どうした!?雪なし伊吹山
7日、土曜日。
この連休で唯一お天気の予報だったので、お山歩き。
ちょっとは雪景色が見れると期待して
伊吹山へアタックしたのだが、
まああああ、雪がない!
本当に温暖化を深刻に心配したくなるくらいにありませんでした。
本当は始発かそれに近い電車に乗って、
早朝からアタックを考えていたのだが、
起きられずに、9時の新快速でアクセス。
乗り換えの米原駅はなぜか信じられないほどの人で溢れていましたが
なにかあったの???
10分ほどで近江長岡駅へ降りたち、
目の前にそびえる伊吹山を見上げると、まーったく雪がございません!
1月にこれだけ雪がない伊吹山というのも珍しいのではないでしょうか…
10:50発のバスに乗り込み、伊吹登山口に到着が11:10くらい。
そこから荷物をまとめたり、ゲイナーをつけたり。
あとは山上のおトイレはすべて冬季閉鎖しているので
しっかりと出し切って、11:25にアタックを開始します。
1合目までは森の中をえっさほいさと。
そこからは元スキーのゲレンデの急斜面を行きます。
ホントここは昔スキー場だったのが信じられないほど、
雪がないねえ。
幸いにしてお天気はすこぶるよくて、
ずっと眼下の街並みや琵琶湖が見渡せます。
でもそれなりの雪を見越して持ってきた装備は
無駄に重りとなっただけで、
しかもアンダーウェアをがっつり防寒仕様にしたので暑い暑い。
たまらず羽織っている者を1枚脱ぎ2枚脱ぎ、
ニット帽も外して、
メガネに滴り落ちる汗をぬぐいながら登る始末。
3合目のトイレ小屋のところはスルーして先を急ぎます。
5合目のベンチまででちょうど1時間。
まだ休むほどではなかったが、
この間、1合目から5合目まで
ずーっと真後ろを無言で追ってくる人がいて、
ペースを上げても下げても合わせてくるので、
ちょっと嫌な感じ。
その人はそこもスルーしていくようだったので、
離れるためにそこでしばし休息。
ここから見上げてもやっぱり雪がない…
ここで、補給と水分しっかりとって、
ぐちゃぐちゃに脱いだウェアをきれいに整頓してリスタート。
本当にお天気は素晴らしく、
高度を上げるにつれてワイドに広がっていく眺望を
楽しみながら進みます。
8合目のあたりから、
朝方はおそらく凍結か、霜が降りていたのが溶けて
土と混ざり合って、登山道がべちゃべちゃ。
決行岩場の急なところだと、
よじ登るような格好のところあり、
手が汚れないようにしながら登る。
ゲイナーはつけておいて正解でした。
9合目過ぎからようやく、雪めいてきて
山上はうっすらと積もっているくらいの状態でした。
山行開始からジャスト2時間で無事登頂。
山上はそれなりに雪景色が楽しめます。
そして何より眺望が素晴らしい。
遠く東には、白山や御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰までバッチリ。
翻って西は、琵琶湖が広がって、沖島がくっきり。
対岸の比良山系も全然雪がないようです。
ひとしきり景色を愛でた後は、お昼ご飯。
サーモスに入れてきたお湯でカップヌードル。
固めの仕上がりでやっぱ山の上のラーメンはええですね。
しかし、さすがに山上はずっといると寒いので、
食べ終えたらぼちぼち下山開始。
西遊歩道で突端まで寄り道して、さらに何枚か写真を撮る。
すると、2重の虹がうっすら出ておりました。
新年早々縁起がいいかも。
あとは、せっせと下山なのだが、
途中、大きな岩に左膝をぶつけて、結構流血。
痛みはないので歩きに影響はないが、
一部皮が剥けたようで
タイツはもちろんズボンにまで血が染み出るほどがっつり。
15時には下山完了し、4時間弱の山行終了。
バスの時間まで1時間もあって、待つのも面倒。
ちょっと時間的に微妙だけど、
駅まで歩いていけば1本前の電車に間に合うかもしれないので
再び速足で歩き始めます。
大阪窯業セメント(当時)専用鉄道の廃線跡の一部が
「伊吹せんろみち」として整備されているので、
そこをスタスタ歩きましたが、
新幹線くぐったところで、
柏原方面からの電車が来てしまい、見送りました…。
あと10分あれば間に合ったけどなあ。
16:29発の米原行きにのり、米原からは新快速に乗り換え。
なにか塚本あたりで沿線火災があったようで、
若干運行に遅れが生じていたので、
京都で途中下車して呑んで帰るのをやめて
おとなしく帰阪。