記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

10000人の第九 レッスンスタート!!

アンサンブルズ東京と前後するようにして、

2019年下半期の新しいチャレンジがスタート。

世界の佐渡裕さんが指揮を務める

「10000人の第九」については名前だけは聞いていたのですが、

たまたまテレビか何かでPR番組を見て、

こういうアカデミックな音楽にも挑戦してみても面白いかも、

ならば長女と一緒にやってみようということになり応募。

なかなか倍率も高いらしいのだけど、無事に受かりました。

 

ここからが大変で、12月頭の大阪城ホールでの本番までに

3ヶ月間でほぼ週1ペース全12回のレッスンに通わないといけません。

そのうち10回以上の出席でないと本番には出ることができず、

色々な事情でお休みできるのは2回だけ。

なのに、大事な大事な初回1回目を東京遠征でお休みしてしまい、

1週分レッスンが遅れた状態で、翌週はじめてのレッスンに参加。

 

f:id:arkibito:20190827185247j:plain

 

合唱なので、ソプラノ、テノール、バス、アルトと

色々なパートにわかれていますが、

親子の場合は、親のパートに合わせるため、

我々はテノール(高い声域の男声パート)で参加となりました。

 

そうしてレッスンスタート。

まずは、大きく息を吸って体を整える運動をしたり、

姿勢のチェック、声を出す練習など、準備体操を入念に。

できるだけ喉(声帯)に負担をかけずに、

大きな声で、しかも響かせるように歌うためには、

効率的かつ自然な体の使い方をしっかり意識することが大事なんですね。

 

それから、休んでいた前の週にレッスンがあった部分の練習がスタート。

各パートごとのチェックや、別々のパートとの掛け合わせをしながらなど。

何度もこのイベントに参加している方もいらっしゃるし、

音楽的教養が備わっている方々ばかりなので、

みなとても上手で、びっくり。

我々ど素人が大丈夫かしらん???

 

先生のご指導も、とても本格的で、かつハードで、

シビアなポイントまでしっかり指摘が入り、

(と言ってもさすが先生は口ぶりは穏やかかつ優雅で、的確!)

これは、ちょっと甘く考えていたなあと。

いやあ!!これがアカデミックな音楽なんだ!!

 

第九は誰でもが少なくともなんとなくは知っている曲だけど、

いわゆる主メロ(ソプラノのパート部分)しか大体は頭に入っていなくて、

当然テノールは別のメロディーラインを持っていて、

それが全然頭に入っていないので、

他の参加者のうまい人の声に追随するようにして、

少しずつ覚えていくしかない。

(本当はCDかなにかでちゃんと予習しておくべきだった…)

 

メロディーラインを習得するのと同時に、

超難解なドイツ語の発音もマスターしないといけないのだが、

これがまた本当に大変!

子音の出し方、末尾の音を明確に残すなど

細部にわたる指示をその場で楽譜にメモメモ。

これは確かに週1でレッスンが必要だわ。

 

f:id:arkibito:20190827185154j:plain

 

ということで、あれやこれやと四苦八苦している間に、

あっという間に2時間のレッスンが終了。

なかなか大変だし、問題山積だけど、

各パートがピタッと合えば、これは相当気持ちいいに決まってる。

難しさや大変さと同時に、面白さも少しずつ感じてきて、

これはもうやるっきゃない!!