2018Gパトの夏 白馬2週目1日目 闇テンはだめよん
さてさて、ブログ版もいよいよ大詰めとなってきました。
再び白馬に帰ってきて2ターン目のはじまり。
午前中は旭岳方面を軽くパトロール。
雷鳥さんに出くわしたり、
雪上で困っているセミを見つけたり。
いったん山荘へと戻りお昼ごはん。
午後からは雪倉岳方面へ。
鉱山道くらいまでの一帯をパトロール&整備。
15時ごろに三国境まで戻ってきて、
周辺を掃除したり、遅れ気味の登山客の皆さんの応対。
すると、こんな時間から、
三国境を雪倉方面へとスルスルと抜けていこうとする
2人組がいたので、呼び止める。
今から朝日小屋までは相当あるし、
日没には間に合わないよと伝えると、
悪びれもせずに雪倉避難小屋でテン泊すると言う。
中部山岳国立公園内では、
指定地以外でのテント泊は行為は禁じられているし、
避難小屋も緊急時以外に原則宿泊はできない旨を伝える。
この日はおそらく主のシューコーさんが詰めてるはずだから、
きっと到着したらこっぴどく怒られるよと、
やんわりと白馬山荘への宿泊を勧める。
しかも、この2人組は、翌日、朝日小屋をスルーして、
翌日から栂海新道を抜けるようだったが、
この日照りでどこの水場も枯渇気味で、
手持ちに十分な水分を用意していないなら、
なおさら、無人小屋で夜をしのぐだけではなく、
ちゃんとした小屋で今一度準備を整えないと、
無理なプランでは命取りになるよともアドバイス。
実際彼らは水場を甘く見込んで、
縦走に十分な分量を持っていませんでした。
我々は強制的に止めることはできませんから、
あとはご自分たちの判断に委ねますとお伝えすると
1人は明らかに不満そうでしたが、
もう1人はやっぱりそうかあ、
安全に行った方がいいなあと納得してくれ、
そのまま白馬岳へ向けて上がっていってくれました。
あまりこういう役回りもトラブルの元なのでしたくないのですが、
目撃してしまった以上は、無視するわけにもいかないし、
声くらいは掛けないと。
幸い素直に応じてくれたので事なきを得ました。
無事に小屋に帰還して晩ごはんはハヤシライス。
食後は、昨日別れたシェルパのヌルジイの似顔絵を描き描き。
つづく・・・