2018Gパトの夏 白馬2日目 高山植物のお勉強
初日を雨の停滞で過ごしてのち、2日目の朝。
雨雲は無事に去り、晴れ間も見えています。
朝のうちはガスが少し残りそうだけど、
それほど心配する感じでもない。
朝食を済ませ、
ひとまず午前中は昨日できなかった
近辺のエリア確認へ向かうことに。
出かける前に、受付にいる世話役のチャーリーさんに、
行き先とお昼ご飯の有無を伝えるのがルール。
横では他のスタッフも集まって仕事の段取りをしています。
(といいつつすでに一仕事終えている)
朝日小屋と違ってスタッフの数も相当多いけれど、
その分、このマンモス小屋の業務は量も多いし、
カフェレストランの方の営業もあるので多岐にわたっている。
ワイワイガヤガヤと若者は朝から活気みなぎっている。
午前のパトロールに出発。
小屋を出て旭岳の方を見ると、
雲が切れて、眼下に日本海が覗いている。
3000m近い高山で、海まで見えるお山はそうない。
贅沢な風景。
だけど、あっち側は猛暑なのだそうで…
午前は頂上小屋方面や丸山方面の辺りの確認と清掃だけで
いったん戻ってお昼ごはん。
午後からも近辺の確認。
ゴミの改修や看板の修繕、
ロープの張り直し等々、細々仕事をこなしつつ、
引き続き花のお勉強。
15種類くらいはどうにか覚えれたかな。
それから一番人の多く賑わっている、
白馬岳山頂から三国境付近をパトロール。
色々な人から質問を受けたり、
ロープ内への立ち入りをやんわり注意したり、
あとはよく見ると細かいゴミがたくさんあって回収。
(アメやお菓子の包装の切れっぱしとか、たばこの吸い殻とか)
普段は黙々と歩いていたり、景色に見とれていたりして、
全くそういう現実が足元にあるなんて
今まで見えていませんでした。
15時~16時くらいとなり、小屋へ帰還すると、
何やら騒がしい。
どうも救護ヘリが来るようで、
バタバタとスタッフが対応に追われている。
どうも、大雪渓で落石があり、避け切れずに足にヒットして、
それでも無理をして小屋まで上がってきたようなのだが、
ケガの具合が芳しくなくヘリで降ろすのだそう。
事故の現場できちんと判断をして
大事を取って下山すべきだったんだろうけど、
それでも登ってくるのは無茶というしかないなあ。
しかしこんなにヘリが来るのかというほど、
我々の任務中はトラブル率が高かった。
あとで聞いたらここまでというのはめったにないらしいけど…
山で事故に遭うのは誰もが紙一重。
晩ごはんを終えると21時の消灯までは自由時間。
スタッフの一人がギターを弾いていたので、
ちょっとだけお借りして色々と弾いていたら、
お客さんが少しずつ集まりだって、ミニミニコンサート。
まさか、まさかでしたが、拍手をいただいていと嬉し。
そんなこんなの1日でした。
3日目につづく…