記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

名古屋の夜は更けて

名古屋に戻ってきて、あとは呑み!


名古屋駅を出て北側に少し歩いて、
向かったのは「のんき屋」さん。
名古屋の老舗中の老舗です。
常連さんは外の立ち飲みで、
大鍋を目の前にサクサクっと切り上げていきますが、
せっかくなので中でゆっくり座って飲みます。
中も大繁盛でごった返していますが、
手慣れたスタッフがきびきびと回していていい感じ。
それにしてもさすが老舗だけあって、
佇まいに味があって、それだけもウマイとわかる。


↓のんき屋


↓すでにうまそう


↓味な店


しょっぱなはやっぱり生!
と、お母さんにお願い。
メニューは串ものとおでんがメインで、
1本90円〜110円くらいの相場。
1品1本ずつ頼むというより、
みんな3本とか5本とかまとめてドカドカと注文する感じ。
まずはあんまり大鍋の煮え具合がよかったのでどて焼。
さすが味噌王国ですからね、旨いに決まってます。
心臓はお母さんのお勧めで塩。


↓まずは生とどて焼(1本90円)


↓心臓は塩で


串カツも頼みます。
大阪を習ってかここも二度づけ禁止とありました。
ちなみに、今でこそ大阪が串カツの本場みたいになっていますが
自分が今の仕事を始めたほんの10年前までは
大阪名物でもなんでもなかった。
マーケティングの妙。
ここもそうだし、おちょぼさんの玉家さんとか、
個人的にはこっちの地域の人の方が串カツのイメージ。
そして追加のトン辛焼、うめ〜〜〜〜。たまらん!
大阪ではこういう感じのホルモン串出すところほとんどないので
ほんと羨ましい。


↓串カツ


↓トン辛焼


そうそう、せっかくのおでんも忘れずに。
こちらも人気で、タネ切れが多かったけど、
大根のシミシミ具合、味噌の甘辛い感じ、たまらん〜!!
いやはや、最高でした。ごちそうさん!!


↓おでんも忘れずに


↓常連さんは外の立飲みで直接ナベにドボン


1軒目を後にして、次に向かったのは円頓寺商店街
この東側のエリアがどうも最近賑わっているらしく、
若い人たちシャッター商店街に入り込んで色々やっていて、
大阪でいう、裏ナンバや天満市場界隈のようなところらしいので行ってみる。
本当はここにあるバックパッカーの宿「西アサヒ」さんに
泊まろうと思っていたのだけど、
連休ということもあってか一杯で残念。
確かにこの商店街、深く掘れば面白そうでしたが、
お目当ての店が別にあったので軽く流してスルー。


円頓寺商店街


↓大阪の商店街でもここまではみ出さないぞ?


↓と、殿!


↓西アサヒ


で、商店街の東の端のアーケードを抜けた先にある
「五條」さんにやってきました。
個々の佇まいがすでに味。
中に入ると奥に細長いコの字カウンターで、
物静かなご夫婦で切り盛りされています。
店内は音楽もなく、常連客の世間話がBGMという、
まことに普段使いの地元に根差した感じ。
やはりここでもメニューは同じ。名古屋は徹底されている感じで、
串カツとどて焼、そしてホルモンの串。
いやあ、ここも最高でした。
抜群のテリと、甘辛い味噌ダレ。
名古屋の夜のゴールデンコースで決まりですな。
ごちそうさん


↓五條


↓生とどて焼


↓味な七味


↓味な店内と味なお母さん


↓この照り!きも焼きととん焼


↓皮焼とつくね


結構がっつり飲んで食べたのでおなかの具合もそろそろ。
でも〆はしっかりということで、名古屋駅に戻りつつ、
やってきたのは名古屋の中華といえば、
ここしかないということで、
夜中なのに超行列ができて賑わっている「味仙」へ。
すごい人出、店内は熱気ムンムン。
あちこちから飛びかう注文をスタッフが迅速でさばき、
それをゴッドマザーのようなお母さんが
目を光らせ、地獄耳を立ててコントロール
戦場のようですがこのワイガヤ感はアジアの屋台のような感じで楽しい。
お目当ては当然、台湾ラーメン
もうね、辛いのなんの。でも、レンゲの進む手が止まらないんです。
あああ、辛い!ヒーハー!!でも旨い!!


↓味仙


台湾ラーメン600円


大満足で名古屋の夜を楽しんで、
今宵は定宿にしている「宝温泉」に。
大浴場で疲れを癒し、休憩所でゆったり就寝。
翌日も愛知を楽しみますよん。


湯〜とぴあ宝にて一泊