記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

『濱口祐自 フロムカツウラ』 by 濱口祐自

神話と大自然に抱かれた”最果ての地”熊野で、
脈々と育まれてきたブルースがある!
これまで生まれ育った勝浦の地で、マグロ漁船に乗り、体育教師をやり、
果ては漁港にあった古い民家を自らの手で切り出した竹で改造してクラブを経営…
と、異色にもほどがある経歴を重ね、ノマド的生活を続けつつ、
独自のギター奏法を極めてきたリアル・ブルースマン濱口祐自。
その彼が長い長い潜伏期間を経てようやく発掘されて、発売されたメジャーデビュー作。
もはやネイティブアメリカンなその風貌、
冴えわたるハンガーピッキングの嵐、
そして厳しい熊野灘の土着的な渋い味わいと
どことなくエスニックで民族的な香りがプンプンのメロディ。
ギターが小気味よくスライディングするたびに、血がたぎり、心躍る。
ただただ、カッケェ〜の一言。



濱口祐自 フロム・カツウラ

濱口祐自 フロム・カツウラ