SEA MOUNTAIN2019 at 旧グッゲンハイム邸
4/29はおなじみの神戸塩屋の旧グッゲンハイム邸で、
わずかながら出演時間をいただいて、
生ライブ演奏をしてきました。
20歳の頃にプロの道へ進むも挫折し、
絶望して音楽から遠ざかり、
そのまま社会人となって忙しかったり、
自転車や山にどっぷり漬けで、
音楽を再び始めたのも5年前から。
といってももっぱら宅録ひきこもりで、
若いころは何度もライブに出たり、人前で歌ったりしていたけれど、
この頃はめったに人前で歌ったり演奏したりしていませんでした。
去年、北アルプスの山小屋で何度かみんなの前で歌う機会があり、
とっても緊張したけれど、すごい楽しくて、
音楽を共有する面白さもいいなあと久々に感じることができ、
細々ではあるけれど、もし演奏する機会があれば、
これから出てみようかなと思っていた矢先に、
この「SEA MOUNTAIN」が行われるということで、申し込んだ次第。
ほんの10分、3曲だけですが、自分にとってはかなりのチャレンジ。
世間は10連休ですが、
毎年GWはもれなく仕事(そのかわり夏に大量に休む!)で、
どうにか切り上げて塩屋の旧グッゲンハイム邸へ。
すでに朝から演奏会はスタートしていて、
総勢40組もの出演者がかわるがわる演奏されている。
みなさんどちらかというと、
ブルースやカントリー、オールドジャズ、
アメリカンルーツミュージックやアイリッシュなどの傾向が強いらしく、
ブルーグラスやマンドリン、バンジョーなどを抱えた人たちがあちこち。
自分は今日は普通に日本のポップスなので、
少々場違いなのかと焦りますが、音楽に垣根はない!?
旧グッゲンハイム邸はもう何度も通っているのでよく知っているが、
それにしてもこれだけの人は予想してなくて、
ちゃんと弾けるのかしらん???と、随分緊張してきました。
それ演者の皆さん流石に演奏がうまく、楽し気で、
こんな若輩者がしゃしゃり出て申し訳ないなと冷や汗をかく始末。
ああ、緊張します…
時間となり、2Fのステージへ。
マイク1本で弾き語り。
自己紹介をして、演奏スタート。
選曲はやはり自分の思い入れのある曲や、
大切な人の歌をぜひと考えていたのだけど、
神戸で演奏するのだから、
どうしても松本隆さんの曲を入れたかったし、
やっぱりスピッツもかませたくて、
まず1曲目はチャッピーの『水中メガネ』を。
ちょうどこの日はどんよりとした雨模様で、
どんよりとした海が目の前に広がっていて、
その感じと曲がシンクロしていきました。
ちょっとフレッシュ以降、喉の調子が悪かったのだけど、
高音部もしっかり出せました。
つづいて2曲目は森ゆにさんの『星のうた』。
先日の京終での「結び音」で生で歌を聴いて、
ああ、すごくいいなあ、弾いてみたいなと思って、
耳コピしてたら、
奥さんがその曲すごくいいから、
ぜひやってみればと勧めてくれたので。
ラストは、この塩屋の海の見える洋館でぜひとも弾きたかった
原田郁子ちゃんの『海からの風』。
今年のお正月に、作詞をされた作家のいしいしんじさんの新年会で
図らずもご本人の前で演奏させてもらった曲で、
この旧グッゲンハイム邸を拠点としてる
三田村管打団?のみなさんも、
何年か前に郁子ちゃん、いしいさんと共演して
この曲を演奏されています。
最初、とにかく無我夢中で、
間違わないようにと演奏に集中して、
ほとんど頭真っ白でしたが、
途中から客席の様子とか、
部屋の空気とかを少しずつ感じられるようになって、
間違わないように弾くのも大事だけど、
やはり思いを込めて歌うのが一番だと開き直って歌い切りました。
(奇跡的にノーミスでした汗汗)
演奏後、MCの方や、演奏を聴いてくださった方から、
スゴイ素敵な声で、素晴らしい歌でしたと言っていただき、
拍手をいただけたので、本当にありがたかったです。
終演後は、一気に力が抜けてヘナヘナになりました。
自宅でのびのび、ノーストレスで弾いていのとはやっぱり違います。
いやあ、もうどっぷり疲れました@@@
やっぱりこういうパフォーマンスするという事にも慣れていかないとなあ。
緊張は誰でもどこでもどうやってもしてしまうものだけど、
それも含めて楽しみながら歌ったり演奏できるってところまでいかないと、
やっぱり伝わり方が全然違うと思うから。
でもひとまず今日のところはよく頑張りました!
終演後、しばらく他の演者さんの演奏を聴いてのち、
元町へ移動して松本先生御用達の「木馬」さんで
ひとりささやかな打ち上げ。
また何かどこかで機会があれば、演奏しようかなあ。
『水中メガネ』by Chappie
『星のうた』by 森ゆに
作詞・作曲:森ゆに
『海からの風』by 原田郁子
作詞:いしいしんじ・作曲:オオハタユウスケ