記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

大なり小なりライド 倉敷〜広島編

さて、ここまでの道のりはすでにあらかた実走済の区間で、
何かあっても自走で引き返すことも可能な範囲だったが、
いよいよ未知の領域に突入。もう引き返せないぞ!と気合を入れ直す。
ここから次目指す中ボスは広島。
この東広島の区間、それから次記事に登場する岩国〜周南区間の2か所が、
今回のハイライトになるだろうとの事前の予測。


水島コンビナートが見える


さて、高梁川を渡ってR429を進み、竹川橋でR2と合流。
交通量がぐっと増え、路肩の拡張工事中で走りにくい。
できれば迂回ルートを検討したいが笠岡まではこのR2しかない。
本当はないことはなく、唐船で右折して、JR沿いに笠岡の手前まではエスケープできるのだが
また休憩回数の思わぬ増加によって思った以上に時間が押しているので特攻。
時間帯にもよるだろうが、この区間は結構交通量が多い。
笠岡ラーメンを食べたいがそんな余裕もなくスルー。
市街地に入ってなおも増え続ける交通量に嫌気がさしたので、職安前からR2を離脱。
左に折れて、カブト町の大干拓地に飛び込む。


↓笠岡〜福山エスケープ路


干拓地なので当然フラットで、道も直線的に敷かれているのでR2でいくよりイージー
ただ工場地帯への抜け道ということもあってか、轍がハンパない盛り方をしているので少々難儀。
干拓地をヘリを突っ切って工場地帯に突入したところで、2人組ローディーと遭遇し挨拶。
おそらく干拓地は絶好の練習場なのでしょう。
このまま県道3号で直進すればよかったのに、
地図を読み間違えて、JFEの敷地内へつづく袋小路に迷い込みタイムロス。
さっきの2人組について行ってれば良かった。
もりっと小さなピークを上るとそこが県境で広島県に突入。
広島と言ってもまだ最東端にいるだけで、道のりはまだまだ長すぎる。
道は山肌にぶつかって左へ折れ、そこからは一大工場地帯を突っ切ることになる。
なんといっても町名が鋼管町だし。
産業遺産マニアにとってはなんともよだれの出るルート。
日時によっては大型がバンバン行きかう地獄と化すだろうが、
今日はそれほど交通量もなくスムーズに進む。


広島県突入


↓福山の工場地帯


工場地帯をしばらく進むといよいよ福山の市街地に入る。
交通量がどっと増え町にも賑わいが生まれる。
R2への復帰はできるだけギリギリまでしないでおこうと思って、
入船町2丁目で左折し県道22号。ローズパークを過ぎ芦田川にぶち当たる。
標識がしきりに鞆の浦へ誘導するので、思わず行ってみたくなるが、
遠回りなので諦め、草戸大橋を渡ってから右折。土手道を北上し、R2に合流。
ここから交通量は若干多いが、道幅がゆったり取られているのでそれほど苦痛ではない。
赤坂バイパスを回避するため、旧R2に入る。一気に車線が減って走りづらい。
少し上ったら、あとはしばらく下り。松永を過ぎ、そこからは少しアップダウンがある。
この旧R2は山の手川を走っているのだが向かって左手の視界が開け、なんとも気持ちがよい。
ただ、どうもこのあたりだけ雲行きが怪しい。海側からどんどん黒い雲塊が押し寄せてきている。
なんか嫌な感じ。それでも行くっきゃない。
高須インターから交通量が増える。そこから一気に山の手から海際に降下し、
路肩の狭小な区間を少し進むと尾道大橋の下に出た。
ここまではまあ岡山ライドの延長戦といった感じなので、自走でしなまみ海道というのもアリ。
心のふるさと生口島瀬戸田まで今度行ってみようかしらん。


尾道大橋。空模様が怪しい…


さっと記念撮影を終えリスタートした途端、バケツをひっくり返したような雨が!
ちょうどお昼時だし、これは雨しのぎで昼飯でもすっかと、
防地口でR2を離れ、商店街に続く道に入る。
で、めぼしい飯屋に片っ端からアタックをかけるが、
「むらかみ」は長蛇の列でアウト、「朱華園」アウト、「みやち」すら行列でアウト。
というか尾道人多すぎ!
10年前はもっといい感じの錆びれた港町だったのに、一大観光地化していて、
商店街も人の波でチャリを降りて押し歩きしないといけないほど。
ドビンちゃんに連れられて、歩いた日が懐かしい…
で、とりあえず店に入って落ち着くのはもう断念。一刻も早くこの観光地は抜けたい。
と、商店街で雰囲気よさそうなパン屋さんの前を通り過ぎる。
「パン屋航路」。
もちろん志賀直哉をモジっているのだろうけど、
尾道の雰囲気にぴったりでなかなかうまいネーミングだなあと感心。
早速中に入ってみるが、すでに3,4種類の商品以外は売り切れている。
ちょうどラス1でカレーパンが残っていたのでしめしめと手を伸ばそうとした瞬間に、
おばはんにかすめ取られる。ムキッ〜。 ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!
しかも「こんなんしかもう残ってないわ〜。カレーパンでもええか」などと言いながら。
くっそう〜。その程度なら、ぜひこちらに譲ってくれよ!と怒り新党
悔しすぎて思わずトングで鼻摘んだろかと思いましたが、ぐっとこらえ、
焼き立てで出てきたベーコンと枝豆のパンを1つだけ買って出る。
焼き立てと言うこともあるけど、ジワっとベーコンのうまみが出てマジウマでした。
くそう、カレーパンは今度またリベンジだ。
走行している間に、少し雨脚も収まってきたので商店街を抜けだし尾道駅前へ。
記念撮影をしようと携帯を出すとウメさんから激励メールが来ていたので返信。
あとあっちょとマダムには途中経過をお知らせしておく。


↓パン屋航路 (書体もステキ)


↓ベーコンと枝豆のパン。焼き立て♪


尾道からはしばらく逃げ道なくR2で西進。
まあまあの交通量があり、脇をするすると抜けて行くような感じ。
シャワーのように雨は引き続き降り注ぐ。
三原バイパスの分岐のところにあるローソンの駐車場から海がきれいに見渡せるので
ちょっと立ち止まって撮影。
遠くに因島大橋から続いていくしなまみ海道の島々が見渡せて素晴らしい。


尾道駅をバックに


しまなみ海道が見える。多島美かな〜


すぐにリスタートして、糸崎を通過すると、思い出したように集中豪雨が復活。
一気のどしゃ降りで10m先も見通せない。打ち付ける雨が刺さるように痛い。
とにかくスリップしないようにだけ集中して進む。
古浜橋・湧原橋と渡って三原市街地に入る。
雨宿りも考えたが、ラチが明かないし、空を見ると西の空は晴れあがっているので
この雨雲さえ抜ければ雨はやむはずなので切り抜けることにする。
臥龍橋を渡りJRをくぐる。道自体は路肩もしっかり確保されて走りやすいが、
交通量があるのでここから迂回ルート。
定屋大橋を渡ってR2の対岸へ。しばらく県道75号で進むが、
この道はそのまま行くと沼田川と別れて竹原に向かう道なので、
途中信号のない分岐で川沿いの道に修正。ここは交通量が多いので横断注意。
この辺まで来ると一時の殺人的なバケツ雨は収まるものの、
相変わらず大雨と表現してよい程度の雨が降り続く。
自分の走っている区間だけ雨が降ってるのが実に腹立たしいが
ただ進行方向の空が明るく雲が見えないのだけが救い。
雨に抗いながら、対岸のR2と並行して土手道を進む。
10km程度はR2を回避でき、全く交通量がないのでお勧め。
本郷バイパス西交差点で迂回路も終わりR2合流。
ここから先東広島辺りまでは山深いエリアに入るのでそのまえに補給としてセブイレにイン。
秋雨で冷え切った体を暖めるため、缶コーヒーで暖を取り、トイレに籠る。
外に出たら雨はようやく過ぎ去って行きました。
山中で降られると余計体力が落ちるし、難易度が上がるのでギリギリセーフと言ったところです。
ここからは幅広のR2を進みます。南方からはしばらくの上り区間開始。
ホテル前から徐々に斜度が上がっていく。じわじわと単調な上りが続く。
日名内(上)の信号辺りまではなかなか疲れた。
竹原市との境界でピークを迎え、新庄の集落までどかっと下り。
ただ、減速帯がうとおしすぎる!
バランスを崩してバンバン真横を通過する大型車に巻き込まれたくないので
バランスを崩さずペースを抑えて下る。
新庄まで下り、ここからR2の回避ルートに回る。
新庄交差点で左折し、少し下って中学校の裏から賀茂川の対岸に回り込む。
川沿いに北上し、湯坂温泉郷の脇道へ。
ここは峠まで田万里往還と名付けられた旧街道。
かなり細くて心もとない道ではあるが、一応全行程舗装されているのでご心配なく。
車一台通れるかといった幅なので交通量もなく、サイクリングロードとしてもよい。
川向かいのR2の喧騒をしり目にのんびり心地よい里山道を5kmほど上がっていく。
斜度も大したものではなくて雲ヶ畑レベルです。


↓R2を避けて対岸の田万里往還をゆく


田万里橋までたどり着き、一旦R2に合流。いよいよ峠越えです。
R2本線はこの峠を片側車線ごとに分離して攻略しているため少し道の形状が特殊。
西行きは大きく北側に回り込みながら峠を越えている。
両方ともトンネルがあるし、これはR2を回避したいなあと事前に思っていたのですが
旧街道が生きていればそちら側から上がれるのではないかとその上り口を探します。
歩行者向けに標識が至る所にあって、広島はこっちだよとしきりに誘導してきますが、
どうも地図と照らし合わせても位置関係がおかしい。
で、たまたま通りがかったおじいちゃんに道を尋ねると、
この誘導に従うと読み通りR2の路肩に続いて行ってしまうようで、
目的の旧国道は川を挟んだ向かいの道とのことで信号まで引き返して、
川の右手に続いている道に入る。あむないあむない。
しばらく集落を進んだ後、右手に田畑の広がり視界が広がる。
向こう側の山肌にはR2本線がぐいーんと勾配を上げて続いている。
徐々に山の中に入っていき、斜度が上がります。
ちょうど本線東行きの真横を進んでいるようです。
いくつか分岐がありますが全て無視して直進すると、
作業小屋みたいなのがあって、そこから高速の高さよりもさらに上まで激坂がそびえたっている。
といっても200mくらいのもので、エイヤっとやっつける。
上りきったところからさらに進むべき西の方角を見るときれいな夕焼けが見えました。
とりあえずここは日が暮れるまでに越えておきたかったので(夜なら見えないのでわからない)、
ひとまずこの区間最大の難所はクリアです。
このルートはわずかですが距離も短く、トンネルにおびえることもないのでお勧め。
写真を少し撮ったら反対側へぐいっと下り、仁賀口でR2に復帰。
そろそろ肌寒くなってきた。


↓田万里峠エスケープ路


↓トラップ注意!これに従うと本線側道で遠回り


↓ここを左折し旧道へ


↓緑深い旧道で田万里峠越え。奥の白いラインは本線


↓ピーク手前は急坂


↓左は本線東行き。右の旧道の上がってきた


↓東広島側の合流地点


仁賀口からR2本線でゆるい下りを駆け降りる。
ここから本線は西条バイパスに入っていくが、10kmもの区間を本線特攻する勇気もないので側道にはいる。
幸い側道はぴたっと本線に沿ってあるのでそれほどロスもない。
途中で、家路を急ぐTREKさんと遭遇しご挨拶。
そろそろ再び寒くて孤独な夜がやってくる。
山間部ということもあって闇とともに気温がみるみる下がっていく。
七ツ池で側道・歩道ともにつきて一旦本線を離れる。
少しだけ北に迂回して八本杉に出て、そこからR2に合流。
そこで完全に日没。寒い。
ここから交通量が半端なく増える。東広島から下道で広島市街に向かう唯一の道。
タイミング悪いことにラッシュ時間帯で路肩の極端に狭い区間で大渋滞。
志和インターから広島までは下り区間なのだが、
すでに日没後で路面状況が全く分からないうえに、
真横を車が列をなしていて、走行ラインがほとんど確保できず悪戦苦闘。
路肩はいきなりでこぼこの歩道が登場したり、ガードレールがつき出たり全く油断ならない。
といっても迂回路はなく、前の車の後ろにべたつきで下っていく。
広島の車は皆一様に動作がクイック過ぎて非常に怖い。
ただでさえ日没で気落ちしているところで、
これだけナーバスな走行を強いられて非常に疲れる。
瀬野まで来て、橋を渡る手前でようやくR2の迂回路に逃げ込む。
ここからは川向かいのR2と並行して進む県道274号(東山陽街道)で広島市街を目指す。
旧街道なのでR2と比べてアップダウンもあるし、行き違いの難しい狭小道で
ブラインドカーブも多いのでペースは上げられないが、
交通量は絶対的に少なくストレスなく進めるので自分にはこちらがあっている。
徐々に周辺もにぎわいを見せだし、広島市街が近くなる。
ずっと気を張っていたので、危険地帯を抜け、町の明かりを見て少し安堵したせいか、
どっと疲労が襲いだす。集中で一時忘れかけていた眠気も容赦なくやってくる。
そんな状況で体を動かし続けるための糧は、
ただ広島に入ったらウンマお好み焼きをたらふく食うぞというモチベーションのみ。
後になって考えれば、倉敷でマクド尾道でパン1個のみでここまで来たので
軽くハンガー症状もあったのかもしれません。
安芸中野を過ぎるとほぼ平坦となり、瀬野川の土手道を進む。
しばらくして海田市駅に到着。19:15。すでに2時間ほど遅れ。
とりあえず隅っこながら広島市街地に突入したので、方々に連絡を入れておく。
マダムにTELを入れて泣きごと。やっぱり福岡遠いわあ〜。


で、とにかくお好み焼きを食べて体を休めたい!
ということで事前にチェックしていた海田市町の「お好み焼き大樹」さんへ。
薄暗い住宅地の中にぽつんと1軒だけ灯りが漏れているところがあってそこがお店。
周辺に看板もなければ、目印も何もない。
広島市街からも離れてるし、最寄駅からも結構あるのでなかなかの穴場。
たぶん道を知らない人はたどり着けない。


お好み焼き 大樹


全て鉄板に面したカウンターのお店で、8人入ればぎゅうぎゅう。
ちょうど1席だけ開いていたので滑り込む。
ご夫婦でやられているようで、店長さんはエヴァ監督の庵野さん似でした。
さっそく注文です。
ここは焼きあげるのに時間がかかると聞いていたので、
ノンアルビールと、アテにホルモン焼きを注文。
それから肝心のお好み焼きはオーソドックスに肉そば焼きを大で。
早速出されたアツアツのホルモンをほおばりながら喉をうるおす。
ホルモン、キター!!!うめえ〜。生き返る〜。ホルモン最高!
300km以上かかって食べるこの味は何物にも形容しがたい。


↓ホルモン焼きで一杯(もちノンアル)


で、お目当てのお好み焼きを気長に待つ。
お店の中にいるお客の数に対して、明らかに今焼いているお好みの数が多すぎる。
1人2つ食べたりするのか?と思ったら、
次々と持ち帰り客がやってきては商品を引き取りに来る。
場所柄、観光客メインのお店ではなく、
この様子だと地元から熱いリスペクトを受けている店のようでかなり期待大。


↓鉄板大忙し


当然広島焼きなので、関西の混ぜ焼きとは違う。
生地をうすく焼き、その上に大量のキャベツともやしをどっさりと盛る。
青ネギや天かすを投入し、魚粉やソースなどで下味をつけたら、
肉を入れ、つなぎの生地を気持ちかけて成型。
そこから裏返して、なんと10分以上何も手を加えない。何もしない。
おそらく野菜から出る水分だけで蒸し上げているようで、
これはよほど自信がないとできない技だと思う。
一方あとでドッキングさせる麺は、少しの油とソースでじっくり焼きつけ。
麺が出来上がったらそれをそのまま本体の上に乗せ、卵を上からかけてひっくり返す。
ソースは最小でできるだけ薄めに塗って出来上がり。


↓肉そば大800円


ようやく差し出された見事なお好み焼き。
ここは関西魂でテコ食いします。
アツアツのお好み焼きをハフハフ。ん〜やっぱ最高やね。
ソースは薄めで、キャベツの甘みともやしのシャキシャキ感、
そして底に敷かれたそばのカリッカリの焦げ具合が見事にマッチ。
広島にはお好み焼き屋は山ほどあるけど、結局いろいろ店によって工夫していても、
最終的にはどれもおたふくソースの味で終わってしまうことが多いのだが、
ここは決してソースの味に依存せず、
じっくり蒸された具と麺のカリカリ感を楽しむ実にレベルの高いお好み焼きだった。
長々食べていると、終盤ソースが乾いて味が薄くなるが、
ソースは別で置いてあるので足りなければ追加できる。
でも、素材を味を楽しむならあまり必要ないかも。
お店は20時閉店だったようで、最後の1人となってあわててかきこんで店を出る。
いやいやなかなかの穴場を発見しました。
ごちそうさまでした!


さて、1時間ほどですが足を止め、お腹も満たされたことで不思議とパワーが回復。
ここに到着した時点では思わずマダムに泣きごとをTELするくらい衰弱しきっていたが
パワー充てんした今は、どうせ広島まで来たんだからやってやるじゃねーかというムード。
体は疲れているし、眠たいし、寒いし、暗いしで踏んだり蹴ったりですが
ここは気合で乗り切るしかないっしょ。
それにまだ自己最長記録の470kmも走っていないわけで、余力は絶対あるはずである。
あまり根を詰めると、その緊張感がふと切れてしまったときに
激しくモチベーションが低下して危機に陥ってしまうので、
ハイテンションモードに入るまでは無理しないことにする。
それにリスタート後はせっかくの広島市街地だし、まあ気張らず観光気分で。
県道164号に出て西へ。仁保橋で猿股川を渡り、
いつもまにか超幅広の幹線道路に成長したR2にひさしぶりの合流。
なんか、広島の車はモーションがクイックすぎる!
運転が荒いというよりも、ががっと加速してががっと減速するのが県民性なんでしょうか。
道も3車線あるので気分的にゆとりがあるかと思いきや、
3車線とってあるからか路肩のラインもなく、左折車がキュッキュとクイックモーションでビビる。
しかも、どうも広島では二輪は路肩を走るという常識があまり浸透していない様子で
だから車もなんでチャリンコがこんなとこ走ってん?といった感じ。
とにかく、真横をビューンビューンと疾走していくので市内は恐怖感いっぱい。
なので市内はほとんど歩道や併設された自転車道エスケープしてました。
市役所前で右折をしてちょっと寄り道。
少し北上をしてたどり着いたのはもちろん原爆ドームです。
まだライトアップされていたので記念撮影。
さすがに広島まで来ると遠くまで来たなあと感慨もひとしおです。
しかしあまりその感情に浸りすぎると、
もうここまででええかと弱い自分が誘惑をしてくるので、そこはいい緊張感を持ったままで。
しかし、これからどんどん夜が更けていくというのに、
道路標識は無慈悲にも下関までの距離を180kmと表示している…
ああ、恐ろしや恐ろしや…


原爆ドームにて


↓広島の夜は更けて


ということでとりあえず広島まで来ました。ここで少しルートのおさらい。
やはり当初の予測通り、三島〜広島の区間が前半のハイライトでした。
今回は日没サスペンデッドで迂回ルートには回らなかったが、
志和〜海田市町までの超渋滞区間を回避するために
今回のR2トレースコース以外にも三原〜広島区間の包括的なルート検討が必要かも。
具体的には、
①三原⇒定屋大橋⇒県道75号⇒竹原⇒R185⇒安芸津⇒県道34号⇒矢野峠
②下三永⇒県道331号⇒東広島⇒県道335号⇒戸坂峠⇒県道174号⇒県道34号⇒矢野峠
どちらも正規ルートより若干の距離UPと高度増し。
ってまた行く気か?


そろそろ書く方も持久戦の様相で疲労困憊ですが
最終章、広島〜小倉編につづく…