ヒミツの山行
某日某所。
諸事情によってあまり多くは語れませんが、秘密の山行の記録。
その筋の人にとっては日本三大聖地としてあがめられているかの場所へ。
すでに使用されなくなった廃道へと分け入って分け入って。
一番海側の尾根ということで傾斜はのっけから結構急です。
でも普段荒地山をうろちょろしていればこの程度は知れたもの。
廃道といっても、踏み跡はしっかりあり、真新しい足跡もちらほら。
そのうちに一つ目の鉄塔のある広場に出ます。
そこからは斜度も緩み、2つの鉄塔が並ぶ箇所に出ます。
さらにそこから進んで、到着。
分け入ってから1時間足らずの山行です。
ようやく到着しました。
できるだけ物音を立てないように慎重に歩きながらカメラを構えるので
まるで戦場に迷い込んで、狙撃手から身を隠しながら移動しているような
緊張感を味わいます。
と、急に奥で物音がしたので、ハッとあわてると、
同類の先客さんがいらしてご挨拶。
お互いビビります。
30分ほど滞在をして退散しました。
作品はまた別記事にまとめるとして
ちょことだけ先行蔵出し。
こういう非現実的な異空間ですから、
補正はできるだけその異物感が出るように
あえて露骨ないじり方をするのが好み。
自然な感じよりも
コントラストも目いっぱい上げて色調も強めに、
トゲトゲと刺激的なお化粧をしてあげた方が
素材の持つうまみを引き出せるような気がします。
ちょうど新緑の時期で割れた窓から差し込む緑の木洩れ陽が
自然への還元と、追憶のイメージを増幅させてくれました。
ということでわずかに3時間足らずの山行でした。