記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

阿部海太デッサン教室 at itohen + 鰺坂さん似顔絵お渡し

コロナでしばらくお休みになっていた

itohenでの阿部海太さんによるデッサン教室。

秋から再開してたのだけど、うまくスケジュールが合わず、

ようやく久しぶりに家族みんなで参加できました。

お久しぶりの阿部さんも、鰺坂さんもお元気で何より。

 

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今回のお題は、みかんと針金と黒い紙。

これらを思い思い、好きに構成を組み立てて、

それをデッサンするというもの。

うーむ、なかなか難しい!!

 

黒い紙はそのままだとのっぺりとした平面でしかないので、

折り曲げたり、千切ったりして、質感を捉えやすくしたり、

針金は曲げたり、巻いたりして、

立体感を出すことで生まれる、光の辺り具合の陰影を作ったり、

それを主役であるみかんとどう絡ませるか、

構成力が問われます。

 

それを思案するだけでもあっという間に時間が流れていきますが

残り1時間30分で描かないといけないので、

構成を決めたら全集中!!

 

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まずはざっくりと構成を捉えて、

そこから少しずつ色を付けていく。

線は線になっては、嘘くさくなる(自然界に線は存在しない)ので、

それをどう線ではなく輪郭を描いていくかがとにかく難しい。

そして立体感を出すには、光を捉えて表現することが必須。

光源からの位置関係によって、明るい部分、暗い部分、

同じ素材同じ色でも光の辺り具合で、

白く色が飛んでいるところ、黒くなっているところ、

あるいは背景に映し出される影、

これらをどれだけ白いキャンバスに再現することができるか。

会場を巡回する先生が、絵の進行具合を見つつ、

アドバイスをくれて、それを取り入れながら仕上げていきます。

そして、あっという間に終了の時間です。

奥さんも娘も、ええ?もう?という感じで、我に返り、

集中してたご様子。

 

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デッサン後は、お茶をいただきつつ、阿部先生からの総評。

みなさんそれぞれ個性豊か、

構成もそれぞれの絵が仕上がっていて、

みなさん素晴らしい。

 

自分への総評は、構成が面白いとのこと。

鉛筆の種類をHB1本ではなく2Bなど複数を使えるようになると

濃淡をより表現できて、

絵に深みが出るよとのアドバイスをいただきました。

なるほど、なるほど。

 

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その後も、ゆっくりお茶をいただきます。

阿部さんとitohen鰺坂さんにわが家の柿をプレゼント。

そして鰺坂さんには似顔絵をプレゼントし、

とっても喜んでいただきました。

お返しにと自作の絵やらなんやら、

逆に色々頂いてしまい恐縮でした。

 

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絵を描くって、集中力もいるし、エネルギーを使うけれど、

やっぱり楽し!!