記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

声が溶けあう瞬間に 太田美帆+青木隼人 声のワークショップ

月曜日。
平日ですが、長女の学校が卒業式でお休みのタイミングで、
去年アンサンブルズ東京でご一緒させてもらった
CANTUSの太田美帆さんが京都でワークショップをされるというので、
これはもうめぐりあわせだという事で、参加してきました。


京都北山の閑静なお宅にお邪魔すると、
地元京都だけでなく、
大阪や遠く岡山からも参加者が集まっておりました。
美帆さんには光栄にも覚えてもらっていて、
再会を喜びました。


↓声が溶け合う瞬間に。


↓京都某所のご自宅で


↓ローズティー


この日のワークショップは、美帆さんの聖楽に、
FOLKROREの青木隼人さんのギター伴奏を重ねて、
みんなで声を合わせていくというものでした。
最初に、車座になって、
みなそれぞれ音楽にまつわるお話とか、
1人1人自己紹介。
それからまずは皆で音の波を作って、
そこに美帆さんのオディエを乗せていきます。
美帆さんの活動は、なかなか日本では本格的にやっている人が少ない
グレゴリオ聖歌を始めとする教会音楽。
プロテスタントのゴスペルのようにパワフルでソウルフルな音楽とは真逆で
カトリックの静かで厳かな音楽。
大きく声を張り上げるのではなく、
そっと息をするようにして声を出し、
一人一人が自分を主張するのではなく、
自我を溶かして、声を一つに総体となるといった風な感じです。


声を出すというのはいろいろな意味や作用があり、
例えばスポーツなら、大声を張り上げることで、
さらに力を発揮するということがありますが、
今回のような場合は、
猫がごろごろと喉を鳴らして
自癒能力を発揮するようなのとすごく似ていて、
声を出すこと、そしてそれを通じて一体となることで、
癒しだったり心を洗い清めていく感覚でした。


最後には、青木さんの伴奏に合わせて、
各々が一節ずつ好きなメロディーをつけて
ハミングして繋げていったのですが、とても心地よく。


↓声を合わせる


2時間ほどの声合わせの後は、皆さんでランチ。
鞍馬の奥、静原にあるカフェMilletさんのお弁当。
美味しくいただきました。


↓素敵なランチ付き♪


美帆さん、ほんと素敵なお姉さんで、
娘にもいろいろ話しかけてくれたりありがたや。
青木さんの人柄がにじみ出た、
温かいスープのように沁みるギターの音色もよかったなあ。
また近いうちに。


↓美帆さんと