨さがしみわたる感じで、
思っていたよりも濃厚でした。
アテが無くなったので、このお店の売りである刺身からマグロをいただく。
日によっては珍しい魚が並んでいることもあるようだ。
この日はこれで打ち止めで、しめて1620円。
店の雰囲気も明るく楽しく、いい店だったな。
ごちそうさん


↓笑四季の無濾過生原酒黒ラベル(滋賀)