記憶の残滓 by arkibito

「マジメにアソブ、マジメをアソブ」をモットーに、野山を駆け、コトバを紡ぎ、歌う。

かなさん presents 山呑み会 at 天満

先日急遽、天満にて関西の若手の山師さんたちの集まる会にお邪魔。

20代の人達が多い中、おっさん1人混ぜていただき、

ちょっとの間でしたが、お話しできました。

みなさんキャリアはまだ5年前後くらいの人が多いのだけど、

山関連のブランドにお勤めの人や、

自給自足の暮らしぶりを模索するような人ばかりで、

ビジョンがしっかりあり、

大胆なチャレンジをしている人ばかりで、いい刺激になりました。

若いうちは、何でも手を出して、

若さを武器に色々耕したらいいと思います。

 

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自分もまだまだ負けていられないなあというライバル心も

当然まだまだ燃やしつつではありますが、

最近では自分のことよりも、

こういう若い人たちがやりたいこと、トライしたいことを

積極的にやらせてあげられるようなそんな後押しだったり、

道すじをどうやってつけてあげれるだろうかという事の方に

ウエイトが向きつつあります。

正直、自分が楽しむ分については、

もはや自分でどうにでもいかようにもなるから

全然そっちに力がいらないというのもあるけれど、

やはりいろいろ経験を積んでいくと

(ただし、ただ年を取ったという事ではないということが肝心)

プレイヤーとしてよりもマネージャー的な視点に

自然となってしまうのだろうか。

いずれにせよ色々な輪(山のコミュニティだけに限定せず)を繋げて、

色々な人、意見を混ぜ合わせて、

楽しい化学反応が起きたら面白いね。

 

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で、今回のの主催は、

去年の山岳パトロールで起点としていた朝日小屋で

バイトをしていたかなさん。

久しぶりの再会でした。

トロール最終日の夜、即席コンサートで、

自分のギター伴奏に合わせて彼女が唄ってくれたのは、

本当にいい思い出。

 

彼女、実はなかなかスゴイ子で、

奥多摩から松本までのロングトレイルを女子2人組で歩いたり、

北鎌のクラシックルートから槍・穂高連峰を全縦走したり、

台湾やニュージーランドの山々へ遠征に行ったりと、

アグレッシブな彼女は、

山の世界でちょっとしたアイドル的な存在になっています。

 

年齢的に、色々将来のこととか、

現代の大量消費社会のレールに乗っからずに、

自給自足的に山や自然と暮らしいきたいという思いを

どうやって実現していくか、といった悩みがあって、

色々お話ししたりアドバイスしたり。

まあ既定路線で社会人になった同世代でも、

ちょうど一度は挫折して会社辞めたり、色々してる頃だし、

全然周りから出遅れているとか心配いらないからと

エールを送らせてもらいました。

まあ無責任っちゃ無責任な意見かもだけど、

30までなら、あれこれやっても本当にどうにかなる。

そこまでに自分で可能性や選択肢を狭めたら、

もう残りの人生のふり幅が減るだけだと個人的には思っている。

むしろ敷かれたレールに乗らずに、

必死で藪こきしてあがいてきた方が、

視野も地力がついたりするしね。

まあ日本もこんなご時世だし、

安心安全なんてどこにもないんだから、

誰でも替えの効くコマにならず、

唯一無二の存在になればよいよ。

そのためには小さくまとまるな!ということです。

ただし、人と違う道を行くというのは相当の覚悟がいる、

そこの腹をくくれるか。

(腹くくらずに幾つもエスケープルート作る手もあるけどね笑)

 

いずれにせよ彼女は自分で考え、世界に飛び込んで、

とりあえずやってみるということができてるから、

全然心配してない。

次会うときはきっと、

また一回りも二回りもでっかい人間になってるだろうなあ。

ということで、またお会いましょう。

 

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