記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

ご近所めんライフ 「馬鹿殿」「三ツ星製麺所」「ぬんぽこ」

久々のめんライフ。
まず1軒目は、南からの新店「馬鹿殿」。
名前からわかる通り、
中崎町にあった「バカヤロー龍麺房」さんが
移転してこちらにお引越ししたもの。
早速メニューを見ます。
「黒霧」「牡丹」「水戸黄門」「雲海」と、ナゾのラインナップ。
豚骨(黒マーか赤辛)とドロ担々、鶏白湯のようです。
こちらのおみせは醤(ジャン)の使い方が絶品のお店だったので、
迷わず「水戸黄門」。
まぜ麺に近いようなタイプのどろ担々は、
香り・しびれ・辛味のトライアングルが見事に広がる絶品。
スパイスの魔術師は健在でした。


↓馬鹿殿


水戸黄門


つづいて、おなじみの三ツ星。
ひさびさにつけ麺ではなく、濃厚ラーメンをチョイス。
スープ、こんな泡泡してたっけ?
あんまりポタ風にするとスープが冷めるだけで効果的ではない。
オペのお姉さんが孤軍奮闘しているのだけど、
全体的なトーンダウンは否めないこの頃。


↓三ツ星製麺


ラストは、天六
5年ぶりに復活した「ぬんぽこ」さんにお邪魔。
相変わらずディープなお店。
店主も客も店構えも相当濃ゆい。
でも、ここの中華そばは、本当に丁寧でオーソドックスで、
人情系まっしぐらの絶品。
じわんじわんと、スープのうまみと、麺の喉越し、
直球勝負の潔さ。
沁みました。


↓ぬんぽこ


↓中華そば

カレーなる日々 「ナムプリーカレー」「スパイスカレーまるせ」「スタンダードブックストア心斎橋」「サッチェズ・カリー」

こちらもひさびさ、黄レンジャー。
まず1軒目は、天五の一松食品センター内にある
「炭焼き呑処うまとら」の昼ヤドカリ物件。
ナムプリーカレーさん。
とても人懐こい感じのお姉さんが切り盛りしております。
この日の週替わりは海老カレーだったかな?
三種盛りでいただきました。
付け合わせもバリエーションがあって楽しい一皿。
お昼だけなのでなかなかハードルが高いのだけど、
またお邪魔します。


↓ナムプリーカレー


お次は、毎度おなじみの中津の「スパイスカレーまるせ」さん。
この日は前日にクラムボンのミトも食べに来てはりました。
(ちなみにオーナーはミトに似てると思う)
安定の三種盛り。


↓スパイスカレー まるせ


お次は、ミナミのセーフポイントである
スタンダードさんの年末年始に限定で出してはったビリヤニ
唐辛子がてんこ盛りで、それをよけながら食べ進めるのだが
意外と結構ピリカラでヒ〜ハ〜。


↓スタンダードブックストア心斎橋のビリヤニ


ラストは扇町にあるサッチェズさん。
随分のご無沙汰。
この日はマトンとキーマのあいがけに
玉子のアチャールトッピング。
ここはカレーも美味しいけど、
何と言ってもホットチャイがずば抜けて美味しい。
とにかくスパイシーで寒い冬にポッカポカ暖まる@@
ごちそうさまでした。


↓サッチェズ・カリー


↓マトン&キーマ


↓ホットチャイ

酒場探訪記 「ニコノトナリ」「あずき色のマーカス」

はい、こちらも久々に。
まずは南森町の贔屓の店「ニコノトナリ」さんへ久々に。
少し店内を暗めに、大きな一枚テーブルを囲む、落ち着いた空気が
一人呑みにはぴったりのお店。
3種×3価格帯で、地酒のラインナップ。
料理は女性スタッフさんの心意気がつまって美味。
この日は富山の「苗加屋」、山形の「麓井」と寒い地方のお酒をいただく。
どちらもきゅっとした酸味で身が引き締まる。
アテは、玉子たっぷりで優しい味わいのポテサラと、
ぴりりと山椒を効かせたイカわたバター炒め。
酒との相性もぴったり。
くつろぎ系立ち飲みといえば、やっぱりここだなあ。


↓ニコノトナリ


↓落ち着いた店内が心地よい


↓富山の苗加屋 特別純米


↓玉子たっぷりのポテサラ


イカわたバター炒め


↓山形の麓井 生もと


お次はマーカスさん。
遠征のない週末。たいてい自分が晩御飯を作るのだが、
夕方に天満市場に買い出しついでにふらっと立ち寄って、
一杯ひっかけて、その勢いで晩御飯の支度、
というのがルーティンになってきている。
この日は珍しく小豆島のまめまめビールをいただく。
マーカスさんがちょうど鳥取は倉吉の蔵元さんに、
生もと造りの立ち合いから帰ってきたところで、
鳥取みやげのおすそ分け。
それから里イモのから揚げ。
バターに昆布が練り込んであって、これが美味。
ほっこりしたアテには、寒い地方の酒をと、
伊根の向井酒造の京の春。
いまだ寒さは厳しいのお。


↓マーカスにて まずは小豆島ビール マスカット流星群


鳥取みやげにアゴちくわ&とうふちくわ


↓里イモのから揚げ


↓向井酒造の京の春

梅湯にて

某日。
仕事終わりに野暮用で京都まで。
あっさり終えて、向かったのは京都五条のサウナの梅湯。
京都自体が久しぶりなので少し空きましたが、
その合間にも、年末年始のオールナイト営業やら、
銭湯啓蒙活動で、ダンナの湊君は大忙し。
年始の早いうちに挨拶をと思っていたのだが、気づけば1月駆け込み。
遅ればせの祝いの酒をお渡しし、しばし雑談。
銭湯好きとしては、
イケイケイどんどんで頑張る梅湯を応援していきたいです。
風呂はちょうど客がはけたところで、しばし独占。
せっかくなのでサウナ・水風呂ループ。
個々のサウナはほかより3割増しくらいで熱い!!
これがたまりません。
ええお湯いただきました。


↓サウナの梅湯 (湊君写ってる)

京都の新アトラクション ホルモン千葉

梅湯ですっかりぽかぽかになって、お腹も鳴ります。
もう頭の中には肉が浮かんで仕方がない!!
ということで、そのまま木屋町を上がって四条へ。
道中にも気になるお店、新しくできた店が誘惑するが
全部すっ飛ばしてきたのは「ホルモン千葉」!!
いつもは大行列で入ろうにも入れなかったのだけど、
この日は遅々だったのですんなり入れました。


↓ホルモン千葉


ここは、新鮮なホルモンの質は当然のことながら
焼き方にも相当なこだわりがあり、
客は手出し無用。
常に対象が焼き加減を見ながら、食べごろを教えてくれます。
鍋も変わっていて、わざとナナメに傾斜をつけた状態で火を焚き、
そこから滑り落ちてくる肉の油を、
なべ底にあけた穴から特製の黒ダレで受け止め、
肉のうまみを逃さないような工夫がされています。
と、書くと、相当頑固で気難しいお店に感じるかもしれませんが
全然そんなことはなく、怒られることもありませんので。
美味なるお肉が届くのに、ただ身を委ねておればオールOK!!


↓手出し無用につき


色々単品もありますが、
お客のほとんどが注文するコースが何よりの近道。
突き出しの煮込みに、
コク塩5種に、タレが4種、それに〆にソバorうどんも選べて
2500円のパラダイス♪


↓コースいただきます


とりあえず、サウナで火照った体にビールを流し込みます。
グビグビ。
待ちきれずに、コースとは別で、生ものを。
大好きなハツ刺し。
いやあああああああ〜なまら旨い!!
塩で食うもよし、ショウガ醤油で食うもよし!!


↓まずは突き出しの煮込みでビール


↓ハツ刺し


そのうちに、コンロに火が点けられ、まずは塩。
アカ(赤身)、マルチョウ(小腸)、アブシン(舌元)、
タンコリ(関節)、ツナギ(首)のラインナップ。
じわりじわりと汗をかくお肉。
頃合いを見て順次、これ行けるよと合図に合わせてパクッ。
なんじゃこりゃ〜!!!
心の中で松田優作バリに叫びつつ、
一噛み、一噛み幸せを噛みしめます。
思わず大将と目が合って、
つい「シアワセです(はあと)」とつぶやいてしまったら、
大将は何も言わなかったけど、口元をニヤリとさせ、
「せやろ」と言わんばかりの表情。
参りました@@


↓まずはコク塩5種


油を通過したモヤシがこれまたおいしくて、
上に乗っかった塩だれを絡めつつ、箸休め的にいただく。
コレがいい塩梅でお腹を満たしてくれます。


↓もやしもどっさり


続いて、黒ダレ編。
先ほどから肉の脂がトポントポンと注がれたタレが、
艶やかにテカっております。
このタレに付けて食べるのではなくて、
タレに絡めて対象が肉を焼いてくれるスタイル。
タレ編はアブシン(心臓)、ホソ(小腸)、
ホホニク(ツラ)、アカセン(第4胃)の4人組。
一度タレをくぐって、黒光りした肉が、
抗いがたい匂いをまき散らしながら、焼けていきます。
ゴクリ、生唾が喉元を過ぎる。
いかん、食べずとも旨い。
果てしなくも感じた待ち時間を経て、
ようやく大将からGOサイン。
火傷もいとわずに、放り込む。
カリッ、フワッ、ジュワ〜。
こんなもん、旨いに決まったぁるやろ〜@@@
あっという間にペロリ。


↓続いて黒ダレ4種


↓一服


肉を平らげても、引き続きモヤシが待ち構えている。
このモヤシにちょんちょんと黒タレを付けながら食べる。
もうそれだけでおビールちょーらい。


〆はどっちします?と大将
いやいや、シレっと聞くけど、
それ究極の選択やからねっ!!
悩みに悩んだ末に、うどん行っとこ!!
で、うどん玉ど〜んの、タレ絡め〜の、
もやしも入れ〜の、ねぎぶっかけ〜ので、
ラストに生卵トッピンッ!!
思わず、「あっ!それズルい!!」と声を漏らすと、
大将「ズルない!!」
甘味辛味、コクの三拍子で無双化した麺をすすれば、
もうぐうの音も出ない。
これはもう完敗に近い。負けました@@


↓〆はうどんチョイス


帰りには、口直しのミックスジュース1口に、
口臭用のミンティアまでくれちゃいます。
お会計の際、大将に思わず一言「惚れました」
大将、やわらかい顔で「また来てやぁ」


これはもう京都の新名所、新アトラクションです。

ご近所グルマン

週末ちょっとの間だけ、夫婦水入らずでデート。
と言ってもそんな遠出できるほど猶予はないので、
近場で美味しいものを。


せっかくなので美味しいものを食べようとなったが、
色々迷った挙句、小さな子連れではなかなか行けなくなってた
「春駒」さんへ。
この日はらきーなことにそれほど行列しておらず、すんなり。
いつもはもう、それはそれはの大行列です。
ああ、いつぶりだろうというくらい久しぶり。


↓春駒


ここのネタで、一番大好きで、
他の店では絶対食べれないのが蒸しアナゴ。
身がフワッフワで、口の中で甘味を残しながら溶けてゆく。
もうこれ1択でもいいくらい。
小藪のオーベルジーヌくらい。(笑)
実際、皿がはけて他を注文するたびに、
必ずセットでいただいちゃいました。
もはや観光地化されてしまって、
地元民が気軽に行くのは難しくなってしまったけど、
やっぱ春駒やね。


↓蒸しアナゴ


↓ぶりと海老


↓アジ、ぶり、蒸しアナゴ


お腹いっぱいに張りましたが、
甘いものは別腹ということで、
少し移動して、天五中崎商店街の「がるる氷」さんへ。
夏場は大人気のかき氷専門店ですが、
冬場はさすがに誰もおりません。
ちょっと寒かったけど、ティラミス氷うまし。
でも、さすがに冬場に鮨、氷ときて、すっかり冷えてしまいました@@


↓がるる氷


↓小さな店内


↓メニュー色々


↓ティラミス氷


↓ワッフル


帰りに、今度は冬の大人気店の焼き芋専門店「蜜香屋」にて
子どもたちへのお土産に焼き芋を。
個々のおいもは本当に超柔らかくて甘くて、
焼き芋の概念が変わります。


↓蜜香屋


↓焼き芋


食いしん坊の奥さんが、終始ハッピーな顔でうれしや。