記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

竹川さん参りのついでにアワ1

日曜日。
年内にどうしてもお礼をしたい人があって、
そちらへチャリンコを走らせることにします。
ご自宅が南あわじなので、結果的には変則アワ1をしてきました。


本当は自宅から自走しよっかなと思っていたのだが、
大寝坊で、7時出動になってしまったので、明石までは輪行
まあ市街地走ってもおもんないし、割愛してもええでしょう。
で、快速でどんどこ揺られて、明石駅着が8時ちょい。
大慌てで輪行バラして、明石港までびゅん。
8:30のフェリーに間に合いました。
他にもたくさんのローディーさんがいました。


なんかフェリーがゴージャスになって、
デッキには自転車スタンドまで設置され、
係りのオッチャン達もフレンドリーになってる。
なんか、淡路島ってしょっちゅう来てる感覚だったのだが、
さかのぼってみると、前回淡路島を走りに来たのが
2012年の12月に、アワ2をして以来なのねん。
気づけば大昔やん。
そらあ4年もブランクがあったら、色々変わってるわなあ。


↓ローディーに優しくなってるジェノバライン


↓出航♪


明石海峡大橋


20分弱で岩屋港に到着。
準備を済ませ9時前にスタート。
キラキラと朝日が眩しく照らす中、のんびりと進みます。
夢舞台、東浦と過ぎ、久留麻のところから裏道へ。
久しぶりだけど道はやっぱり覚えてる。
その先に立っている観音様はまだ健在でした。


↓まだ立ってた


ここから少し交通量が増えてきます。
道の轍がひどいところが意外とあって難儀。
しかも間の悪いことに津名では路線バスとの競争になってしまい
バス停に停車するたびにこちらも減速しなくてはならなくて
思うように走れません。
オノコロパークを過ぎてから洲本までは、
海際を爽快に走る。
銀色に反射する海が本当にキレイ。


↓最高のお天気♪


洲本の中心をぴゃっと抜けて、
県道76号を進み、洲本温泉街へ。
いつものファミマで小休止して、朝ごはんを食べる。
ここも自転車のスタンドがたくさんあって、
ベース基地みたいになっていて、
たくさんの先行者のローディーさんが休憩中でした。
おにぎり2個で朝食を摂り、トイレを済ませたら
10:30にリスタート。
由良大橋の所で4人パーティーさんをパスし、
そのまま立川水仙郷の登りへ。
登り始めはきついけど、
そこを抜ければ斜度は大したことはない。
おひさしぶりのナゾパラの写真を一枚。


↓お久しぶりのナゾバラ


そこから結構長いのぼりのイメージだったが、
大して登りもなくピークまで。
そこからクネクネと長いダウンヒルは慎重に。
どうもリアがふれてるのか安定しないなあ…


↓無事にピーク越え


ここからは果てしなく続く海岸線をなぞる潮騒ライド。
お天気も最高で、本当に気持ちええです。
淡路ライドでは色々思い出があるけど、
アワ2の時、海風が芯まで冷える真夜中に
砕け散る浪の音を聞きながら走り続け、
相当に心細い中、
はるか遠くに見える和歌山の灯りだけが
本当に頼りだったことを思い出します。
モンキーの手前で学生たちの大集団が
ストップしていてご挨拶。
そこから一人旅で、贅沢に風景を独り占め。


↓気持ちええ〜


沼島の渡しのある港を過ぎれば、
いよいよ灘の激坂です。
背中にはどっさりお土産を背負っていて、
そろそろ首や肩が痛んできていて、
激坂登り切れるかなあと心配でしたが、
思ったより区間が短くて乗り切りました。


↓灘大川の激坂に挑む


↓無事クリア


そこからズシャーっと下って阿万の集落に入ります。
この辺りは本当にのんびりとした時間が流れていてとても好きです。
いつもここで信号を間違えるのだが、
今日はちゃんと2つめの信号で左折。
ホテルニューアワジプラザの案内看板に従って細い道へ入り、
吹上浜の先から押登岬の登り。
ここも以前はしんどかった記憶があったのだが、
意外とあっけなく。
展望所では、先行したチームが休憩をしていて、
邪魔にならないように1枚だけ撮ってすぐにリスタート。


↓押登岬にて


↓阿万集落を一望


ここから福良へは、
まだもう少しアップダウンをこなす必要があり、
短いながら意外としんどい。
登りきって急なダウンヒルをこなして
12:30に福良港へ到着。
ローソンで昼食して30分ほど休憩。


↓福良港


ここから、直接用事を済ませに
ショートカットしてもよかったのだが、
せっかく来たし、天気も脚も調子が良いので、
南西部もきちっと回ることにします。
漁港の間を抜けて、
南あわじロイヤルホテルの手前で県道25号に入り、
そこからアップダウン。
道の駅うずしおはスルーして、
そのまま阿那賀の集落の方へと進みます。
高速をまたいでからも少しアップダウン。
丁字路を左折して、旅館うめ丸さんまで短いのぼり。
その先の丸山の一帯は本当に静かで雰囲気が大好きです。
そこから海岸線をなぞりながら、津井、湊へと進むのだが、
この辺りは、和歌山の加太から多奈川へ抜ける海岸線と
雰囲気がすごい似てるなあといつも感じます。


↓神戸淡路鳴門道をまたぐ


↓阿那賀の海岸線


せっかくの青い海に記念に一枚をパシリ。
この日もたくさんのローディーさんが
アワ1を楽しんでいましたが
何気にカレラ率が高くてびっくり。
人気が出たのか、どっかの店がプッシュしてるのかな?
でもコーディネートはうちの子が一番だと思います(笑)
大海原や青空、山の緑や紅葉にも映えるカラーリング。
やっぱこの子を買ってよかったなあと思える瞬間ですな。


↓うちの子は絵になる!


はてさて無事に南西部の山間部を抜けて湊にやってきました。
ここからアワ1ルートを少し外れて、用事へと向かいます。
再び福良方面へと進み、西淡三原ICを過ぎて、
細かい県道をつないで、同じような田畑と集落を抜けていきますが
どこが目的地かわからず、悪戦苦闘しながら、
地図とにらめっこしてたどり着いたのは、
いつもおいしいお米や
淡路産の安全で新鮮なお野菜を送っていただいている
竹川ファームさん。
次女が生まれた際にお米を送っていただいて、
そのお礼を直接したいなあと思っていたのです。
せっかくたどり着いたのですが、あいにくお留守で、
どうしようと思っていたら、
おばあちゃんが帰ってらしたので、
事情をお話ししてプレゼントをお渡しすることができました。
その後お電話いただきお話しできましたが、。
本当なら直接お会いしたかったですね。
それはまた次の機会にということで、
また淡路ライドしなきゃですな。
何はともあれ、今月もおいしいお米お待ちしております!


↓竹川さん


時刻はすでに15時前。
日が暮れるまでにはフェリーに乗って、
晩御飯までには帰らねばなりません。
きれいにアワ1ということであれば湊まで戻った方がいいが、
まあ別に競技でも公式でもなんでもないので、
そこまでこだわる必要がないし、
すでに結構内陸まで回り道をしてしまっているので
うまくサンセットラインに復帰できる道はないかと検討した結果、
県道66号で五色の都志まで抜けていくことにします。


集落を抜けて少し進むと、馬鹿でかい真っ赤な鳥居が見えていて
少し寄ってみます。
ここが日本発祥、国生みの聖地と云われている
おのころ島神社(自凝島神社)です。
ちなみにこの大鳥居は、
平安神宮厳島神社と並ぶ日本三大鳥居だそうです。
しかしデカい!


↓おのころ島神社。大きすぎて画角に入らん。


引き続いて田園地帯を抜けて、
松田橋から県道66号に入ります。
のどかな田園地帯を緩やかなアップダウンをこなしながら
北上していきます。
実はこの道はじめての道ではなく、とても懐かしい思い出の道で
買いたての初号機に乗って、
木馬のアワ1ライドに初参加した時に走りました。
あの時は、ここから先の終盤の西海岸で、
あまりの強風と寒さに、木馬の一団は散り散りになり、
すさまじいサバイバルの様相を呈する中、
非力な自分はとにかくなす術がなくて、
T木さんや、S班長の必死のアシストに護られながら、
命からがら道の駅あわじにたどり着いたのでした。
あれからもう8年なのね…


途中、馬舎のある小さなピークを越えて、
堺小学校前で左折。
札の辻で右折し、少しだけ登ったところで県道470号へ折れる。
ちきちき進んで、都志に出る。
前にあったビル1階のコンビニがなくなって、
少し先のロードサイドに新しくできていたので、
そこでトイレ休憩と、おやつタイム。
むしゃむしゃとまるごとバナナを食べていると、
次々とローディーさんが走り抜けていきます。


リスタートして、五斗岬の登りをこなしていると
少し前方にさっき目の前を走り抜けていった集団が見えたので
ペースアップのきっかけにとチェイス開始。
次の明神崎の手前で捉えたところで、
後ろから、押登岬にいらしたチームが
高速トレインでやってきてパスをされます。
いい感じで脚が回っていたので、
ちょっとだけ相乗りさせてもらって、ハイペースで海岸線を疾走。
この感覚は久々だなあ。
結局多賀の浜までの約8kmほどでしたが、
ご一緒させていただきました。
最後尾の方にお礼を言って、そこからはラストまで一人旅。
フェリーの時間が読めないし、
そろそろ日が傾いて風も強まり、
寒くなってきているので先を急ぎます。
せっかく足が回り出したので、
ペースを維持しながら黙々と北上。
各集落ごとにあるショートカットも見事に覚えていました。
一宮、尾崎、室津、北淡と快調に進んでいきます。
サイコンがないので、どのくらいか正確にわからないけど
終盤はなかなかええペースだったという手ごたえ。


↓サンセット


北淡を抜けて、そろそろ岩屋へのメドがつき始めると
あとはフェリーの時間。
うまく行けば17時ジャストの便に間に合うかもしれないということで、
さらにプッシュして走ります。
いつもなら、明石海峡大橋が一向に姿を現さないことに
激しく絶望を感じるのですが、
今回は集中していたこともあって、割とすんなりの感じ。
なんだかんだで16:45頃に岩屋港へ滑り込む。
目の前でフェリーが行ってしまう…
時刻表を見ると16:40の次は17:20で、
00発の便がない時間帯でしたのねん。


岩屋港


ということで変則ではありましたが、
遠回りをしつつ、約8時間でアワ1終了です。
本当に久々のロングライドでしたが、
道も覚えていたし、天気も良かったし、満足のいくライドでした。
感覚的にしんどい区間がもっと長いイメージだったけど、
わりとすんなり行けた感じだったのが意外でした。


次の便まで待合所でゆっくり荷物を片づけ、
土産物を物色したりして時間つぶし。
17:20に島を離れます。また来るよ~


↓日が暮れました


20分ほどで明石到着。
店じまいの時間なので大急ぎで魚の棚に行き、
タコのうま煮をお土産にゲット。明日はタコ
飯だい!


魚の棚


↓たこ煮ゲット


明石からは空いている快速電車の最後尾にて爆睡。
19時ちょいに無事帰宅し夕飯に間に合わせる。
うむう、35km足らなかったなあ。
走り納めで届けばいいなあ。
でも山恋し。


↓走行ルート


走行距離:162.45km
TOTAL:965.4km