記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

せなけいこ展

絵本大好き一家としては、外せない催しが梅田阪急で。

せなけいこ展」です。

切り絵を張り合わせた素朴で味わい深いタッチの絵が本当に可愛らしい。

ねないこだれだ』『いやだいやだ』『ふうせんねこ』『おばけのてんぷら』

などなどなど、挙げればきりがないほどわが家にも作品がいっぱいあって、

大好きな作家さんです。

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色々な作品や、それにまつわる背景や解説があって、

子どもたちよりも奥さんがとても盛り上がっておりました。

切り絵にするための、

ストックの紙(百貨店の包装紙やチラシなどの裏紙)がたくさんあり、

それらをまず収集するところから作品作りが始まっていて、

とても興味深かった。

 

そしてせなさんの作品には、

子どもたちに向けての温かいまなざしに溢れていると同時に、

やんちゃでわんぱくで、時として邪悪な子どもたちに、

愛情と辛抱でもって接しながら、

一生懸命子育てをしているお父さんお母さんへの

リスペクトやねぎらいの念がにじみ出ていて、

そこが大人になった我々でも、ああ面白いなあ、素敵だなあと、

飽きることなく作品を愛し続けているポイントなんじゃないかと思います。

 

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それにしても、それにしても

滅多に散在しない奥さん、

ここぞとばかりにグッズ売り場で目を輝かせながら、

びっくりするくらいいろいろ買い込んでおられました。

本当に絵本好きなんだね。

まあ、こういう時くらいはパアっとね!!