記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

2018Gパトの夏 はじめての休息日

はい、去年の夏のことをいまだに

半分も書ききれていませんが、

気長に、でも間違いなく書いていこうかと思います。

 

前日、学校登山の助っ人として、

イブリ山頂まで水歩荷して、無事に役目を果たしたのだが、

小屋へ帰還後に体調がすぐれず、

下では看護師をされているKさんから熱中症と診断されて、

あえなくバタンQとなり、まさかまさか、

ゆかりさんの部屋で一晩寝かせてもらうということに。

 

翌朝も、大事を取って当番を外してもらい、

ゆっくりと回復に努める。

中学生たちが朝食を終えると、いよいよ下山。

朝日小屋名物のバンザイでお見送りです。

 

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しかし平和な時間もつかの間、

厄介な事態が発生したため、

本当は学生に付き添って下山するはずのKさんは、

ヘリにピックアップしてもらって下山となります。

我々が任務に就いてからほぼ毎日何かが起こってる…

(それだけ油断できない山域ということでもある)

それにしても完全装備で緑の中佇むKさんは

まるでリック・ディアス

山の漢はやはり佇まいからカッチョエエです。

暴風を連れ立って、ヘリがたちまちやってきて、

あっという間に去っていきます。

 

そして、朝日小屋で一番多忙な一日を終えて、

短い休暇を取るUちゃんや、週末だけの助っ人陣も、

そろそろと下山を開始します。また会いましょう!

 

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この日、我々Gパトは、期間中2度ある休みを取ることにしました。

何しろ翌日、我々も1週間の朝日小屋での任務を終えて、

次の白馬山荘へと転戦しないといけないため、

それに備えて、体調を戻さないといけないためです。

といっても、小屋のお手伝いはもちろんやりますが、

あとの時間は自由時間。

自分は午前中はもう少しだけ寝かせてもらい、

昼はカナさんと近くまで散歩して、ます寿司ランチ。

下山したUちゃんのギターを借りて、ちゃかちゃか練習したり。

のんびりとした一日を過ごしました。

いつも、あくせくと次の目的地を目指して、

歩いて忙しい山行ばかりだけど、

こんなどこにもいかず、ぼおっと景色を眺めるなんて

本当に贅沢そのもの。

 

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晩ごはんは、明日の我々の門出?のために、

いつもより腕を振るって豪華な食卓にしていただきました。

あああ、感謝です。

この頃には体調も問題なく、食欲もあって、

ついつい食べ過ぎてしまいます。

本当に、朝日小屋は食事が大充実で、

下山するまでに痩せるどころか

太って帰ってしまうんじゃないの?って心配するくらい。

ありがたい。

 

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さあ、翌日はいよいよ、白馬岳!!

どんな冒険が待ち受けているのか、

ワクワクドキドキ。