記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ご近所めんライフ 「えびす丸」「サバ6製麺所」

暑い…
でもラーメン。
ラーメンなのだ。


ということでまず1軒目は
オープン以来何度か訪れているえびす丸。
メニューの幅が広いので、コンプするにはまだまだ時間がかかりそう。
今回は醤油。
どことなくほんのりとジンジャーな風味がするスープは優しい舌触り。
もう少しパンチがあってもいいかなあ。
ここは具材が非常にボリューミーで、チャーシューが2種類をふんだんに。
しなちくもよく炊けていて旨し。
ラーメンとしては今のところ濃厚鶏白湯が一番かなあ。


↓えびす丸 醤油


続きましては地元で話題の新店がオープンということで行ってきました。
その名も「サバ6製麺所」。
実はここの店主さんは、
福島で旗揚げして今や屈指の名店となった三ツ星製麺所の創業者さんなのです。
あれだけ不動のポジションを獲得しながらも、
三ツ星ではできない新しいラーメンにチャレンジすべく、
経営を某企業にすべて譲渡し、イチから再出発を果たしたのがこのお店。
得たものに満足せず、常に上を追及するチャレンジ精神が素晴らしいですね。
しかもラーメン激戦区にいきなりの殴り込み。
自分に自信がなければできないことです。


↓サバ6製麺


店名の通り、売りはサバ節を使ったサバ醤油&鶏サバ油の
旨みと香りが最大限に発揮されたサバ醤油ラーメン。
なるほどサバで来るか!
せっかくなのでセットにして、ミニ天津飯もお願いします。
注文してそれほど待つこともなく、アツアツの丼がサーブされます。
濃厚そうな鼈甲色の醤油スープに、レアなチャーシューが二枚、
シナチクと白ネギに彩りのカイワレ。まったく隙のない見た目です。
では早速!
んんんんんん〜なんだこの濃厚な醤油の風味は!
塩辛さとか、魚臭さはみじんもなく、とにかく旨み旨みのオンパレード。
サバ恐るべし。
しかも絶妙な配分の背脂が、スープを冷めさせないので、熱々で、
スープはべたつくこともなく喉を通る。
そして思わずスープにばかり目が行きがちだが、
この圧倒的な存在感のスープに対して麺が全然負けてない!
むしろ、麺がうまい!
中太ストレートの麺は、表面はいわゆるチュルチュル系(人類とか)なのだが、
それはあくまで麺の一番外側の部分で、中はガシッと芯が通り、
麺を食べているぞと実感させてくれる素晴らしい食感。
これがクタクタで頼りなかったり、ハリガネ的に主張しすぎる麺だったら、
スープと喧嘩してしまうのだが、
絶妙の太さ・硬さに仕上げられた麺がしっかりスープとシンクロしている!
んん〜流石である。
ついでセットの天津飯もいただく。
焼き飯はセットとして定番だが、天津飯をオプションに持ってくるというのが
また遊び心があっていいではないか。
早速いただくと、あんのとろみ具合が絶妙で、
しかも濃厚なラーメンとの相性を考慮して、薄味に仕上げられていて、
箸休めにピッタリでございました。
まだオープンして間もないのに、聞きつけてくるお客さんがすでに多数。
これはそう遠くないうちに大行列店になること必至なので、
行ける時に行っとかなきゃ。


↓サバ醤油そば


天津飯セット900円