記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

新春恒例 六甲初日の出ハイク

ようやくブログ版も年明け。

元旦の夜です。

 

恒例の除夜の鐘と年越しそばを呼ばれ、つつがなく年越し。

帰宅後、2時間ほど仮眠を取って、恒例の初日の出ハイクに向けての準備。

ダラダラしてたわけじゃないけど、出発が遅くなり、大慌てで梅田駅へ。

どうにか予定していた3:50の電車に間に合いそうと思ったら、

なんとこの日のこの時間帯はまだ茶屋町口が閉まってて、

中央改札まで回り込まねばならない!

大急ぎでダッシュしたのだが、電車のドアは無情にも目の前で閉まってしまった…

がっくり@@@

仕方がないので30分後の電車に乗って芦屋川駅へ。

 

毎年、風吹岩へ向かうたくさんのハイカーがいるのだけど、

今年は人出はまばら。1本遅らせたからなのかな???

いずれにせよ予定より30分遅れてのスタートなので、急ぎます。

本当は、山上での待機時間にめちゃくちゃ寒くなるので

できるだけのんびりと上って、汗をかかないようにしたかったのだが、仕方あるまい。

 

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毎年ルートは固定で、日ごろはめったに上らないロックガーデンの中央稜線。

夜中のこの辺りは猪がかなり多く、しかも寝床を騒がせるとかなり荒っぽいので、

別のルートは出くわす危険性が高いのと、

初日の出のため、この日の夜に限って登山客が多いので何かあっても安心なのです。

(といっても去年はおひとり滑落をしてお亡くなりになられて大変でしたが…)

茶屋を抜け、高座の滝の脇から山道スタート。

上り出しは重体とまでは行かずとも登山客がそこそこいらして、

慎重にパスしていきます。

高座谷との分岐をすぎ、ガシガシと岩場を詰めていきます。

1本目の鉄塔くらいまでは結構急なので息が上がる。

そこからは斜度は緩み、トレースに従ってずんずん進む。

風吹岩では、学生がたむろしていて、合唱しているのが超やかましい。

まあここはミーハーな人の来るところとはいえ、

こんなにやかましくされてはたまらない。

渋谷のスクランブル交差点やひっかけ橋じゃあるまいし。

静かに新年を迎えられないものか。

触らぬ神に祟りなしと、風吹岩は完全スルーして、先へ進みます。

横池の辺りはトレランの要領でペースを上げてクリアし、

途中で折れて聖地へ。

もうここ数年毎年来ているが、今年は誰もおられず独り占めでした。

 

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かなりペース上げてノンストップだったので、40分ほどで聖地到着。

6時前にはたどり着けたので、日の出前のマジックアワーにも間に合いました。

実は写真を撮るならば、初日の出の時間帯よりも、

まだ街灯が点灯している時間帯の方がよっぽどキレイなショットが撮れます。

ひとまず汗をぬぐい防寒対策をばっちりと済ませてから、撮影タイム。

ほとんど風らしい風も吹いておらず、ここ数年では一番穏やかでした。

それでもじっとしていると寒さがひたひたと全身を覆い始めるので、

魔法瓶に入れたお茶をちびちびと口にしながら、眼下の景色に酔いしれます。

ここからの景色は全く飽きることがない。

 

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6:30くらいになると、東の空がゆっくりと明るくなってきました。

東側には雲一つなく、最高のコンディション。

街灯が徐々に消えて地上が暗さを取り戻す一方、

空はどんどん明るさを増して、朝を迎えようとしています。

そうして、予定時間の7:05から少しだけ遅れて、

ようやく太陽が顔をのぞかせました。

眩いばかりの光線が解き放たれると、世界は一気に光に包まれていきました。

おめでとうございます!!おめでとうございます!!

 

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今年も、無事に初日の出を拝むことができました。

やはりこれを見なくちゃ新年を迎えたという実感が出ませんね。

今年もたくさんのお山に事故なく怪我なく行けることをお祈りをし、

聖地を後にします。

帰りは中央稜線がめちゃくちゃ混むのがわかっているので、

裏道の高座谷をひょいひょいと駆け下りる。

少しだけ時間があったので、下の滝の茶屋にておぜんざいを呼ばれる。

温かくて甘くておいしい。

 

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ということで、幸先の良い新年を迎えたのですが、

年末からのハードワークが祟ったのか、

4日にはひどい風邪をひいてダウンしてしまいました。

とほほ。