記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

京終→上洛 古都古都ライド

土曜日。

2週連続で自転車とは珍しい。

ただぼぅっと近所を繰り返し繰り返し走るという退屈しのぎはもうする気がないが、

走った先に出会いたい人や、見たいもの、食べたいものが明確にあれば、

それは走るモチベーションになりうる。

 

この日は、奈良駅の一つ南にある京終駅で、

大好きな青木隼人さんと太田美帆さんのフリーライブ「結び音」があるので、

そちらへ。

 

ライブの開始時間があるので、往路は勝手知ったる道でスイスイと。

城北運河をなぞって鶴見緑地に出て、いったんR163からの第2京阪。

巣本から裏を使って中野ランプ。

久しぶりの清滝峠ですが、TTなんぞしません。

というか、サイコンすらついてないので、速さもタイムもわかりません。

スロープのところから1つ目の信号のところが工事中で、一時ストップ。

おしゃべりなガードマンさんに色々自転車の事を聞かれた。

で、無事に峠越え。

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反対へズシャーッと下って、R163トレースして高山大橋で右折。

上村大橋のところでさらに左折して、ならやま大通りに出る。

緩いアップダウンをこなしつつ、神攻5で右折し

秋篠の森で曲がって平城の踏切を渡る。

ならファのところは毎度の如く交通渋滞で、それを抜けて

平城球の北ベリをずいーッと。

あとはごにょごにょ行って奈良公園とうちゃこ。 

紅葉目当てか、ものすごい人出。

うーん古都の風情も何ももはやという感じですなあ。

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そこから高畑方面へと降り、奈良教育大の辺りから折れて京終駅へ。

今年3月の改修を終え、明治31年開業当時の面影を再現した駅舎となっておりました。

この小さな駅を出発点として、

小さな町の小さなまちづくりがひっそりと産声を上げようとしています。

その始まりを告げる素敵な音楽を、

色々な縁で京終の音楽ディレクターとなった美帆さんと、

ギタリストの青木さんによって紡ぎます。

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早速、美帆さんとひさしぶりの再会。

えええ、自転車で来たの、来れるの???とお約束のびっくり。

長女から言付かったお手紙を渡すと、とても喜んでおられました。

青木さんとはこの間の京都のよあけぶりです。

 

元役務室だった場所を改装し、この2月からはカフェとなる

素敵なスペースが会場。無料ライブが始まるまで、

ホットコーヒーとココナッツの効いた美味しいドーナツをいただきます。

そして、まずは美帆さんと、NPO京終の代表の方のトークセッション。

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そして、いよいよ青木さんも登壇して、静かに音楽がスタートする。

青木さんのしなやかで、のびやかなギターの調べに、

美帆さんの透き通った風のような声色が重なってゆく。

そして、人々のざわめき、子どもたちの笑い声、

案内のアナウンス、そして電車が発車していく音、

この小さな町に自然と流れる音を取り込んで、

日々の営みが、名前のない音楽となって、人の行き交う小さな駅に響きわたる。

決して背伸びせず、そのままの日常が、しっかりと根付いて、

人も町もが豊かさに包まれていく、そんな予感が生まれていました。

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もうほとんど、西日がさよならを告げる頃となり、

お二人にお礼を言ってリスタートします。

美帆さんには明日も来てねと言われちゃいましたが(汗)

また年末の京都でのカーテンコールでお二人とはまたお会いできます。

 

さて、このまま帰ってもよかったのだけど、

せっかくこんな時間帯にマシンに乗っているので、ちょっと寄り道。

ちょうどこの週末まで、

京都の天台宗 青蓮院門跡(将軍塚)のライトアップが行われていて、

あそこからの京都の夜景を見たいと思っていたので、そちらへ向かうことにする。

 

混雑するやすらぎの道を北上し、近鉄奈良駅を過ぎて、

鴻ノ池運動公園のわずかな丘陵を越えていきます。

国境食堂を越えて、梅谷口で左折。県道754号をなぞってR24にぶつかる。

そういえば、昔夜練をよくしていたころに、

木津にあった屋台餃子さん、まだあるかなあと思ったら、

なんとまだありました!

場所は以前の広大な駐車場の一角から、

2つほど信号を南に行ったコーナンの脇。

ちょうどお腹も減っていたので、久しぶりにいただきました。

普通の餃子とシソ餃子。

ここはマヨネーズがつくのが特徴なんですね。

懐かしい味でございました。 

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さて、腹ごしらえも済ませたので、一路上洛の途に就きます。

とはいえ、すでに日が落ちて真っ暗で、木津川CRは使えそうにない。

どうやって北上しようか悩みましたが、

ひとまずは泉大橋で木津川を渡って、

上狛から県道70号を進むことにしました。

この道は交通量も少ないうえに道幅の十分で、

ほどよくアップダウンもあってなかなか走りよい道。

玉水、山城多賀と順調に進み、R307にぶつかる。

山城大橋に出てR24に。

ここからしばらくは道のチョイスがなく、

また時間的なものもあるので辛抱強く渋滞する幹線道路を走ります。

県道69号と名前を変えつつも、ひたすら道をトレースして、

城陽~大久保~小倉と進んで、京滋バイパスをくぐり、

向島ニュータウンを突っ切って、観月橋まで来ました。

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そこから混雑を嫌って、外環状で六地蔵方面へ向かい、

山科のおなじみの裏道を使う。

渋谷街道にぶち当たり、そこから山科マンブをくぐって三条通へ。

何やらものすごい数の消防車が行き交っておりました。

蹴上へ降りる手前で、東山ドライブウェイに入る。

入ってすぐに男女ペアのローディーさんに追いついてご挨拶。

シケイン区間を過ぎて、分岐から将軍塚方面へ右折。

残りをやっつけて東山山頂に到着。

それにしてもものすごい数の車が駐車しております。

 

早速、展望所にて、夜景を。

この日は終日ややかすみ気味だったが、ここでも少しぼんやりとした感じ。

それでも京の都はキラキラと輝いておりました。

青蓮院門跡のライトアップも見事でした。もう冬ですなあ。

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 さて、時刻は21時を回ろうかという頃なので、帰ります。

東山ドライブウェイを南へ下り、一瞬のR1から渋谷通へ。

東山五条から東大寺路通に入ってひたすら南下。

東山橋で鴨川を渡り、R24に戻ってきました。

そのまましばらく道なりに進み、

伏見駅近くに、新福菜館があったので、遅めの晩御飯にします。

中華そば(中)とチャーハン。

絶対後で塩辛くて喉が渇くのはわかってるんだけど、つい。

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リスタート後は、伏見の街をごにょごにょと縫って、宇治川に当たり、

そこから定番ルートの競馬場裏の道から納所へ出て、そこから桂川CRへ。

御幸橋に出て、あとは県道13号~R1とつないで鳥飼大橋

日付が変わる前にはわが家に滑り込み。

 

ということで、思ったより走った週末。

これで年間1000kmクリアです。

全盛期の1/10にも満たないですが、まあ走りたいライドだけに絞れているし。

年末はすでに予定びっしりなので、長めのライドはこれで多分今年最後。

あとは恒例の走り納めかな。

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走行距離:141.4km

TOTAL:1101.4km