記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

めがね

こないだの日曜日の晩。もう少しのんびり気分に浸っていたくて、
奥さんとお気に入りの映画「めがね」を見た。
この映画も僕の好みの”何も起こらない”映画。
しみじみほろりとさせられること多数。
ロケ地の与論島のゆったりとした時間の流れに逆らわず、
映画そのものがたゆたう。
そして時々くすりと笑わせてくれる。(メルシー体操!)


劇中に流れる音楽がこれまたとても良い。
泣けてくるとはこのことだ。


そしてこの映画は”劇中の料理がとってもおいしそうな映画にハズレなし”
の法則にも当てはまっている作品でもあって、料理は影の主役でもある。
重箱に美しく彩られていくちらし寿司。
伊勢海老とビールのベストコンビネーション。
おいしく炊かれた小豆たっぷりの氷。
そして「梅はその日の難逃れ」。


荻上監督は、前作「カモメ食堂」から大好きで、
この「めがね」も封切り前からチェックをしていた。
すると舞台挨拶があるということで、朝の6:00からガーデンシネマで並んで
必死で整理券をゲットした。
荻上監督、小林聡美さん、もたいまさこさん、市川実日子さんと層々たるメンバーを目の前で見れた。
光石研さんがいなくて残念だったが)
生メルシー体操実演もあって、
もうそのまま「めがね」の映画の世界そのままの感じでよかった。



たそがれたい方はぜひ。



映画「めがね」オリジナル・サウンドトラック

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めがね(3枚組) [DVD]

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