鉄塔武蔵野線ライド 〜あの夏の見晴を追いかけて〜 後編
さて、腹ごしらえを済ませて、いよいよ後半戦に挑みます。
時刻は13時を少し過ぎたところ。
この後の本題の用事や帰り時刻を考えると
18時にはライドを終えて向かっていないといけないので、
5時間の猶予。
ここまでの苦戦ぶりを鑑みると、ギリギリの時間です。
南永井を出発し、防風林の並木のような道を進みます。
雰囲気はいいんだけど、大型車がバンバン狭い道を往来しているので
実際走るには難儀。
先ほどのポイントまで戻り、鉄塔調査隊を再開。
この辺りでは、進行方向に果てしなく広がる広大な田畑を
我が物顔で連なっているのですが、そこにたどり着けるような道はなく、
何度も道路を右へ左へとジグザグ走行を余儀なくされながら、
10号から7号までを追っていきました。
この辺りから強烈な暑さが体力を奪っていきます。
ようやく耕作地帯のめどがつき、一つくらいは近くへと思い、
上富小学校の脇から、田んぼのあぜ道へ。
当然舗装されておらず、
やわらかい畑の道が前日の雨でぬかるんだところを行くのだが、
ふかふか、べちょべちょ過ぎて、ホイールが空転し、
バランスが取れないので、仕方なく押し歩きして、
6号へたどり着きました。
MTBなら訳なくても、ロードだと相当に難儀。
しかもこの後ビンディングシューズにびっしり泥がついてしまい、
それを除去するのも一苦労でした。
でも、鉄塔の真下に潜り込むことができ、堪能できました。
苦労して県道56号に復帰し、そのまま多福寺の交差点まで。
そこを左折して、バス会社の駐車場にある5号。
これでようやく耕作地帯を脱出です。
記事ではサクサクッと書きましたが、
ラーメン屋からここまでで30〜40分を費やしました。
映画でも見晴達はこの耕作地帯を抜けるのにとても苦戦し、
喉の渇きを潤すために、御寺の境内へと逃げ込みますが、
自分もまさにその状態で、そばにある多福寺の森へ向かいました。
割と広々とした森を抜けて反対へ出ると、住宅地が広がります。
送電線が撤去されているので、
いったん視界からけてしまった鉄塔を探すため空を確認しますが
それらしきものが見当たらない。
手持ちの資料では武蔵野連絡線はここでわずかに方角を変えていくのですが
ぐるぐると一帯を回りましたが、見つけられず…
あんな大きな建造物を簡単に見失うなんてとお思いでしょうが、
実際本当に見つかりません。
もう少し先かなと移動してみると、
少し先に送電線なしの鉄塔があり、そちらへ向かって進みます。
たもとへたどり着きナンバーを確認すると3号。
うーん4号はどこへ行ってしまったのでしょう???
ひょっとしたら宅地にぽかんとあった空き地がそれだったのかもしれません。
途方に暮れていても仕方がないので、やむなく先へ進みます。
広大な田畑と工場と住宅地と、平べったい土地が続く中、
あれこれと細い道だったり、
道じゃなかったりを曲がって折れてしてきたので
完全に自分の所在が分かりません!!
どうにかこうにか武蔵野連絡線をトレースしているという事だけが
唯一の手掛かりといった感じです。
3号を後に、小さなどぶを伝い、次の辻を右へ。
信号の少し先に、赤坂変電所を発見。
しかしこれでは1号になってしまう…
うーん。
変電所の敷地をぐるっと回り込み2号らしきものをを発見。
この付近は工場が多くて、
作業員の人がこちらを不審そうな顔で見ているので
そそくさと先ほどの道までバックする。
一応、ナンバーは欠損はありましたが、
路線としてはどうにかこうにか、
武蔵野連絡線を端から端までトレースすることができました。
ここから路線は名称を変え、
武蔵赤坂線としてスタートしていきます。
ここから現役路線となるため、頼みの綱の送電線が復活!!
しかし、送電線を目で追っていくと、
さっそく高い塀で覆われた工場地帯へと伸びていて、
先が見通せません!!
そちら方面へと道を折れると、
工場と工場の間の細くて荒れた裏路地。
しかもそこを、ギリギリの車幅でトラックが土埃を巻き上げて疾走している…
デンジャラス極まりない!!
そういえば、映画の中でも、
2人が暴走トラックに追いかけられるシーンがありました。
とある工場の勝手口のような大扉の脇に鉄塔があり、
ナンバーを確認すると「武蔵赤坂線44号」となっていました。
ああ、あと44もあるのかあ、先は長いぞ〜。
そこから、送電線が伸びる方を見やりながら進んでいくのだが
向こうは区画を斜めに横断しているので、一筋縄ではいかない。
角を何度もカクカクと曲がっていけばいくほど、
道はどんどん怪しくなっていくし、
建物や木々で遮られて、
果たしてこっちで合ってるの?ホントに合ってるの?と不安になっていきます。
スクラップ工場群と墓地が転々とする一帯を迷いに迷って、
ようやく43号にたどり着きました。
その先の墓地の脇に、さらに42号。
このフォルムなかなかかっちょエエですね。
墓地を抜け出ると、小さなゴルフ練習場があり、
その脇に41号。
さくさくっと3つ続きました。
交通量の多い、県道6号をまたぎ、県道126号へ入りますが
ホンダロジスティクスの倉庫のところで再び狭い路地へ分け入る。
40号はその向かいの森の中にありましたが、
その真下は牛舎で、たくさんの牛が戯れておりました。
疫病対策のため関係者以外は入れないので、森の外からパチリ。
さらにその先の森の中に、赤白の塗り分けられた39号。
ここは真下が広場のようになっていたので、
ちょっとお邪魔。
下から仰ぎ見る幾何学の空、なんだか好きだなあ。
その先、送電線は深い深い森の先へと消えてしまっていて
どうなっているのか全く見当もつきません。
とりあえずそちら方面へ進んでいきますが、
そのうち周囲は森に吸い込まれ、
道は完全にダートとなってしまいます。
一度戻って迂回するのも手だが、
この森がどのくらいの規模かもわからないし、
路線を見失う危険もあるので、
このまま突っ込んでいきます。
道なりにダートを進んでいくと、大きい道路に出ました。
県道126号です。
しかし、どうも路線から少しそれてしまっているようなので
公園の方へと折れて、再び森を突っ切ると、
目の前に再び広大な田畑が広がり、
そこに小さな男鉄塔が立っていました。
ナンバーを確認すると37号。
38号は?と振り返って送電線を見やりますが、
さっき苦労して抜けた森の中へと吸い込まれているだけで、
鉄塔は見えず。
きっと森のどこかにひっそりと建っているのでしょう…
ここからは再び耕作地帯が広がっていて、
視界さえ開ければ、
送電線が次の目的地をはっきりと示してくれます。
道なりに進んで36号。
土地も広々としているのだし、
大きくて高い鉄塔が立てられそうなのに、
とてもこぢんまりとした鉄塔です。
引き続いて用水路の脇に立つ35号。
ここも小さな鉄塔。
ちょうどその上をまたぐ形で巨大鉄塔群が左右へと横断しています。
これを比べてみても武蔵野線はなんと地味な存在だろうと思いますが、
その分、味があるというか、愛着も芽生えてきます。
そこから田畑を斜めに横切る道を伝って、
森の手前で34号。
日差しが暑い!!
そこから送電線は再び森の中へと切れていきます。
そのままトレースはできないので、さっきの信号まで戻って左折し、
わずかに上って、すぐに反対側へ。
振り返って抜けた森の方を見ると、
33号はでっかい耕作地の真ん中にあり、
たどり着けそうにありません。
なので遠景からパチリ。
さらに振り返って進行方向を見ると、
田畑と住宅地の際をなぞるようにして鉄塔群が連なっています。
田畑を横断し、住宅地へ向かうその入り口に32号。
そこから迷路のような住宅地に迷い込まないように、
敷地の際を進んでいくと、狭山台団地に突入していきます。
そこにあるこんもりとした公園の脇に、31号を発見。
そのままニュータウンのバス通りを進んで
バスの営業所の脇に30号。
ここでちょっとだけドリンク休憩をはさみます。
何しろ暑い!!
ジャージをめくってみると、
くっきりはっきり日焼けの段差がついてしまっています。
バス通りをドンツキまで進み、
生活道路をまたいで、脇道へ突入します。
小さな森の脇、住宅と住宅戸の隙間に、29号。
そこから少し下っていくと、新狭山小学校にぶつかり、
道なりに下っていきます。
小学校の裏手の駐車場に鉄塔を発見。
ナンバーを確認すると「28-1」とあります。
そうです、いよいよここから見晴たちが絶望した「のいち鉄塔」が始まるのです。
その名の通り、ナンバリングに「-1」が付与された鉄塔です。
「28-1」の次は「27」ではなく、「28」となるので、
単純に2倍の労力が必要となります。
富士山の七合目、新七合目みたいな数のワナです。
ここにきての、倍々ゲームは、大人の自分でもキツイのに
小学生チームにとっては奈落に落とされたようなショックだったことでしょう。
入間川を渡って、送電線を追っていきますが、
前方を見ると鉄塔がいくつも並んで、素敵な風景。
ライド自体はハードだけど、楽しいのには違いない!
そうして、ほどなく28号にたどりつきます。
引き続いて「27-1」を発見。
そこからすぐのところが狭山変電所となります。
この付近で、再び休憩。
自販機でジュースを買ってがぶ飲み。
リスタートしようとしたら、
なぜかチェーンを落としてしまい、
リペアを余儀なくされます。手が真っ黒@@
さて時刻は14:55。
残りリミットが少しずつ気になり始めます。
小説版のように、途中断念はぜひとも避けたい!!
急ぎましょう。
しばし進むと、西武新宿線をまたぎます。
またいだ先に27号。
そこから区画がよくわからないアベコベの住宅街を縫っていき
次の鉄塔へ。
「26-1」でした。のいち」の洗礼は続いています。
住宅街を抜け出ると、R16にぶち当たります。
上奥富の信号を渡って、自動車ディーラーの敷地内に26号。
脇道へ入り、狭山青陵高校の敷地をなぞりつつ、
小さな用水路沿いに25号がぽつんと。
その先、再び広大な田畑が広がっていて、
電線伝いに道を進んで24号。
23号は、その先、別の巨大路線に吸い寄せられるようにして
森の中へと進んでいる。
そちらの方へと進んでいくと、
森と思ったところがどうやら川に沿って植えられた並木。
そのまま土手に上がれず、環境センターの方へ回り込みます。
映画では、まだ20基以上ものポイントを残しながら、
どっぷりと日が暮れたところに、
この大きな入間川にぶち当たり、見晴たちは途方にくれます。
そうして見晴はここでアキラを帰宅させるという決断をし、
自分は近くのスクラップ工場の廃車の中で野宿をすることになります。
小さくなっていくアキラの背中に、
見晴は「鉄塔を辿っていくんだぞ!」と声を掛けますが、
現実には夜闇で、再び鉄塔をトレースして、
新座市の堀之内まで帰るのは、
小学生にとってはかなり至難の業です@@
さて、時刻はそろそろ15:30になろうとしている。
土手から、回り込んで狭山大橋を渡ります。
ここ実は狭山環状有料道路なので、
自転車も20円かかります。
作中では、野宿の翌朝、見晴は、
入間川を橋ではなく川の浅いところを自力で越えようとして
靴を流されてしまいます。
狭山大橋は当時すでに開通していて、
しかも武蔵野線とほぼ並走する距離にあるので、
まさか見落とすはずはないと思うのですが、
まさか20円をケチったってわけじゃないよねえ???
↓狭山大橋で入間川を渡る
川を渡り料金所を抜けたら、
少しだけバックして対岸の土手へ。
小さな公園の脇に22号発見。
公園の脇をかすめ、バス通りを横断したら、
少しだけ住宅地を進んでいきます。
ドンツキの柏原小学校の先に、2階分ほどの大きな崖。
仕方なく、自転車を担ぎ上げて、小さな階段をえっさほいさ。
住宅地の真ん中にある小さな空き地に21号を確認。
少し進んで県道260号に当たる。
柏原交差点を少し進んでから左へ折れ、
クイっと上ると再び田畑広がるダートに入る。
砂利をプチプチいわせながら、20号のそばへ。
19号は田んぼのすぐ先。
別の路線と並行するようにして建つ赤白の大きな奴。
送電線はその先、森の奥へと消えていきます。
智光山公園の敷地内にあるようです。
公園の入り口はどこじゃと、
ぐるっと回りこんでいるうちに森の裏っかわへ来てしまいました。
空を見上げて送電線を辿りながら、
ダートを分け入っていきます。
そのままキャンプ場近くの池のほとりに建つ18号発見。
↓18号は智光山公園の中
すぐに公園から出て、
向かいの広大な駐車場の真ん中に建つ17号。
16号はその駐車場を回り込んだ先の
物流センターの脇にぽつんとありました。
そのまま先へ進めるかと思いきや、
道は小さな川にぶつかって行き止まり。
しかも、川と並ぶようにして首都圏中央連絡自動車道が横たわっていて、
うかつに小さな道に迷い込むと、大迂回させられそうな予感。
しかたなく、手前の生活道路にバックし、
信号のある交差点で右折して交差点のアンダーパスをくぐる。
一旦、武蔵野線を見失ってしまうがその先の信号のところで
先に、ゴルフ場の中に建つ14号を発見。
作中で、見晴が勝手にゴルフ場の敷地へ
もぐりこんで鉄塔を目指していたところを
タチの悪い従業員に見つかり、ボロカスに言われてしまいます。
(実際の撮影は別のゴルフ場だったらしい)
その前に15号はと、送電線を辿りながら交差点を右折し、
さっきの高速道路へ少し戻るような形。
一度高速をくぐってみたものの、送電線とは違う方向だったので
道を戻りつつ、細いわき道を見つけて、そちらへ分け入っていくと、
15号がありました。
14号へ戻る頃には時刻は16時を回り、
そろそろタイムリミットも近づいてきました。
次の13号を探すのですが、行方が分からず、
しばし間違った方向へ進んでしまっているのに気づいて戻る。
R407とぶつかる鎌倉街道交差点のところに、
13号を無事に発見。
そもまま道を直進し、
大きな機材置き場の先の小さな森の出口に12号。
その先わずかに田畑が広がり、
次の森へ若干の上りをこなして11号
いったん武蔵野線を横切ってその先の道を右折し、
折り返すようなイメージでジグザグして、10号。
そこから雑木林に沿って緩く下っていき、
住宅街の辻を左へ折れて、9号にたどり着きます。
そこからさっきの辻に戻るような形で県道15号にいったん入り、
すぐに次の分岐で左手の住宅地への道に入る。
空き地にポツンと8号。
再び県道15号へ戻る。
交通量の多い生活道路は若干渋滞気味。
埼玉女子短大の信号の一つ向こう側の分岐を
左へ少し入ると7号。
ここで武蔵野線は方向を転換しています。
県道15号を横断し、生活道路を進むと、
小さな森があり、その先に6号が見えているので、
あぜ道を進んでみたが、
スクラップ工場の敷地から先は道はなく
たもとまではたどり着けず。
そこから住宅街の袋小路へ入り込むが、
抜け道的に車が行き来しているので、
それを追っていくと、JR川越線とぶつかり、
女影踏切を渡ります。
↓女影踏切でJR川越線をまたぐ
渡ってすぐ、線路わきのあぜ道を進んで、
5号にアクセスしようとしましたが、
こちらも森の手前、
ドンツキの住宅で行き止まりなので遠景だけパチリ。
一旦踏切へ戻り、生活道路を進むと、別の生活道路とクロス。
その脇の田んぼに4号があり、
そこから先、武蔵野線は一直線に伸びている。
その真下には、
まるでフィナーレを飾るレッドカーペットのように一直線の道が続いています。
気づけば、周囲から一方向に向けて他の送電線も集まってきています。
しかし映画では、見晴はこの場所で、パトロール員に保護されて、
ゴール目前で完走することができず、
そのまま長崎へと転校してしまうのでした。
さあ、ここまでくればあとはゴールを目指すのみ。
ゆっくりと直線の道をたどりながら、
3号、2号とカウントダウンていきます。
そうして道が目の前の大きな敷地にぶつかります。
敷地の縁に建つ一本の鉄塔のナンバーを確認すると、
1号とあります。
いやあ、ゴールです。
思った以上に長く険しい冒険でした。
そこから、敷地をぐるっとまわって、
中東京変電所の入り口へ。
映画では見晴は、次の夏休みに、
父親の突然の死去でこの地に帰省し、
武蔵野線の冒険を思い出してこの地を訪れます。
そしてとあるラーメン屋であることを思いつき、
それを実行に移す…というところでエンディングを迎えます。
果たして見晴は念願の変電所内に無事は潜入することができたでしょうか?
小説版(改訂の度に違う結末)、映画版、複数のエンディングがありますが
この希望を持たせた終わらせ方が、
個人的には一番いいなあと思います。
さて、時刻はすでに16:45。
本来の目的の用事もあり、
遅くても川越を18時ごろには出発しないといけませんが
もう一か所だけどうしても行ってみたい場所があるので、
すぐにリスタートします。
変電所を後にし、女影踏切を渡って、県道15号に戻ります。
そのままこの道をトレースして、武蔵高萩、笠幡とつないでいきます。
なかなかの交通量で、大型車も多く、路肩が狭いので
あまり走りやすい道とは言えませんが、
この道が一番早いので辛抱。
関越道をくぐり、的場交差点まで来たときに、
ちょっとオーバーランしていることに気づきすぐに修正。
道を右折して、県道114号に入り、少し戻るような形で、
的場上交差点に到着。
その三角地帯に建っているのが「ラーメンショップ的場店」です。
ここも作中の回想シーンで登場します。
幼いころ父親に連れられて、
パワースポットである鉄塔の下で過ごしたことが、
見晴の鉄塔好きの原点として描かれていて、
そのパワーのご利益で馬券を当てた父親が
上機嫌でお昼ごはんにこのラーメン屋でワンタンメンを振舞います。
↓ラーメンショップ的場店
残念ながら、このお店のメニューにはワンタンメンがなく、
きっとお昼に行った珍来さんのメニューに合わせる形で
撮影されたのだと推測されます。
つまり父親との思い出を語るためのアイテムとして、
ワンタンメンというメニューを統一しておきたかったのだと思います。
ということで、個々の名物のネギラーメンを注文。
隣の人のドンブリを見ると相当大きかったので
中を頼んだのですが、これがめちゃくちゃでかいうえに、
ネギもこれでもかとばかりにどっさり!
いやあ、これ普通に2人前はあるでしょ。
よくよく店内を見回すと、何分で完食とかの文字やサインがあり、
そういうお店なのだと気づきました。
次の行程を考えると、わずか15分程度しか時間がないので
大急ぎで食べましたが、なかなか苦労しました@@@
17:30を過ぎ、そろそろデッドライン。
お勘定を済ませんて、大急ぎでリスタート。
すぐに八瀬大橋で入間川を渡ります。
そのまま県道114号をトレースし、R16へ出ようと思ったのだが
その手前に、入間川街道を発見し、
裏道のそっちをトレースすることに。
関越道をくぐり、脇田新町まで飛ばす。
そうして17:56に川越駅西口に到着。
大急ぎで、チャリをばらして輪行に詰め、
東武東上線の最後尾に乗り込み、池袋まで。
そのあとの予定も無事にクリアできました。
ということで、学生の頃に見た映画『鉄塔武蔵野線』を
随分大人になってしまいましたが追体験することができました。
当時と比べると、鉄塔も分断されたり廃止されたりしていましたし、
町もずいぶんと様変わりしているところもあったと思いますが、
走りながらもちゃんと見晴の背中がはっきりと見えていたような気がします。
また、根っからの関西人にとっては全く土地勘も方向感覚もない場所で
事前の予想よりもはるかに大変な冒険となりました。
フィクションとはいえ鉄塔調査隊の見晴とアキラはすごいぞ!
というのを実感できただけでも本当によかった。