記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2018Gパトの夏 朝日2週目4日目 雷鳥ファミリー&NHKご一行

2クール目の朝日小屋4日目。

この日は体調不良の方が出て、朝からバタバタ。

ヘリが来るというのでお手伝い。

テン場に残っている人を誘導して、小石やゴミを拾う。

具合の悪いお客さんをそちらへと誘導し、

飛ばされないように一緒に待機。

じきにヘリがやってきて、

あとは隊員さんに引き継ぎ撤収。 

 

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午前の早いうちは小屋の手伝いをして、

それからお弁当をもらって、パトロールに出かける。

朝日岳へ登って、中腹の雪渓が残っている辺りで、

何やらゴソゴソ。

雷鳥の親子がひょっこり。

お母さん鳥が必死に誘導して、

登山道をまたごうとするのだが、

ヒナたちは勝手気ままで、全然後をついてこず、

途中で双方見失って、

しきりにお母さんが鳴き声で知らせている。

その様子をずっと見ていると、

荷物をデポしたところにお母さんが出てきてしまい、

そこにずっと居座るものだから、

こっちが身動きできず笑

雷鳥も人間も、子育てって大変。

 

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そのあと、ようやく山頂へたどり着き、そこでお仕事。

大昔の山行のゴミが一部露出しているところを発見してしまったので

出来るだけ清掃します。

缶詰の空き缶やら、古くなって半分腐ったビニールなどを、

クマさんと二人で大格闘して、

たくさんのゴミを回収できました。

 

小屋へ帰還し、夕食のお手伝い。

この日の晩御飯は、な、な、なんと手巻き寿司!!

本当に至れり尽くせりで、恐るべし朝日小屋!!

そしてこの日から数日小屋に滞在される

NHKの取材の方々と、山岳ライターの小林千穂さんのご一行も

ご飯を一緒にします。

栂海新道の取材だそうで、あの長く険しい道を登ってきたところ。

数日後には白馬岳まで行かれるそうです。

食後には、先日のヘリで荷物のオマケでついてきたスイカ!!

 

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週末、それも連休ともなれば、

小さな小屋なので大忙しとなりますが、

なにせどこから登っても遠い遠い朝日の地ですから、

平日ともなれば平和な日々が続きます。

つづく・・・