中書島紅白歌合戦 at 延歌スタジオ 歌基地
ようやくブログ版も一部超大型記事を除いて12月に入りました…
去年の年末、いんえいらいさんのあやこママに誘われて参加した
それは実はスピンオフで、
実はもっと壮大で魑魅魍魎としたビッグイベント、
出町柳の歌合戦ですら、あまりにディープで面白過ぎたのに、
気になるではないか!!
と思っていたら、お誘いをいただき参加することに。
しかも、歌合戦は2部制で、1部目は、京都屈指の猛者が集い、
伏見組と出町組に分かれて、血で血を争う激しい歌合戦の本戦、
2部目はフリーで参加者が1曲ずつ披露するというもの。
いやあ、ガチやないですか。
と、戦々恐々としていたら、ママ推薦で、
何と本戦に出場することに@@@
マジか!?
しかも、後日送られてきたイベントポスターがこれ。
いやん、全然気が抜けない、手も抜けない。
全力で行かないと大怪我するやつ!!
で、本戦とフリーと2曲、何を歌うか、めちゃくちゃ思案しました。
年代的には自分と同じくらいの人が多いので、
盛り上がるのは必然的に’80~’90年代のヒットソング。
自分にとっても思い入れのある曲が目白押しですが、
衣装のリクエストもあり、それらも頭に入れつつ、
熟考に熟考を重ねた末に、
本戦ではTM NETWORKの『GET WILD』、
フリーではCHAGE&ASKAの『LOVE SONG』に決めました。
図らずも、いろんな事情で現在は本物を拝めないグループ同士。
で、わが家の工作部隊の頼れるブレーンである奥さんと
大真面目に衣装をどうするか話し合いの末、
とりあえずGET WILDは、冴羽亮で行くしかないとなり、
とそれらしい水色のジャケットと、
夏に金栗四三さんになるために初坊主にした頭がまだ全然伸びておらず、
とりあえず宇都宮っぽいヅラをポチ。
インナーの赤シャツは去年のGパトのユニフォームで。
まさかこんなところで役立つとは!!
それに加えて、おもちゃの拳銃を小道具に。
(100tハンマーは探したけど見つからず…)
一方のチャゲアスは、ジャケットはそのまま転用し、
インナーを変えて、その中に肩パット入れて張って、
トレンチコートに帽子でどうにかASKAらしく。
ただ、最大の問題は、相方のチャゲです。
カラオケにはハモリ機能があるから、一人で歌ってもよいのだけど、
やっぱり、チャゲのハモリがないと、魅力が半減以下になってしまう。
といっても、いきなりそんなことを頼める人もいないし、
何より、あんな高音で難解な裏メロディーを歌える人なんてそうそういない訳で…
んん、ちょっと待てよ、一人だけいる。
去年、戦メリの衣装で大いに沸かせてくれた水樹さん!!
たしかチャゲアス大好物だったはず。
日頃もライブ活動に忙しくされているし、本番は絶対に強い。
本番1週間前にいきなりも無茶ぶりだから、断られるかもしれないけれど…
一縷の望みで、お願いをしてみたら、2つ返事でOK!!
こりゃあもう、鬼に金棒、盛り上がるのは間違いない!!
ということで、当日。
ちょうど個展の会期中で、忙しくしていて、
喉の調子は正直万全ではないけど、どうにか気合で乗り切ります。
そしていよいよ決戦の地、中書島へと降り立ちます。
ド昭和丸出しの歌基地さんに突撃!!
なんと吹き抜け2階席まであるオオバコで、しかも超満員!!
京都の様々な分野で活躍する怪しい人たちが一堂に会していて
それは壮観でした。いやあ、ディープすぎる@@
入店して、まずは受付。
すぐにママを見つけて、色々とお話し。
すると、今日はトリでお願いしますとのこと。
ふぇ?いやああ、マジで!?責任重大ですやん。
スタート時間前に、一度、
1番だけマイクテストで歌うことになっていて、軽く歌う。
それからスタートまでに、楽屋の方で衣装に着替えて、
開場に戻ってくると歌基地のママが腹ごしらえしときと、
カレーを出していただいて本番に備えます。
酒は歌い終わるまでは我慢!!
そして、いよいよ
ご存知、移動する焼き芋屋・竹村さんの司会進行で
紅白歌合戦スタートです。
そこから、自薦他薦で選ばれた猛者中の猛者たちの歌合戦がスタート。
みんなガッツリ盛り上げております。
みんな流石の歌ウマぞろいなのはもちろん、
一級のエンターテナーぞろい。
みんなスゲー、スゲー!!
本戦には、いんえいらいさんでおなじみの面々もたくさん出場されていて、
合いの手を入れたり、拍手喝采。
あとでご一緒する水樹さんは、なんと1人バービーボーイズ!!
なんと右半身がKONTA、左半身が杏子のコスプレという、
超難度の大技を事も無げに決めている。
そんなこんなで、のっけから熱気ムンムンの会場のボルテージは、
うなぎ上り。
一方、ますますキンチョー気味の私は後方でひっそり待機。
そしていよいよ自分の出番。
とりあえず吹っ切るしかない!!
みんな大好きなGET WILDだから、
きっとみんな乗ってくれることを信じて、ステージへ。
そして、かの、謎多きと称されるウツダンスを踊りながら、
颯爽と、アスファルト、タイヤを切りつけながら、暗闇を走り抜けます。
そこから、スポットライトが眩く降り注ぎ、
拍手と声援とが入り混じるステージで、無我夢中。
とにかく歌いきるの一心不乱でした。
サビでも、あのB'zの松本孝弘も踏んだ、
超絶にダサいステップを踏みながら、
ゲワイ!!ゲワイ!!
間奏では、いよいよ忍ばせていた拳銃を出して、
バンバンと撃つ真似をしながら、1階2階に乱れ打ちすると、
みんなちゃんと撃たれてくれて、流石関西のノリに脱帽。
いやあ、ありがたい!!
皆さん大盛り上がりしてくれたおかげで
なんとか無事に歌い上げることができました!!
あざーす!!
そして無事に本戦の全員が唄い終わり、勝負の時。
まずは歌基地のマスターさんの軍配だったのですが、
どっちも素晴らしいと引き分け。
続いて本会の会長さんの配は…伏見組の勝ち!!
ということで、見事我々が勝利しました。
まあ正直、どっちが伏見でどっちが出町なのか
わからないほど入り乱れていたし、勝ち負けなんかよりも、
この演者の本気ぶりと会場の盛り上がりぶりを考えたら、
もうここにいるみんな勝ち!!
さて、余興としての歌合戦で大いに盛り上がって、
ここからはこの日の参加者が
順番に1曲ずつ歌うフリータイムへとなだれ込みます。
初っ端は、会長さんとあやこママのデュエットで『ロンリーチャップマン』。
妖艶で仲睦まじいムードの中、激しく歌い上げていると、
後方からドンピシャのタイミングで会長の奥様!!
会場は今日イチの大爆笑でした。
そこからはランダムに入力された曲順に歌っていきます。
みんな、やっぱり世代か、最近の曲よりも80~90年代のヒットソングや、
同じバックボーンや同じ時代の空気を吸ってきたからこそ生まれる一体感、
そして、みんな長年歌い続けて磨き上げられ年季の入った歌声が、
響き渡ります、染み渡ります。
個人的にシビれたのは、K君捨て身の尾崎豊。
途中おもむろにジャケットを脱ぎ捨てながら振り向くと、
胸元には堂々たる「無職」の文字。
すかさず会場から大きな声援が飛びます。
ガンバレ若者!!
それにしても、昨今、
若者の忘年会離れがよく取り上げられますが、
そんな時流はどこ吹く風。
ここではみな、胸襟を開いて、まさに無礼講で、楽しんだもの勝ち。
むしろ、京都人でもなく、外様なワタクシが、
こんな沼のど真ん中に混ぜていただいていることが光栄ですらある。
少ししてエントリー待ちに自分の曲が出てきたので、
一旦楽屋にはけて、衣装替えして、出番を待ちます。
早くもチャゲになり切ってスタンバイ。
といいつつも、実は歌い合わせ全くなしで、ぶっつけ本番です!!
ドキドキ@@
そして2度目の登板がやってきました。
マイクスタンドをセットして、立ち位置もばっちり。
そしていざ屈指の名曲『LOVE SONG』
1番目から、ASKAになり切って、
MVを見て研究した身振り手振りを交えつつ丁寧に歌います。
そしてサビから、チャゲのハモリが重なる!!
抱き合う度にほら (secret river side)
欲張りになって行く (we can't go back)
君が想うよりも 僕は君が好き
ファーストインパクトからバッチリハモリが決まって、
気持ちよく歌い上げれたことで、
完全に安心して、そこからはもうとにかく
全力で歌い上げることに夢中になりました。
いやあ、もう最高です。最高に気持ちよかった!!
何より、いきなりの無茶ぶりに、
見事なチャゲぶりで応えてくれた水樹さんに大きな拍手を!!
歌い終わって、席へ戻ると、
岡さんやら、周りの人たちから次々に
「よかったよ~」「最高でした~」「ASKA降りてきたよ」と
声をかけてくださり、
それから少し落ち着いた時に、歌基地のママが急接近してきて、
なぜか耳元で小さな声で
「あんた、よかったで。グッときたわ」と言っていただき、
照れくさいやら嬉しいやら。
こちらこそみなさんの声援ありがとうございました!です。
そこからも歌はどんどん続き、
自分は無事に出番を終えたので呑みモードにスイッチして、
ハイボールをあおりまくり。
そんなこんなで、あっという間に時間は過ぎて、
本当はオーラスまでいたかったのだけど、大阪に帰らねばならないので、
なくなく時間切れで中座です涙
いやあ、楽しかった!!
これ、M1じゃないけど、
壮大な予選会を兼ねて月イチか半年に1回でもやったりとかしないかなぁ。
しないかぁ笑。
確かにものすごいエネルギーいるけど、
それだけのエネルギーをバンバン浴びるほどもらえる
すんごいイベントでした。
あやこママをはじめ運営のスタッフのみなさん、
そして歌基地のみなさん、
そして魑魅魍魎、奇々怪々のツワモノのみなさん、
最高の年忘れありがとうございました。
また来年!!