記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

『青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている(blue darkness)』 原田郁子+青葉市子+さや(テニスコーツ) at 全感覚祭

僕らは、暮れなずむ海沿いのスクラップ工場地帯の片隅で、
小さな奇蹟を目撃した。
ぽつり、ぽつりと音が奏でられ、
青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている、がはじまる。
包み込むような歌声が夕暮れを引き連れて、
オレンジ色から濃紺の夜を迎え入れる。
僕らはもう、誰もが、今、この場所で、同じ時間を過ごしていることに
ささやかな感謝を秘めながら、音の渦に身を任せる。
気高き3人のハーモニーは天高く伸びて伸びて、
まるで暖かい灯を宿しながら宙へ召されるランタンのように、
僕らをはるか銀河へと連れてった。
ああ、自由だよ。ああ自由だよ。
永遠にこの時間が続けばいい、本気でそう願った。


↓「青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている」

『青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている』by 原田郁子 + 青葉市子 + テニスコーツさや at 全感覚祭2018





先週の話。
前日、郁子ちゃんのお誕生日で、おめでとう!だったのだが
まさかその翌日に直接お祝いを伝えられるとは!
日曜日にづらづらとツイッターのタイムラインを眺めていると、
何かのフェスのスケジュールが上がって、
よく見ると大阪・堺じゃないの?
しかも、今から出れば間に合う!?


まだ本格的にローディーだったころ、
堺浜へ夜練に繰り出した際によく、
お茶をしたケセラセラさん(コンテナをカフェに改装したお店)のある、
R28西側の工場地帯が今面白いことになっていて、
そこでマヒトゥ・ザ・ピーポーGEZAN主催の
全感覚祭が2DAYSで繰り広げられる。
子連れだとなかなかにハードなフェスに参加するのは厳しいのだが、
これはもう行くっきゃない!と
ということで大慌てで堺へ。



ある程度コンパクトな会場とはいえ、かなりの混雑が予想され、
このなかで見つかる・見つけられる確率はかなり高いなあと思っていたら
国道の高架をくぐって会場入りしていきなり、
マネージャーのMさんとばったり。
双方とも「おおおおっ!!」となりました。
本番まで他の出演者のライブを見たり、
物販ブースを覗いたり。
そうしていよいよ郁子ちゃんの出番!



サウンドチェックの流れから、ソロ曲がぽつぽつ始まる。
他の演者がどちらかといえば
ゴリゴリのロックな爆音をぶっぱなす感じの中で、
郁子ちゃんの極めてシンプルなピアノソロは、
アウェイかもという心配は全くの無用で、
最初の音が鳴ると同時に、会場を195ワールドへと惹き込む。
流石としか言いようがない。
マヒトゥの『PUPA』のカバーとかも背筋がゾクゾク。


そして冒頭へと戻る。
最後のセッションから、
青葉市子さんとテニスコーツのさやさんがスペシャルゲストで参加。
仲良し3人娘バージョンで、ソロ屈指の名曲が始まる。
ここ数年数々の素晴らしい演奏や音楽をそこかしこで
聴いて、目撃してきたけれど、
もうこの1曲が群を抜いて神がかっていました。
今日までの全てが
このたった1曲を聴くためにあったと言っても過言ではないほど。
それくらい、音楽という域を超えた体験でした。



終演後、無事におめでとうを伝え、
お手紙とささやかなプレゼントをお渡しして、
帰路につきました。


帰宅後早速耳コピしてみました。
ここからまだまだアレンジして煮詰めていく



『青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている』by 原田郁子 弾き語り練習