2018Gパトの夏 朝日2週目5日目 シェルパの心意気
さてさて2クール目の朝日も5日目となり、
残りわずかとなってきました。
引き続き元気よく参りましょう!
この日は、雲海がびっしりと横たわって、
なかなか壮観!
工事の人達の出勤を見送って、
我々は午前中は小屋のお手伝いとテン場の整備。
お昼ごはんは、カレー!!
午後からパトロールに出かけます。
昨日と全く同じ個所で雷鳥ファミリーと遭遇。
ひょこひょこと出てきますねえ。
朝日岳の山頂はこの日も平和そのもの。
ここもホイップクリームのような雲海が一面に広がっております。
この日も直登コースをずいーっと下って、水平道へ。
この間ずっと工事していたガッパ隊のみなさん、
ついに真新しい木道が 分岐の辺りまで伸びてきました。
余り作業の邪魔になってはいけないのだけど、
みなさんからやってみる?ということだったので、
木材の運搬やら、杭打ちをさせてもらいました。
いやあ、1本70~80kgもの角材(しかも雨や朝露で濡れるとさらに重くなる)を
足場の悪いところをかつぐのは、
そら、もう、かなりの重労働。
杭打ちもぶっといハンマーで的確に打ち抜くのは大変。
ちょっと試しにやっただけで、びしゃーっと汗が出るこの作業を、
シェルパのみなさん、不平不満も漏らさず、
いつも笑顔で、歌を歌いながら、丁寧に仕事される。
彼らがなぜ日本にやってきてこんな仕事をしてるかといえば、
日本人はいわゆる3Kな仕事を嫌うし、
稀に来ても長続きしないからだそうです。
今回の山暮らしの中で、
シェルパの皆さんの謙虚さや献身ぶり、
その朗らかな人柄にいつも触れることができ、
人として学ばなきゃいけないことを
たくさん教わったように思います。
そして山の安全や暮らしはこういう人たちによって守られている。
皆さんより一足早く我々は小屋へ戻ります。
真新しい木道をトコトコと。
V字谷のところの新道も大方できていて、
2日前には1か所だけ大きな段差があったところも、
ちゃんとした階段状に整備されて歩きやすくなっていました。
この日の晩は焼き肉パーリー♪
ただでさえ大酒飲みのみなさん、
日本酒もビールもこの日はガンガン大放出。
ガッパ隊のシェルパとは別で、
小屋のお手伝いの一人にニマさんがいます。
いつも厨房で皿洗いのパートナーとして、
大体横並びで作業していて、
お互いカタコトの英語と日本語とで
コミュニケーションを交わすのだけど
すぐに大の友達に。
お茶目で、でも照れ屋なニマさんは小屋の縁の下の力持ち!
それにしても写真、顔が真っ黒だな。
つづく・・・