バーガー宴2018
今年も審査員として参加してまいりましたバーガー宴。
台風の影響で順延となり、冬目前の開催。
開催地が大山の標高800mの博労座ということでしたが、
全国からえりすぐりのバーガーを目当てに
この季節としては驚くほどの数のお客様が来場していただきました。
初日は大雨でなかなか大変なコンディションでしたが、
2日目はスッキリと晴れ、熱気を帯びたグランプリになりました。
錚々たる顔ぶれの審査員人に交じって、
真剣勝負で挑んでくる全てのバーガー団体に対して
こちらも真剣勝負で臨みました。
単においしかったかどうかではなく、
一過性のイベントにとどまらない事業の継続性、
あるいは周辺の生産者や行政なども巻き込んで、
地域活性にどれだけ貢献しているかという点も含めての審査は
なかなか難しい!
その上に、良い悪いのジャッジで終わらせるのではなく、
各バーガーの弱点を改善できるか、
事業としてどうすれば軌道に乗せることができるかという
今後のアドバイスとなるような視点で吟味しなければならないので
責任重大です。
それでも集まった各分野のプロ中のプロの豊富な経験と視野で
自分もナルホドと思うような意見や解決策を出し合い、
非常に有意義な経験でした。
結果、グランプリは地元・鳥取のYAZUバーガーの連覇で幕を下ろしました。
どこかのユルいGPとは違って、お客様の投票とは別で、
我々審査員票が設けられているのは、
出店者による組織票を防止するとともに、
出店者がわずかな接客時間ではお客様に伝えきれない思いや努力、
地域貢献度といった部分までを拾い上げて総合的に評価するためです。
手前味噌ですが、それだけの徹底した評価方法で採点するようなイベントはほかにありません。
そしてその厳しい審査を経て見事な順位、賞を受賞した
バーガーにはそれだけの実力や理由がちゃんと備わっているのです。
しかしこのイベントは始まりにすぎません。
最終的な目的としては、これを足掛かりに、
実際地元に末永く根差して、バーガー文化が根付くことであったり、
バーガーを通じて観光客誘致や、生産者の受け皿となることで、
地域の活性化を実現することです。
ということで、これから一層の精進を期待します。
ガンバーガー!!