記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

みかん県へ出張 2日目

出張二日目。
朝イチからバスでしまなみ海道
先日の悪天候とは打って変わっての好天でスバラシイ!
まずは、大三島にある、この辺りで最も由緒のある大山祇神社へ。
ここは戦いの神様が祭られていて、
古くから歴代の朝廷や武将から厚く崇拝されてきました。
源平にまつわる貴重なお宝が所蔵されていて、
頼朝や義経の太刀などがズラリ。すごい!
刀剣女子にはたまらないスポットでしょうなあ。


大山祇神社


↓立派な門です


続いては、同島にある全国的に知名度のあるこちらへ。
「はっかったっの塩♪」は一度は耳にしたことのあるフレーズですね。
ここで製塩の工程を見学。
塩ソフトいただきましたが、うまし!
これがしまなみサイクリングで、暑さと疲労でヘトヘトの状態だったら、
もっとうまい!となること間違いなし。


伯方の塩


↓工場見学


↓塩ソフトうまし


それから、バスで大島へ移動。
昨今「村上海賊」で人気となっているの村上水軍博物館へ。
この海域を長らく支配していた村上一族はかなり興味深い存在ですね。
海賊と言っても、いわゆるワンピースのような
世界の海を股にかけてお宝探しをしたり、
ジャック・スパロウのような
海の荒くれ者、ならず者というわけではありません。
海上交通の要である瀬戸内海のなかでも、
この一帯は狭い海域にたくさんの島が並ぶ複雑な地形をしており、
その地形にぶつかる潮の流れが目まぐるしく変わる難所で、
その潮目を熟知した水先案内人として、
往来する船から交通量を徴収し、
安全な航海を約束するという役割を担っていた人たちです。
本当は拠点となっていた能島に渡りたかったけど、また次の機会に。


↓村上海賊


お昼となり、道の駅よしうみいきいき館にて昼食。
七輪で好きな食材をBBQできるので人気。
せっかくセットを用意していただいたのだが、
わたくし貝はNGなんです…
でも他のものは美味しくいただきました。


↓サイクリストの聖地


↓お昼ごはん


↓焼き焼き


お昼ご飯を済ませたら、潮流体験の船に乗り込みます。
西の斎灘と東の燧灘をつなぐ来島海峡は日本三大急潮のひとつで、
「一に来島、二に鳴門、三と下って馬関瀬戸」と昔から言われるほど、
海上の難所として有名な場所です。
海の水がまるで川のように流れ、その流れが島にぶつかることで
複雑な動きや渦潮をつくる様を間近で見ることができます。
ということで早速出航!


↓来島海峡潮流体験


船は来島海峡大橋の下を何度も行き来して渦潮ポイントをめざします。
それにしても、そんな難所の海の上に
これだけの建造物を建てるというのはすごすぎます!
チャリンコで橋の上からのスリリングな眺めもすごいのですが、
船から見上げるアンカレイジの威圧感とか、もうたまりません!


来島海峡大橋


↓船とクロスして揺れる@@


そして本日の潮流ポイントに到着。
激しい潮の流れが、小さな島にぶつかって、グラングランと渦を巻いていたり、
海中で潮の流れが縦に回転して、
まるで噴水のように下から海水が湧きあがってきたり、
なかなかの迫力でした。


↓ウズウズ


船はさらに進んで、今治側まで進みます。
今治と言えば何といっても日本一の造船の町!
産業遺産好きとしてはたまらないシチュエーションです。
なんとたまたま、この日進水式を迎える船があって
華やかな催しがされているところに差し掛かりました。
残念ながら進水の瞬間は見れませんでしたが、
なかなかあることじゃないのでラッキーでした。
1時間ほどのクルーズは大満足。


今治の造船地帯へ


進水式


↓大迫力!


ラストは、バスで亀老山展望台へ。
ここへ続く急登を何人かのローディーさんが
歯を食いしばって登っているのが見えましたが
自分も四苦八苦した記憶がよみがえります。
ここからの眺めは本当に最高です。
いつも山のテッペンからの絶景を見ていますが、
多島美と称される瀬戸内の海を一望するのもまた乙です。


↓亀老山展望台


↓記念撮影


↓またまたソフト(瀬戸田レモン)


ということで、遠征5days終了。