2015年総括
遅ればせながら新春恒例の前年の総括。
2015年は公私ともにやりたいことをトコトンやって、
満足のいく結果と思い出を残すことができた非常にいい1年でした。
前年に蒔いた種がうまく花開いたような気がします。
メインの活動としては自転車よりも登山に完全シフトし、
自分の持ち味であるエンデュランス能力を
ようやく山でも発揮できるようになりました。
特に、念願だった栂海新道を完走できたのは一生ものの思い出です。
なんだかんだで去年までは手探りなところがあって、
長い距離を早いペースで歩けたのは実力なのか、
たまたま調子が良かっただけなのか図りきれていませんでしたが、
自分は何事においても高度なテクニックとかスキルとか
そういうところの勝負ではなく、
基本的なことをコツコツ、辛抱強くやるという性分なのだと自分を理解しました。
アクティブな活動については、
今年は二人目誕生、家族優先のスケジュールとなるので、縮小の予定ですが、
それでもスキをついて登りたい山を攻めたいと思います。
去年で一番大きかったのは、音楽活動の再開。
本格的な活動をやめて約15年たって、
またこれほど音楽に熱を上げるなんて思いもよりませんでした。
もともと一人でちまちま創作するのが大好きなタチですし、
かといってあまり人前でライブ等々でパフォーマンスするのは好きではないので
こんな感じで細々と続けていきたいと思います。
前置きはこのくらいとしてとりあえずリザルト一覧。
【年間スケジュール2015】
■1月
▲黒岩初日の出もうで
▲霊仙山スノーハイク
◎1.17鎮魂ウォーク
■2月
●うどん県スポットライド 208.67km/1107m
■3月
◎瀬戸大橋登頂
▲入笠山スノーハイク
■4月
▲荒島岳1dayハイク
■5月
▲子連れハイク at 六甲ロックガーデン
▲ぐるっと金勝アルプス
■6月
▲◎ヒミツの山行 追憶のマ○カン
▲◎武田尾廃線跡ハイク
■7月
▲木曽駒&宝剣岳 電撃戦
▲地獄の火打山&妙高山撤退
▲仁川峡谷アドベンチャー
■8月
▲裏銀座縦走
▲大山登山
■9月
▲槍ヶ岳 feat.K大先生
▲めざせ日本海 栂海新道
▲子連れハイク at 若草山
■10月
▲ちょいと豪円山
▲駆け込み鳳凰三山
■11月
●すさみライド 58.15km/725m
◎湊川隧道
▲黒岩詣で
■12月
▲信貴生駒交野縦走
◆2015年年間走行距離:358.7km
◆通算TOTAL:44277.56km
↓荒島岳
↓宝剣岳
↓火打山
↓朝日岳
↓鳳凰三山
↓湊川隧道
前の年は雨にたたられ続きでしたが、
2015年は火打山でコテンパンにやられて以降は本当に天候に恵まれ
おかげで行きたかった縦走が満喫できたのが大きかったですね。
登った山の数は別にしても、
ひょっとしたら歩いた距離でいえば歴代最長の距離を歩いたかもしれません。
やはり山でも自分は”ロング”というところに魅力を感じてしまいますし、
こだわっていきたいなと思います。
あとは小学生に入った娘との旅も色々行けたのがよかった。
彼女にはできるだけ色々な体験をさせてあげてあげたいし、
実際様々なことにチャレンジして、
この1年でかなり大きく成長したと感じました。
子供の成長ほどうれしいものはないです。
さてさて、リザルトに続いてはベストの発表です。
<ベストマウンテン:雪倉岳(栂海新道)>
今年のベストの山行は何と言っても栂海新道です。
3000m級の北アルプスの山から海抜0mまで一気に下る
あこがれのロングトレイルは
過酷であると同時に一生に残る素晴らしいものでした。
その中でもとりわけ印象的だったのが、
200名山である雪倉岳からの眺め。
南側に白馬岳の雄大な景色が見え、
白い山肌に紅葉のコントラストが見事。
翻って北に目をやれば、空と海の青の境界がはっきりと目にできる。
本来の栂海新道のスタートはさらに先の朝日岳の東端にありますが、
自分としてはいよいよ冒険がスタートするぞというワクワク感と
死地へ参るという覚悟が生まれた地点でした。
<ベストライド:なし>
今年はリザルトを見ても一目瞭然。
本当に完全休養ということで、実際自転車に乗ったのは、
仕事でうどん県をめぐったのと、野球の試合に使ったのと、
濱口さんのライブに行ったのと、走り納めの舞洲の4回のみ。
そのどれもが、ライド主体ではなく、
完全に移動手段としてだったので
該当なし!
主要な趣味の一つである産業遺産めぐりでも
今年はかなり充実していました。
軍艦島などが世界遺産登録されたり、
テレ東では『廃墟の休日』という番組が流れたり、
ドボク関連でもイベント等も盛んに行われ、
これまでごくごく一部のマイナーな人たちの領域だったものが、
ずいぶんと市民権を得てきたように感じます。
今年もあれやこれや覗かせてもらいましたが、
一番印象的だったのは瀬戸大橋の登頂。
バカと地理学者は高いところを好むと昔からよく言います。
やっぱり”テッペン”というのは気持ちがいいものです。
<ベストMUSIC:『悲しみのラッキースター』 by 細野晴臣>
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今年は音楽熱で、あれもこれもどんなジャンルでも聞き倒した一年でした。
洋楽邦楽、ロック・POPS・JAZZ・BLUES・CLASSIC、アイドル曲から演歌まで
いいと感じる音楽にはあらゆる垣根を取り払って聴いてきましたが、
この一年ずーっと頭の中で回り続けていた曲が細野さんのこの名曲。
一曲でいいからこんなイカした曲を書いてみたいなあ。
ご本人は全く嫌いなようですが、
あの深みのある歌声がたまらくダンディーで好きです。
6月に味園ユニバースでのライブも、
御年68歳とは思えぬエネルギッシュで最高にかっちょ良くて
改めて日本ミュージック界の父の偉大さを感じました。
この曲についてはまた別記事にて。
<ベストBOOK:『シカゴ育ち』 by スチュワード・ダイベック>
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今年はもうこれしか読んでません。
この一冊と心中した一年。
これさえ読めば、もう自分の中の文学的な欲求が満たされる
かけがえのない一冊です。
<ベストMOVIE:『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』 by 押井守>
BD版を購入して以来、
もう、10回ほど繰り返し繰り返し中毒のように観てます。
面白すぎる。
自分はやっぱりあの猥雑かつ不条理な世界のまかり通る
危ういバランスと自由にまみれた
80年代という空気がたまらなく好きなのかも。
特にここ10年で、世界はユニバーサルデザインの名のもとに
すべての分野で殺菌消毒され無機質で均一的な
退屈極まりないことになってきている。
テクノロジーの盛大なバックアップによって、
さもプロ並みのクオリティであらゆるものが創造され消費され、
すさまじいサイクルで捨てられていく時代だからこそ、
自ら血反吐を流し、脳みそフル回転させ、
手足が麻痺するまで酷使して稼いだ末に
創り出されたモノの気迫とホンモノ性が
余計に際立って見える。
まさかのシーズン2はうれしい誤算でした。
素性を隠し、迫りくる締切と鬼編集者に日々おびえながら
少女漫画の連載を続ける野郎二人組。
本当の夢はグルメ漫画を描くことなのだが、夢は叶わず、
締切に追われ限界極まると、禁断の書庫に現実逃避して
小説や漫画などの二次元世界で描かれるグルメを再現するというドラマ。
なんともユル〜い感じの展開と、
ドラマに登場する料理たちが本当においしそうで面白いのです。
主人公の中村蒼と柄本時生の凸凹コンビが最高で、
そこに絡んでくる脇役の人たちもクセが強くて面白い。
アシスタントの梅ちゃんを演じる山下リオちゃんが
見た目も雰囲気も奥さんと本当にそっくりで笑えます。
今年、我らが青黒ガンバは、個人的にはよくやったという高評価です。
Jリーグ年間3位ただしCSで浦和を下剋上して2位、
ナビスコカップ準優勝、天皇杯連覇、ACLベスト4、
ユース準優勝(WEST優勝)は立派だと思います。
確かにタイトルがかかった重要な試合に負けるということ自体には
非常に悔しさを感じますし(とくに広島相手だと!)、
前年のタイトル総取りに比べると見劣りしますけど、
年間60試合(J1全クラブで最多)というものすごいタイトなスケジュールの中
どのタイトルにもしっかり絡んだわけですから、
これはものすごいことです。
いよいよ新スタジアムもお披露目されます!
胸を張ってアジアのトップを目指してほしい。
と、話が大きく逸れてしまいましたが、2015のベストフットボーラーには
大久保を挙げたいと思います。
川崎フロンターレ自体は、リーグも天皇杯もうちが立ちはだかってしまいましたが
個人スタッツでいえば、3年連続得点王という前人未到の大記録を打ち立て
ゴンさん、佐藤寿人と通算得点記録にもほぼほぼ迫ってきました。
Jリーグのクオリティということも言われるけれど、
それでも同一リーグで3年連続で誰よりも点を取り続けるというのは
並大抵のことではない。
ましてや大久保はもう33歳ですよ。すごいの一言です。
<ベスト野球人:山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)>
今年は本当にわがヤクルトスワローズはよくやってくれました!
みんなにベストをあげたいけれど、1人と言われればやっぱり哲人です。
本当はキャッチャー中村の活躍にベストを上げたいところ。
なぜなら懸案だった投手陣、特に中継ぎ・抑えの継投陣を
懸命にリードしてくれたことがセリーグ制覇の一番の要因だからです。
ただ!ただ!そのかわり打撃を完全に捨ててしまったのがマイナスポイント。
守るのはもちろん、せめて3割打てるようになってほしい!
そこで世紀に残る結果を出した哲人にベスト。
トリプルスリーはもちろん、
史上初の本塁打王&盗塁王のダブルがありました。
パワーとスピードを両立させるなんて本当に常識破りなんです!
そして日本シリーズでのもはや伝説として語り継がれるであろう3連発。
前年に右打者の歴代最多安打を打ったのも含めて、
残してきた結果が完全に規格外。
本人が今年の目標に掲げている
前人未到の、2回目、しかも2年連続でトリプルスリーをしたら…
これはイチロー以来のレジェンドが生まれる予感です。
しかも守備の要であるセカンドを守れるというのが大きい。
アッパレ!
でも真のMVPは、最高の伝説を残した真中監督かも(笑)
<ベストドライバー:松田次生&ロニー・クインタレッリ(NISSAN GT-R NISMO GT500)>
ご存じイタリアからやってきた熱血侍ロニー、
そして去年初の栄冠に涙した松田さんのベストコンビにダブルMVP。
(実は二人とも自分と同い年)
激戦の一年をあきらめずに攻めた結果のGT500クラス連覇おめでとう!
序盤戦からMOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500は
トラブル続きでまともにチャンピオン争いできない状態だったけど
大混戦の最終戦で差し切っての連覇はさすがでした。
今年は本当にF1がつまらなかった分、
国内レースの面白さが際立ってました。
<ベストロード選手:該当なし>
ごめんなさい。乗る方も休業ならレースの方も全く見ず。
それでもツールと世界選手権はちゃんとチェックしていたはずなのですが
今振り返ってあの選手がすごかったとか、
あの場面シビれたなあというのが
一切思い出せませんねん。
それよりは近年、運営団体同士がいがみあっていたり、
ドーピング問題が尾を引いて大口スポンサーが抜けたり、
ちょっと心配してしまいます。
2015年食べた中で一番おいしかったのが、
仕事で訪れた室戸の初音さんでいただいた「キンメのしゃぶしゃぶ」
高知と言えばなんといってもカツオが思い浮かびますが、
黒潮が流れる太平洋に面した高知は本当に海の幸の宝庫で、
金目鯛も名物の一つ。
もちろん金目鯛は大好物ですが、しゃぶしゃぶで頂くのは初めてでした。
お出しの中にさっとくぐらせ、
半生状態でいただく白身は本当に甘くやらかくおいしゅうございました。
高知最高!
今年も全国津々浦々たくさんの地酒をいただきました。
その中でも断トツのインパクトを残したこちらがベスト酒。
豊盃といえば、銘酒王国・青森の中でも屈指の酒蔵ですが、
まるで余裕差を感じさせるくらいの悪ふざけなラベルに、
中身は全く文句のつけようのない旨さに脱帽するしかありません。
酒場のベストはかなり悩みました!
ホームグラウンドの天満・中崎・中津エリアはもちろんのこと
野田・ミナミ・京都・神戸など出没エリアも拡大中。
自分の場合は、やっぱり日本酒とそれにあう逸品が揃っていることが最低条件。
それをクリアしたうえで、一番印象的だったのが、
京都の井倉木材さん。
その名の通り、昼間は木材店で、
夜だけ立飲みに変身するという変わり種。
木材店の作業場の感じと木の香りで雰囲気満点のなか
工夫されたアテの数々と、ベストな酒。間違いありません!
ミリンレモンまた呑みたいなあ。
<ベスト麺:シロマルベース>
麺はそれこそいろいろ食べました。
特に職場界隈は気が付けばラーメン激戦区。
というかラーメンしか選択肢がない(泣)
でも今年一番お世話になったのは、シロマルベースさん。
それもたい太融寺のところにある店舗さんの限定メニューの
このスタミナベース。
いろいろ試行錯誤される昨今のラーメンスープの進化においては
極めてオーソドックスなトンコツスープが逆に恋しかったりします。
そこにショウガと炒めた豚肉と生卵が入るという、
まるで徳島スタイルが合体して、もうそらほんま!
<ベストカレー:ナーガガリー>
今や大阪はカレー激戦区。新しいお店がどんどんOPENし、
様々なジャンル・形態のカレー屋さんが出現しています。
その中でも、最近多いのが、
既成店舗の空き時間や休業日を間借りして営業するヤドカリスタイル。
地元天満のナーガカリーさんもその1つ。
「カンティプール」の筋の路地から、
呑み屋横丁の居酒屋さんへお引越しされました。
平日のランチ限定なのでなかなかハードルが高いのですが、
また食べたい珠玉の一品でした。
<ベストイベント:ヤンマーミュージアム体験農園 田植え&稲刈り>
主要な遊び以外にもいろいろやりました。
たくさんライブ・コンサートにも行きました。
グルメイベントの審査員もさせてもらいました。
あと醤油作りも!
その中で約半年かけて、家族そろって携わった
田植え&稲刈り体験が2015年のベストです。
普段食べているお米がどうやって作られるのかを娘に知ってもらえましたし、
自分たちで植えて刈ったお米はやはり思い入れもあって本当においしかった。
ヤンマーミュージアムさんには感謝!
今年のベストパーソンはもうこのお方しかおりません。
天才ギタリスト、MR.カツウラ濱口さん!
実際には去年末のライブがきっかけですが、
実際に今年に入ってこれだけコンスタントに音楽活動にのめり込めたのも
ずっと濱口さんの熱いパッションに憑りつかれていたから。
再び、歌うこと、弾くこと、
音楽を作ることの楽しさを甦らせてくれた恩人です。
今年も再び、南紀の地で再会することができたし
また来年もライブ行きます!
ということで、もうすでに2016年は始まってます。
第2子誕生でまた新しいステージへ進むことになりますが
臆することなく、自分のアンテナが反応するままに
突き進んで行きたいと思います。