記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

神農さん

11月末は毎年恒例で、大阪は道修町にある少彦名神社で催される神農祭へ。

この神農さんはお薬の神様を祀ってあり、

この界隈は江戸時代から薬問屋が並ぶ街として栄えました。

今でも、武田薬品工業田辺三菱製薬小林製薬塩野義製薬

大日本住友製薬、かぜの改源などなど

名だたる製薬会社の本社が軒を連ねております。

 

家族の健康を思って毎年お参りに来ますが、

子どもたちのお目当てはもっぱら出店。

堺筋から御堂筋までの間を色々な屋台が出ていて、

スマートボールやらスーパーボールすくいやら、

的当てやら色々遊びつくす。

もちろん、買い食いも。ワカサギの天ぷらが美味しかった。

そうそう、かれこれウン十年、自分が小学生の頃から出店をしている

芭蕉せんべいのおっちゃん、今年も元気にクネクネダンスしながら、

おせんべいを伸ばしてはりました。

 

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露店の間を、いろいろな薬品メーカーのマスコットや

大阪のゆるキャラが練り歩きしていて、即席写真会をしていておもしろい。

次女はその大きさにちょっと怖がりぎみ@@

熱さまシート君は昔懐かしいター坊みたいでかわいらしい。

森下仁丹のお方は、やけに可愛らしくモデルチェンジしててびっくり。

2年前はもっと『いだてん』の嘉納治五郎張りに威厳たっぷりだったけど、

小さい子にはちょっと怖かったのかも??

(上の写真が2019、下が2016)

 

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子どもたちはまだまだ遊び足りない!!

というので、奥さんにお任せをして、

自分は長蛇の列に並んで少彦名神社にお参り。

ちゃんと家族4人分の健康をお祈りして、

それから神農さんといえばの張り子の虎を1ついただく。

 

文政5(1822)年に大阪でコレラが大流行し、

“三日コロリ(虎狼痢)”として恐れられ、

道修町薬種商が厄病除けとして、

「鬼を裂く」という鬼の頭骨など10種類のものを配合した

丸薬(虎頭殺鬼雄黄圓)を作って、神前で祈祷し、

一緒に張り子の虎もつくり施薬したところ、

それが効果を発揮したことから、

今も「張り子の虎」が魔よけのお守りとして知られているとのことです。

 

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ということで、無事にお参りを済ませました。

外に出ると、ローラーブレードで大忙しで移動してた

テクノくん(大阪科学技術館)が休憩してはりました笑

 

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