記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

プロジェクトFUKUSHIMA in TAJIMI 2017  アンサンブルズ東京おかわり編

またまた時間軸が前後しますが、アンサンブルズの流れで、
いっきにこちらも書いてしまおう!
アンサンブルズ東京の熱気の余韻を引きずったまま、
燃え尽き症候群どころか、早くも来年が待ち遠しくウズウズ。
この有り余ったエネルギーを一体どこにぶつけたらよいのやら。
どうしたもんじゃろの〜と、マゴマゴしておりましたところ、
最近始めたツイッター効果で耳寄りな情報をゲット。
なにやらプロジェクトFUKUSHIMAのみなさんが多治見で盆踊りをやるとかなんとか。
まさかこんな早くにおかわりのチャンスが!!
しかし待て待て。いやあ、どうする?行く?行かない?
多治見ならぎりぎり日帰り圏内だぞ。どうする?
ああん、もう行くんでしょ!!
……………行くっ!!
ということで、勢いに任せて突撃することにしました。


となればです。わが家の工作部隊も黙ってはおれません。
チーム動物園は出動するとしても、まんまというのも芸がない。
まして、多治見で東京タワーを被るわけには行きませんので、
短い期間ですが、多少なりともブラッシュアップが必要です。
多治見で何かないかなあと思案したときに、真っ先に思い付いたのが
去年6月にオープンした多治見モザイクタイルミュージアム
モザイクタイルの生産が全国1位の多治見市笠原町にある施設です。
建築家・藤森照信さんがデザイン設計された、
ユニークでPOPで愛らしい外観は、被り物にはうってつけ?じゃないか。
長女の部屋にはたくさんの空き段ボールが工作用にストックされているし
(勝手に使ったり捨てると長女にものすごく怒られる@@)
それを切り貼りすれば、面白そうだ。
ということで、結構それらしいものが仕上がりました。
その出来栄えは後の写真でホンモノと比べてみてくださいな。


↓今回の飛び道具はコチラ


で、自分は今回はあえてマイギターを持っていくことにしました。
というのは、あまりにチキンの印象が強いので、
自分もへたくそなりに、
ちゃんと音楽をやっているというところをみせないと(誰に?何のために?)
このままでは完全に飛び道具のオッサンになってしまう@@
という、しょーもない危機感?下らないプライド?のためです。(笑)
ということでチキン演奏者は娘に託しますが、
1人減ってパワーダウンしてしまうのを補うために、
チキンもお色直し。
なぜだかメキシカンスタイル?インディゴスタイル?に変身!!


で、天気予報を見ると、なんと台風が襲来とあるではないですか。
あああ、あのお方がまたまた本領を発揮しようとしています@@@
台風直撃だと中央本線止まって帰れなくなっても困るし、
どうしようか悩みましたが、
どうせあの人たち、土砂降りでも絶対楽しんじゃうんでしょと
こちらもずぶ濡れ覚悟で行くしかありません。


当日。
午前中は長女の音楽教室へ行き、グループと個人とを済ませ、
先生に見送られて、大急ぎで新大阪へ。
何しろギターケースが重いうえに、
被り物がどえらいかさ張って移動が大変@@@
移動の最中にもあっちこっちぶつかったりするので、
車内でガムテで補強しながら移動です。


↓旅するチキン


名古屋で中央線の快速に乗り換え、40分ほどで多治見に到着。
見事に降っておりますな!!
スタートは14時なので、20分ほど前に到着して、
そこから歩いて会場である「多治見ながせ商店街」へ。
雨がしとしとと降っているせいか、人もまばらで、
一向に始まる気配がないぞ…
心配をしつつ、会場広場のテントで、
恐る恐る持ち込んだものを整理していると、
同じテントで雨宿りしている人たちがクスクスとして、
和やかな笑いに包まれます。
ちょうど地元の方がいらして、
被り物そっくりですと太鼓判を押していただきました。
そのうち、山岸さんが通りがかって、こちらを見て
「ああ、アンサンブルズの親子がいるゥ〜」と喜んでいただいたり。




↓うながっぱ


↓多治見ながせ商店街


雨でスケジュールが押していましたが、
いよいよ大友さんによるオーケストラTAJIMI!で幕開け。
雨だからみんなステージに上がっておいでという声に導かれて
トントンと階段をあがっていくと、
大友さんが「あああ、ここにも東京タワーの親子が!?」と。
憶えていただき光栄でございます。
さて、今回は曲らしい曲はなく、登壇したメンバーで即興三昧。
いやあ、難しいけどやっぱ面白い。
ラストは、”多治見のジェームス・ブラウン”が大暴れ。
しっかり娘のチキンもわなないておりました。


↓大友さんと即興


↓この日もチキンはゼッコーチョー!!


さて、本番を無事に終えましたが、次の盆踊りまでどうするか。
他の演目もあって見たいけれど、
ここまで来たらどうしても行ってみたいところがあり、
会場を一時離脱。
大急ぎで駅前へ戻ってバスに乗り込み、たどり着いたのがここです!


↓多治見モザイクタイルミュージアム


そうです。多治見モザイクタイルミュージアム
せっかく被り物をこしらえたのだから、
実物をちゃんと見ておかなくてはなりません!
写真で見るのでもとてもユニークですが、
実際目の前にすると思った以上に大きくてびっくり。
せっかくやってきましたが、
本数の少ないバスでの往復と、盆踊りの時間を考えると、
行きのバスが終点から戻ってくる便に乗って帰らないといけないので
滞在時間わずかに20分足らず。
中をゆっくり見て回ることはできないので、
被り物をしてひとまず外観をバックに記念撮影。
すると、他の観光客から、すごいとか、カワイイというお声をいただき、
娘の顔はにんまり。あんまりニヤニヤしてると溶けてしまうよぅ。


↓どっちがホンモノでしょうか!?


そのまま被った状態でひとまず中へもぐりこみます。
さすがに館内は無理ですが、
ミュージアムショップがあったのでお土産だけ買って帰ることにします。
自分で作るコースターキットと、紙コップにタイル詰め放題500円。
工作大好きの娘にしたら、色とりどりのタイルは絶好のお土産で、
ルンルン気分で詰めるだけ詰め込んでおりました。
レジでお会計をしているとスタッフさんが、
さっき何か面白い撮影してたでしょと話しかけてくれたので、
かくかくしかじかでとお話し。
すると、ちょっと待ってってと誰かを呼びに行ったかと思ったら
なんと館長さん!!
ありがとね〜ありがとね〜と言っていただき恐縮です。
もっとゆっくりしたいところでしたが、ここで時間切れ。
ダッシュで荷物をまとめてバス停に向かうとちょうどバスがやってきました。
田川・蛭子ペアばりの慌ただしさは毎度のことです。


↓スゲー


↓時間がないのでお土産だけ


↓館長さんのお出迎え!!


そうして16時直前になって再び会場に戻ってきました。
雨でプログラムが押しているおかげで、
ALKDOさんの出番を見ることができました。
和のテイストをふんだんに盛り込んだパワフルな歌声と太鼓の音色、
それにドクロの人形たちがゾロゾロと這い出してきて、
独特の世界観でした。
インターバルではちょいと腹ごしらえということで、
出店の中からCAFE NEU!さんのカレーをいただきました。旨し。


↓戻ってきました


↓ガチで降ってきたゾ@@


↓ALDKO


↓CAFE NEU!さんの兄弟カレー


さて、少し時間を押しているうちに、
どんどんと雨脚が強くなってきました@@
まるで盆踊りを待ちわびるかのようなタイミングで土砂降り。
なかなかに刺激的なことになってきましたヨ!
で、大友さん以下みんな浴衣に着替えた状態でステージに上がってきます。
始める前に簡単に振り付けの練習があり、
まだパラパラとしかいない広場の人たちに交じって我々も踊りに加わります。
振り付けは、珍しいキノコ舞踏団さん。
大好きな映画『めがね』の劇中に出てくるあの「メルシー体操」の方々!!
ダンスというと素人はちょっと構えてしまいますが、
音頭といえば、なんか安心して入っていけるし、
コミカルな動きが随所に盛り込まれていて、
自分で踊りながら思わず笑ってしまうような感じで面白い。
娘も見様見真似で踊りながら、ゲラゲラ笑っております。
そうやって輪になって楽しんでいると、
徐々に人が集まってきて、広場がいっぱいになってきました。
そうして、いよいよ盆踊りスタート!


↓踊るよ〜♪


↓輪になって〜


↓摩訶不思議な振り付けは珍しいキノコ舞踏団!!


盛大に雨が降りしきる中、広場一面輪になって、
ええじゃないか〜ええじゃないか〜と踊り明かします。
あんまりに夢中になっていると、
あれだけの土砂降りにも人は気づかないもんなんでしょうか。
途中本当に雨が止んだかと思うほど、楽しくワイワイ。
隣の人と手と手を取り合って花いちもんめ、
前の人にくっついて電車ごっこからのトンネルくぐり。
つらいことも苦しいことも、みんなまとめて供養して、
ちょうどおあつらえ向きの土砂降りの雨に流してしまえばええじゃないか〜。
ということで、なんとも刺激的な宴を満喫することができました。


↓ええじゃないか〜ええじゃないか〜


↓雨が止んだかと思うくらいみな夢中に


↓ヒートアップ中


↓すっばらしい!


ということで第一部が終了です。
ここでどっぷり雨に降られたことで、
娘が寒い寒いと言い出したので、宴はまだまだ続きますが
無理はさせられないのでお先に失礼することにしました。
もはやメケメケになった被り物を抱えて、駅まで。
そこからいったん名古屋に出ます。
晩御飯を食べてから帰阪することにして、エスカに降りる。
お目当ては「矢場とん」。
娘はおいしい、おいしいと
びっくりするぐらいでっかいわらじカツをぺろりと平らげました。
帰阪は21時。いつの間にやらすっかり雨も上がっておりました。


矢場とん


↓わらじかつ半々


↓土砂降りの盆踊り♪


↓ええじゃないか音頭 by プロジェクトFUKUSHIMA 振付=珍しいキノコ舞踏団