記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

Music Life 『雨の待合所』 *オリジナル楽曲*

究極のバラードできました!
ということで2回目のオリジナル楽曲のアップです。
その名も『雨の待合所』。
実に14年ぶりの新曲は思いっきり昭和のムード歌謡に仕立てました。
一体全体、なんでこんな曲ができたのか自分でもわかりませんが、
我ながら会心の出来。
本当にこんな歌手がこんな歌を歌っててもおかしくない。
一発屋でもいいから紅白狙う!?
って自分は一体どこを目指しているんだらう!?



土曜の朝方、本当は別の曲(カップリングに記した『止まり木』)を作曲中に、
一部コードを間違ったのだが、
その間違ったコードの響きが何とも愁いを帯びていて、
このコードで一曲作れないかと試行錯誤していたら、
あっという間にサビのところが固まり、そこからあれよあれよと曲が完成。
これはもう余計な音は入れずにギターだけで。
続いて歌詞へ移行。
もうド昭和の寂しい歌にするしかないでしょう。
「好き」「別れ」「寂しい」といったダイレクトなフレーズは全てNGワードにして
夢を叶えるために都会へ出る男を見送る女の心情を描いてみました。
いつも歌詞は悩みに悩むのですが
もう最初からすっと情景が浮かび上がってきたので、今回は迷いなし。
アレンジも含めて全部で半日の超スピード仕上げでした。
タイトルだけがちょっと悩んだのですが、
これも徹底的に時代遅れのダサいやつで。
今の時代にこんなバリバリ歌謡曲作ってる人いるのかな。


で、せっかく動画を上げるのに何か画像が必要だなと考えて
それなら徹底的に遊んでしまえと、昔のレコードジャケット風の撮影。
奥さんにお手伝いをお願いして、色々ジャケットを参考にしつつ、
髪型とかアングルとか目線とかいろいろ真剣に30分かけて格闘。
また夜中に夫婦そろってガチでアホなことを。
でも大真面目にやった甲斐あって仕上がりは大爆笑もののができました!


本当は女の目線で歌った曲なので、
できれば女性ボーカルを入れたいところ。
マダムにお願いしてみよっかな。
もちろんジャケット撮影込みで(笑)



『雨の待合所』
作詞・作曲:arkibito


小雨ちらつく 暮れの茶屋町
夜行バス待つ 冷えた待合所
言葉交わさぬ 男と女
握りしめた手と手 ただその時を待つ


あなた選んだ夢のつづきを
わたし黙って 背中押すわ


行方知れずのあの日の約束
今でもまだ信じているのよ


たとえ都会が 二人引き裂いても
わたし勝手に 帰り待つわ


いっそこのまま追ってゆきたい
動き始めたバス あともう少しだけ…
明日も見えぬのに 笑えやしない
さよならのかわりに キッスをあげるわ
キッスをあげるわ