記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

濱口祐自ライブ at スタンダードブックストアカフェ心斎橋

金曜日。大急ぎで仕事を終えて向かったのは心斎橋。
待ちに待った濱口祐自さんの生ライブ!
紀州のディープサウス、勝浦の漁港が生みだした
生粋のブルースマン濱口さんの神業ギターテクを目の前に、
お酒を飲みながら、泣きの音楽に酔いしれる。
素晴らしい!


↓勝浦のブルースマン


もうねえ、とてつもないのですよ!
名だたるギタリストの生演奏を見たことがあるが、
濱口さんが断トツでギターがうまい!
なんであんなに指が動くのか。まさにマジックフィンガー。
そして独創的なコードラインによって紡ぎあげられるソウルフルな歌の数々。
ライ・クーダーの曲を聴くと土埃が舞う荒野が頭に浮かんだりするが、
濱口さんのそれを聞くと、カンカンに日照った、音のない夏の日の、
鄙びた港町の、磯の腐ったようなスモーキーな潮の香りがぷぅ〜んと漂ってくる。
いやああ、音楽の力をまざまざと体感させてもらいました。
曲の合間には軽快にお話しされるのだが、それがまた面白い。
ひょうひょうと談笑しながら、チューニングを自在に調整していく。
勝浦の訛りなのか、ご本人の口調なのか、しゃべりがかなり早口で、
たたみかけるようでした。
途中2回ほど歌ありの曲があったのですが、
それもまた味わい深くて聴きいってしまいました。


↓チューニング中


↓驚異のピッキング


↓生歌も最高!


トークも軽快♪


2度のアンコール後は、サイン会。
少しお話をさせてもらい、その気さくな人柄に触れることができました。
サインとツーショットもいただいて、本当に最高の夜になりました。


↓ツーショット


↓サインいただきました


イカつい愛機。スゲー音色


↓すべて自前で改造しているらしい(アース付き)


素晴らしいライブだったが、店の仕切りが最悪だった。
会場時間になっても一向にOPENする様子なく、
まだかまだかとブックストアで待っていたら、
ライブ会場のカフェは一旦1Fに上がってから別の入り口から入ってくれと…
そんなん案内してくれなわかるわけないやん。
結局入場も最後に回され、、席も最後尾。
レストランのスペースでのライブなので段差がないので、
人の壁でほとんど濱口さんが見えないし。
馬鹿正直に待ってたのがアホらしい。
ライブ後のサイン会も、スタッフはベラベラおしゃべりに夢中で、
どこに並んだらいいか混乱していたし、
仕切ることが仕事なのだからちゃんとやってほしい。
いい本屋なだけに残念。


ま、それはさておき、濱口さんのライブは本当に素晴らしかった。
また関西に来られるときは必ず行きます。